今日は短めに、生き方のお話です。
悩みは減らすよりも、むしろ増やす方が現状から出られる理由を語ってみましょう。
悩むことは悪いことなのか
世の中では、「悩みや迷いは悪いことだ」みたいな風潮があるじゃないですか。
悩むだけ時間の無駄だとか、迷わない方がいいとか、行動が大切だとか。
だから、「悩まないようにしよう」とか、「悩まない生き方を」、「できるだけ迷わないように」みたいな方法論が多くあるんですが。
でも最近の私は、「悩んでいい。迷いながら進めばいい」と思うようになりました。
なぜかというと、悩みや迷いは、可能性と同義だからですね。
悩みは可能性の数ほどある
未知の世界に出る場合、その過程では大なり小なり迷う段階があります。
裏を返すと、現状内に居続ける場合、悩むことはありません。
私たちは「今までの最善の方法論」を使い続けることで、まぁ世の中が変化しない限りは、現状を維持できます。
実際に「悩まないようにしよう」として選んだものって、ほぼ確実に現状維持になるものですよね。
でも、そこで新たな可能性が私たちにもたらされるから、「そういう生き方、手段もあるんだ」と悩みが生まれるわけです。
つまり、「悩みをどんどん得られる」イコール「それだけ新たな可能性に触れている」とも言えます。
だから、可能性に触れるほど私たちは多く悩むことになるし、現状から出たいならば、悩める方がむしろいい、ということですね。
実際に、「どの手段にするのか悩める」というのは、嬉しい悲鳴だとも言えます。
本当に苦しいのは、手段がないことなんですから。
「可能性を管理する」という発想
そこで私が提案したいのは、「自分の可能性を増やして、その可能性を管理する」という発想です。
悩みが可能性を意味するのなら、可能性を増やして、ひとつひとつの可能性をうまく管理しましょうよ、ということです。
可能性と言わずに、「希望」とか「手段」と表現してもいいかもしれません。
で、新たな可能性が有効であるほど、比較的悩まずに、すぐにでも優先順位を決められるでしょう。
一方で、トータルで見て現状と大差ないものになるほど、長期的に悩むことで保留状態にすると。
なら、悩んで保留にすること自体にも、意味があると分かります。
だって長期保留にしておくことで、その間に第3の解決策が見つかって、そっちの方がいいことだってあるんですから。
なので、甲乙つけがたいものについては、「第3の道がある。この両者は長期保留の方がいいと判断している」もしくは「即決しなきゃいけないなら、どっちでもいい」と認識するのもいいでしょう。
すると、悩みをうまく管理できるかと思います。
まとめ
なので現状から出たい場合、「悩みを減らそう」とするよりも、「もっと悩みを増やして、管理しよう」とするのもいいように思います。
悩みの数は、可能性や手段の数と同義だということですね。
裏を返すと、「私はもう、二度と迷わない」って、死亡フラグでしょ(笑
確かにそうすれば、他のリスクなんて考えずに、全力で突っ走れるでしょう。
でもそれは、一つの方法論を盲信することになります。
なので、もし何らかの前提条件が変化して、想定外のリスクが生まれた瞬間、一瞬で破綻してしまうと。
だから現状から出たい場合、悩んだり、迷いながら進むのでいいように思います。
悩みを減らすのではなく、むしろ増やせばいいんだと。
すると手段を多く得られて、より幅広い対応ができるかもしれません。
ということで今日は、悩みは減らすよりも、むしろ増やす方が現状から出られる理由について語ってみました。
今日はここまで~。