今日も生き方のお話です。
なかなかうまくいかない場合、いっそすべて流れに乗ってしまうのもアリかも、というお話をしてみましょう。
ここ最近は「波」とか「流れ」のお話が好きですが、今日もそんなお話です。
うまくいかない時は、どうすればいいのか
なかなかうまくいかなかったり、調子が悪かったり、不運が続いたりする時ってありますよね。
そういうときは、焦ったりイライラして、「なんとかペースを取り戻さなきゃ」、「もっとハイペースにして、損失を取り返さなきゃ」としやすいんですが。
以前の私は、「現状から出るには、流れに逆行して、突破しないといけない時もある」と思っていたんですよ。
でも最近の私は、「いっそすべて流れに乗ってしまうのもアリかも」と思うようになりました。
これが分かると、「流れに逆行せずとも、現状から出る道もある」と分かって、新たな可能性が見えるかもしれません。
「悪い流れに乗ると、もっとひどくなる」は本当か?
普通、「流れが悪い時に、その流れに乗ると、もっとひどいことになる」と感じますよね。
例えば制作が進まなくて焦っている場合、「もっとペースが落ちると、もっとひどいことになる」と感じたり。
もしくは、モチベーションが落ちてきている場合、「もっとモチベーションが落ちたら、もっとひどいことになる」と感じるかもしれません。
そして、「悪い流れに乗ると、自分はもっとダメ人間になる」と感じてしまうと。
でも、ここでちょっと冷静になって考えてみましょう。
「うまくいかない時」って、手段や目標、タイミングがかみ合っていないから、うまくいかないんですよね。
うまくいくことを、うまくいくタイミングでできれば、うまくいくし、焦りもしないし、モチベーションも出るんですから。
いやもう、当然のことですが(笑
「流れに逆行する」のは、適切な手段か?
そんな中で、うまくいかない時に「流れに逆行する」というのは、「今までの手段をもっと頑張ろう」ということを意味します。
手段や目標、タイミングがかみ合っていないからうまくいかないのに、「今までの手段をもっと頑張ろう」というのは、ちょっと違いますよね。
もちろん、「頑張り続ける」もひとつの手段ですし、続けていることで状況やタイミングが変わって、うまくいくこともあるでしょう。
でも、「今の手段を続けること」は、多くある手段の中の一つに過ぎません。
特に、「長期的に続けても変わらないこと」ほど、別の手段を執る方がよさそうだと分かります。
流れの意味を読み取って、流れに乗る
ならば、そういう「うまくいかない時」は、「これは、こういうことなのか」と流れの意味を読み取って、流れに乗るのもいいように思います。
そしてその「流れの先」を見ることで、根本問題が見えてきます。
例えば周囲から「お前はこの社会にいらない」と迫害される場合、「その社会は、私たちの個性を評価しない」ということを意味します。
その場合、長期的に迫害され続けるほど、「別の社会に移る流れがある」と分かるし、その流れには乗る方がよさそうだと分かります。
というのも、個性を変えるのは難しいし、個性を殺して周囲と同じようにしても、苦しい上に劣った状態になり続けるのは目に見えているからで。
だいたい迫害された場合、「自分を変えよう」とするタイプほど、迫害されないようにすでにいろいろ試行錯誤しているものなんですよ。
それでも「お前はいらない。お前は無能で役立たずだ」と迫害され続けるということは、「表面的な試行錯誤ではどうにもならない次元である」ということです。
なら、「迫害される」という流れに乗るならば、「別の社会に出る方がいいのかも」と検討できます。
その「流れの先」を見ることで、根本対処ができるわけですね。
なぜペースが落ちることが、焦りにつながるのか
他の例で言うと、例えば「進行ペースが落ちている」と焦りを持っていたとしましょうか。
でもこの場合、「進行ペースを落とす流れがある」と分かります。
なら、「なぜペースが落ちることが、焦りにつながるのか」ということです。
すると、その先には「ペースを落とすと、自分はもっとダメ人間になる」という思い込みがあると分かるかもしれません。
「目標を達成できないダメ人間」とか、「お金持ちになれずに、みすぼらしい状態の自分」みたいな、そういう自分を認めるのが怖いんじゃないかと思います。
でもよくよく考えてみると、「なぜ目標を達成できないと、ダメ人間になるの?」、「なぜお金持ちでないと、ダメ人間なの?」ということです。
すると、「ペースが落ちているのが問題」というよりも、「なぜダメ人間になることを恐れているのかが問題だ」と分かります。
つまり、より根本問題に気づけるわけです。
なら、「ペースを落とす」という流れを見ると、「ダメ人間になること」に向き合うことになります。
すると、その流れの先を見ることで、「なぜ目標達成できずに、お金持ちになれなければダメなのか」と思い込むようになった根源に向き合えるでしょう。
そしてその心理的な根本問題を対処することで、「ペースを上げなきゃ、目標を達成しなきゃ」という焦りを消せるかと思います。
ネガティブ側に向き合う
最近の私は「波」という考え方が好きなんですが、まさにこれです。
「波」の根底には「陰と陽」という考え方があるんですが、「なぜネガティブ側が悪いと思い込んでいるの?」ということです。
物事がうまくいかない場合、「自分の中の思い込み」と「現実」が違うから起きることです。
その「現実」を教えてくれるのが、「流れ」です。
上昇も下落も、本来は「どちらがいい、悪い」というものではなく、片方がもう片方の要因になります。
「活動することが休むことの起源になる」し、「休むことが活動することを起源になる」とも言えます。
ポジティブはネガティブによって生まれるし、ネガティブによってポジティブは生まれます。
「卵はニワトリを生み、成長したニワトリは卵を生む」というのと同じです。
「流れの先」を見ることで、根本問題が見えてくる
ならば、なぜ片方だけをそんなに恐れるのでしょう?
本来なら、休んで活動して、失敗して成功して、落ち込んで喜んで、そういう両方の波を、その時々に応じて乗りながら進めばいいだけです。
つまり、その「悪い波に乗ると、ダメになる」というのは、「手段やポジティブ、ネガティブをはき違えている」ということを意味します。
例えば「迫害される流れ」とか、「ペースを上げられない流れ」が起きている場合、「他に向き合う必要がある、根本問題がある」ということです。
「迫害されて追い出されたら死ぬ」とか「ペースを上げられないとダメ人間になる」という恐怖を越えて、その波に向き合ってみましょうよ、と。
そしてそういう「流れの先」に向き合うことで、根本問題に気づけます。
なら、根本問題を対処できるほど、現実が変わって当然ですよね。
だって、「根本問題」=「一番の要所」なんですから。
少し表現を変えると、「ネガティブ側に向き合うことで、無駄なポジティブを手放せる。すると、『流れに逆らわなきゃ』、『うまくいかせなきゃ』という焦り自体を消せる」ということです。
そうすることで視野を広められて、「無理にこうする必要はなかったんだ」と新たな道や方向性が見える、というイメージです。
「ダメ人間になること」がダメなことではなくて、「ダメ人間になってはいけないと思い込んでいたことが、今まで自分がダメだった要因だった」と気づく、みたいな。
まとめ
なのでうまくいかない場合、「流れに乗ってみる」というのもいいように思います。
「その流れの先に、根本問題がある」ということですね。
逆に「ダメ人間になっちゃダメ!」と、その恐怖から逃げようとするほど、いつまで経っても根本問題を対処できません。
だから、いつまで経っても表面的な対処しかできずに、ずっと同じ場所をぐるぐるしているんじゃないかなと。
そのために、「流れの意味」を考えることですね。
「この流れは、こうしろということなのか」、「これが起きるのは、こういう意味なのか」と、天の視点で意味をとらえることです。
すると、自分の思い込みから抜け出せて、根本問題を対処できて、現状を打破しやすくなるかもしれません。
ということで今日は、なかなかうまくいかない場合、いっそすべて流れに乗ってしまうのもアリかも、というお話でした。
今日はここまで~。