今日は、タイトルのように、「本当に幸せな家庭で育つと、どんな人、どんな考え方になるのか」というお話をしてみましょうか。
川嶋治子さんという生き方
まずはいい動画があったので、ご紹介。
なんだか最近は本田晃一氏のネタが多い気もしますが、今回はそっちがメインではありません。
この動画の女性の方で、川嶋治子さんという方なんですが、もうこの方が素晴らしい!
最近、私は「本当に幸せな家庭で育った人」というのを探しているんですが、まさにこの方がそんな性格のお方ですね。
暖かい両親、特に情緒的なつながりを持てる母親の元で育った子は、まさにこんな人です、といういい事例かなと思います。
人相もいい人でしょ。
「世の中って、お花畑みたいに、暖かくて幸せな場所だと思っている」(0:15~)とか、すごい感覚ですよね。
川嶋さんは「企業からの相談を受け付ける前には、そんな思い込みしかなかった」と言っているわけで。
それだけ世の中に対して、「自分はここにいていい」っていう受容感があるんですよ。
というのも、私たちの世の中に対するイメージって、幼い頃に形作られるんですよ。
幼い頃の家庭環境に対するイメージが、まさに世の中へのイメージとして投影されるわけです。
私たちは、家庭環境のイメージを社会に投影しているだけ
特に幼い頃って、両親からの扱いというものが、世界の全てじゃないですか。
両親から「お前はいらない」と明にも暗にも言われたり扱われると、「世の中は私を必要としていない」と感じるようになります。
両親から「こうすれば、貴方を受け入れるよ」と条件付きの愛を与えられた場合、「頑張らなきゃ、生きていけない」と感じるようになります。
両親から「どんな状態でも、貴方を愛するわ。見捨てたりしないよ」という最大限の受容感、すなわち愛を与えられた場合、川嶋さんのように「世の中って、お花畑みたいで、いい場所」というイメージになります。
「私は受け入れられていない」って感じる人は、こういう行動パターンになるんですよ。
それは、こんな流れです。
(スタート)「私は受け入れられていない」 → 「もっと頑張らなきゃ、もっと努力しなきゃ、見返してやる、受け入れて欲しい」 → 「もっとテクニックを磨かなきゃ」 → 「何とかうまくいった。でも、もっと期待に応えないといけない」 → (スタートに戻る)
……ですね。
これは、ずーっと「受け入れられていない」、すなわち「幸せではない」わけです。
で、「私は受け入れられている」って感じる人は、こうなるんですよ。
(スタート)「私は受け入れられている」→ 「もっと今の自分にできることで、みんなのためにできることをしてあげよう!」 → 「喜んでもらえて嬉しい。もっと喜んで欲しい!」 → 「もっと勉強しようかな♪」 → 「スキルが上がると、もっと喜んでもらえた!」 → (スタートに戻る)
こんな感じですね。
これは、ずーっと最初から最後まで幸せでしょ。
この動画でも、似たようなことを言っていますが。
まずはスタートラインを変えること
「幸せになるには、力をつけなきゃ」っていう発想じゃないんですよ。
「受け入れられているから、分かち合って、結果として能力が伸びている」なんですよ。
スタートラインが違うんだと。
だから、「幸せになるために、頑張らなきゃ」っていう発想の時点で、永遠に幸せにはなれないと。
スタートラインを変えなさい、ということですね。
面白かったのが、川嶋さんが「一般社会の頑張っている方とかの中に自分が入っていった時に、なんかこんな頑張り方では、自分は一年持たないと思った」っていうところですよね。(6:35ぐらい~)
普通、「もっと頑張らなきゃ」とか思いますよね。
そうじゃなくて、まずは自分を大切にすると。
「自分が会社に合わせる」のではなくて、まずは「自分に合う会社にする」と。
生物として、自分を大切にするって、当然のことですよね。
会社なんて、そもそも「社会にこういう価値を提供したいと思っている、そういう同じ志の人が集まる集団」ですからね。
なぜ合わない会社に居続けなきゃいけないの?って感じでしょ。
社会のために個人があるんじゃなくて、個人のために社会があるわけです。
「苦しいことを続けなきゃいけない」とかいう発想は、主と従が入れ替わっちゃってるんですよ。
それも、そもそもは親の価値観を投影しているんですよね。
「親のために、子がいるのですよ」と言って子を支配して操ることで、親が自分のエゴを満たしているわけです。
その価値観が、「会社のために、個人がいるのですよ」となっているだけです。
まとめ
そういうこともあって、是非こういう川嶋さんのような人に近づくと、「ほんわかエネルギー」みたいなものが得られるかと思います(笑
「私はありのままでいいんだ」っていう、受容感ですね。
すると、いいスタートを切ることができるんじゃないかと思います。
受容感を得て育つと、他の人を受け入れることができるんですよね。
だから、川嶋さんの子どもも、きっとそういう愛を持って育つことでしょう。
ということで、今日はそんな、「本当に幸せな家庭で育つと、どんな人、どんな考え方になるのか」というお話をしてみました。
今日はここまで~。