今日は、クリエイティブ方面な精神的なお話です。

「ファンを作りたいなら、変態妄想を比喩で語ってみよう」、というお話をしてみましょう。

 

どうすれば、自分独自のファンができるのか

自分なりのビジネスをうまく立ち上げたい場合、やっぱりファンの存在は大切ですよね。

ファンがいれば着実に買ってくれるので、売り上げも安定するし、だからこそ安心して作り続けることができるわけで。

 

でも、そういうファンってどうやったら作れるのか、という問題があります。

「自分のファンとなる客層を作りたいけど、どうやって作ればいいのか分からない」みたいな。

 

そういう場合の一つの方法として、「変態妄想を比喩で語ってみる」というのもいいかもしれません。

すると、「実は私も好きでした」というファンが出てきて、売れることもあるように思います。

 

小学生のランドセルの大きさを伝えたい!

ってことで、今日の興味深いツイートをご紹介。

 

見ての通り、小学生のランドセルの大きさについて、そのかわいさを語っているんですが。

低学年はカタツムリのように背負われている感がかわいくて、高学年は逆に小さく見えるのがかわいい、みたいな。

「結局美少年なら何でもええんやろ!」とかツッコミを入れたくなるんですが(笑

 

で、こういうのを見ると、「変態妄想を比喩で語ってみる」というのが有効になるように思ったりもします。

 

変態妄想をだだ漏らしにしてみよう

まずは、「変態妄想に価値がある」ということですね。

上記のツイートだって、脳内妄想が炸裂してますよね(笑

でも、こういう妄想がいいんですよ。

すなわち、リアルな小学生とかランドセルがかわいいというよりも、この人の妄想が魅力的、ということです。

 

だいたい普通の人は、小学生の体格とランドセルの比率なんて全く考えないですよね(笑

だから、小学生が背負ったランドセルには、普通の感性では萌えなんか感じないものです。

 

でも、上記のツイートを見ると、なんか魅力的に感じてしまうんですよ。

すなわち、私たちは「この人のフィルター(脳内補完)を通して見る世界が、魅力的で面白い」わけです。

自分にはない感性で、自分のフィルターとは違った面白さや魅力を伝えてくれるから、「もっと味わいたい」と思うんですよね。

 

脳内妄想に価値がある

で、だいたいそういう妄想って、変態妄想なものなんですよ(笑

そして私たちは、そういう何らかの好みのフィルターを持っているものです。

上記ツイートのように美少年を脳内妄想していたり、人によっては感動場面をよく妄想していたり、緊迫感のある戦闘シーンとか、ホラーな恐怖を妄想していたりするものです。

 

でも、そういう脳内妄想こそが、自分なりの「現実をより面白く感じるためのフィルター」なんですよね。

 

なら、そのフィルターを通して見た世界を、人に見せてあげればいいわけです。

自分が楽しめているんですから、他の人も楽しめるものです。

すると、そのフィルターを介して見たものを提供すれば、喜んでくれて、ファンができると分かります。

 

比喩をすることで、フィルターを伝えられる

ここで重要になるのが、「フィルターを持たない人に、フィルターを通して見た世界を分かりやすく伝えること」です。

そのために、私は「比喩力」が重要じゃないかと思っています。

 

ほら、よく「自分の好きなことを伝えたいけど、語彙力が足りない。だから好きなことをうまく伝えられない」とか言うじゃないですか。

でも、実はそれは、語彙力の問題ではありません。

より正確に言うと、比喩力の問題になります。

 

相手の常識外のものは、相手の常識で説明しなければならない

というのも、「相手の常識にないもの」を相手に伝える場合、それを説明する語彙なんてないんですよ。

だって、相手はその語彙そのものを持たないんですから。

相手に伝えるには、「相手が知っているもの」で説明しなければ、理解してもらえません

 

例えば私が海の魅力を伝えたかったとしても、相手が海を知らなかったら、どんなに言葉を尽くしても伝わりませんよね。

でも、もし相手が湖を知っていて、それに好感度を持っている場合、「海って、対岸が見えないほど大きな湖だよ。イメージしてごらん」と説明できます。

すると、すんなり「それなら海って、魅力的だね」と理解してもらえるわけです。

 

それとか、私はこのブログで新しい考え方をよく説明していますが、私の語彙はとても制限しています。

というのも、語彙は少ない方が、分かりやすくなるからですね。

じゃあなぜ理解できるのかというと、身近なたとえ話で説明しているからです。

このブログでも、よく「例えば~」、「~ですよね。それと同じです」とか言って、説明してますよね。

それは、相手の中にない常識を説明する場合、比喩(相手が知っているもの)で説明しなければ、理解してもらえないからです。

 

どんな変態妄想でも、相手に理解してもらえる

この比喩の威力が理解できれば、どんなに変態妄想だったとしても、相手に理解してもらえるようになります。

まぁ好みかどうかはさておき、「確かに、そういうのを面白いって感じる人はいるよね」と受け入れてもらえるようになります。

 

上記のランドセルの大きさの例でも、「美少年」という比喩(私たちが知っているもの)で説明されると、ランドセルの大きさですら魅力的に感じられると。

美少女が好きな人には美少女でたとえればいいですし、渋いオッサンが好きな人は、渋いオッサンでたとえるといいでしょう。

「かわいい子は、何を着てもかわいく見えるよね。それと同じで、美少年の場合、どんなランドセルサイズでもかわいいよね」

「渋いオッサンって、どんな帽子を着せてもさまになるよね。それと同じで、美少年の場合、どんなランドセルサイズでもさまになるよね」

そう伝えると、好みかどうかはさておき、「分かる!」と理解してもらえるわけです。

 

まとめ

この原理が分かれば、自分の変態妄想を周囲に受け入れてもらえるようになります。

言い換えると、自分独自のファンができないのは、「自分独自のフィルターを提供できていない」か、もしくは「うまい比喩で伝えられていない」かのどちらかじゃないかと思います。

 

自分のフィルターを提供できれば、周囲との競争を避けることができて、自分なりの強みを発揮できるようになります。

そして、そういう自分のフィルターは「他人の常識にないもの」なので、他人が理解できる形に変換してあげる必要があります。

だから、比喩を用いることで、理解してもらえるようになると。

 

すると、批判も少なくなって、逆に「この人のフィルターをもっと味わいたい」と感じる人が出てきます。

そうすることで、ファンもできるし、売り上げも安定するんじゃないかと思います。

 

ということで今日は、「ファンを作りたいなら、変態妄想を比喩で語ってみよう」、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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