今日は、タイトル通り、「無理にポジティブにならなくていい」っていうお話でもしてみましょうか。
以前の私は、「ポジティブな方がいい」って思ってたんですよ。
でも最近はそうは思わなくなったんですよね。
むしろ、ネガティブでいいじゃないかと。
人は、置かれた環境でネガティブになる
この理屈は明日公開の新作本「前向きスピリチュアル――もっと気楽に生きるための考え方」を見てもらったら分かるんですが、軽く説明しておくと、「人は置かれた環境でネガティブになる」ってことですね。
例えば、強盗から銃やナイフを突きつけられて「金を出せ」とか言われている最中に、ポジティブになんかなれませんよね。
それと同じで、周囲から攻撃されていたり、さいなまれている状態では、どんなに頑張ってもポジティブにはなれないんですよ。
これは見方を変えると、どんなに頑張ってもポジティブになれない場合というのは、環境が悪いんだと。
そういう場合は、その環境から出る方向に進むのが、ポジティブになるのに必要なことですよね。
なら、その環境から出るには、その環境ではネガティブでなきゃいけないんですよ。
「醜いアヒルの子」のお話がありますよね。
あの白鳥の子は、アヒルたちに囲まれていた状態では、どんなに頑張っても、どんなにポジティブになっても、苦しいだけですよね。
そもそも、周囲からいじめられたり、見下されたり、役立たずだと明にも暗にも言われたりする状況の中で、ポジティブになんかなれるはずがないんですよ。
そんな場合、ポジティブになるんじゃなくて、ネガティブマインドを使う必要があるわけです。
あの白鳥の子は、ネガティブを突き詰めることで、「こんなとこにはいたくない」と逃げ出して、アヒルの集団から出ることができたわけです。
周囲から攻撃される環境から、出ることができたと。
そうして初めて、差し迫った脅威から解放されて、周囲を見渡す余裕ができたんですよね。
覚悟を決めて逃げ出せばいい
考えてもみてくださいよ。
多くの人が、「逃げ出すことは悪いことだ」みたいに言いますよね。
「なんで、苦しいことから逃げ出しちゃいけないの?」ってことですよね。
「逃げ出して不都合なことが、一体何があると言うんですか?」と。
既存の価値観に縛られた人ほど、「お金が」とか、「恥が」とか「世間体」とか「逃げ癖」、「忍耐、努力」とか言うんですよ。
そういう人ほど「君のためを思って」とか言うんですが、「本人がそうしたいんだから、そんなの自己責任でええやろ」とか言いたくなりますよね。
余計なお世話でしかないですよね。
なんであんたが他人の価値観をとやかく語らにゃならんねん、と。
覚悟を決めて逃げ出せばいいんですよ。
そして、その逃げ出した新天地で、身を立てればいいんですよ。
アメリカ大陸に渡った人たちは、ヨーロッパでは貧しくて生きられなかったから、新天地を求めて渡ったわけです。
言うなれば、彼らはヨーロッパから「逃げ出した」わけですね。
それで新天地で、差し迫った危機から解放されると、「ここでみんな一緒に力を合わせよう」ってなって、輝かしい西部開拓時代がやってきたわけです。
そう思うと、「ヨーロッパに居続けなきゃいけない」なんて、アホらしいでしょ。
「ここではだめだ」とネガティブを許せたから、「ここでは希望が全く見えないから、アメリカに行こう。一時は落ちても、そこで希望を見つけよう」とできたわけです。
「ポジティブにならなきゃ」って思ってたら、どうしても既存の価値観の延長でしか考えられないんですよ。
「この場所でポジティブにならなきゃ」ってなっちゃうわけです。
その「場」が悪いから、ポジティブになれないのに。
そうして、永遠に苦しむわけです。
まとめ
いわば、ネガティブは、場を変えるために必要な感情なんですよね。
「その場に居続けてはいけませんよ」というメッセージなんですよ。
どうしてもポジティブになれない場合、思いっきりネガティブにならなきゃいけないわけです。
そうすることで、「場」を変えることができて、場が変われば自然と希望が見えて来るんですよね。
すなわち、ネガティブになりまくることで、その導きに従うことで、結果として自然とポジティブになれるようになると。
それは、ヨーロッパでは生きられなかった人たちが、アメリカ大陸に希望を見いだしたように。
これらのより詳しい理屈は、明日公開の新作本「前向きスピリチュアル――もっと気楽に生きるための考え方」にがっつりと書いています。
無料配布開始は、明日、12月12日(金)の午後5時からとなってます。
ただし、Amazonの都合で、配布開始は多少遅れる可能性もあります。(前回はそれで1時間以上も配布開始が遅れて、私も焦りましたが(笑
ということで、この続きは新作本でお楽しみくださいませ。
ってことで、今日は「無理にポジティブになる必要はない」というお話をしてみました。
今日はここまで~。