今日は、ゆるく生きる方法についてお話してみましょうか。
「幸せに生きる」ってのは、言い換えると「ありのままで生きる」ってことだと思うんですよ。
何も見栄を張らずに、背伸びをせずに、今の自分を認めると。
そういう状態だと、無理がないですよね。
逆を言うと、見栄を張ったり背伸びをしたり、無理をするからストレスが溜まって不幸せ感が出てしまうと。
劣等感が強い人ほど、武装して周囲の緊張を高める
じゃあ、どうすればありのままになれるのかというと、その一つの手段として「武装解除をする」ってのがあると思います。
国家間でも、片方の国がすっごい武装をし始めたら、周辺国も緊張するものですよね。
人間でも、一人がすごいイライラして攻撃的になったら、周囲までイライラして攻撃的になるものですよね。
劣等感を持つ人って、「私は劣っていてはいけない」と思うから、すっごい武装で身を固めているんですよ。
例えば、表情を出さないことで、心を読まれないようにします。
「嬉しい」とか「哀しい」という気持ちを人に知られると、それは弱みを握られると思ってるんですよ。
だから劣等感が強い人は、無表情、無感情になります。
他にも、「ありがとう」とか、「ごめんなさい」という言葉を言えません。
「ありがとう」は「他者の力を借りる、すなわち自分には力がないことを認めること」ですし、「ごめんなさい」は「自分の間違いを認めること」ですからね。
劣等感が強い人は、間違ってもこれらの言葉は使いません。
そして、知識やスキルで自分の力を証明しようとするんですよ。
だから、劣等感を持つ人ほど「頑張って」何かを習得しようとするわけですが。
それらは全て、劣等感を守るための武装なんですよ。
劣等感が強い人ほど、より強固な武装で身を固めているものです。
劣等感の強い人は、自分で世の中を厳しくしている
逆に、劣等感がない人ほど、自然体な人ほど、ゆるーくて、ノーガードでしょ(笑
劣等感が強い人は、そういうノーガードな人を見ると、「そんなんじゃ、世の中を生きていけないよ!」と思って、否定したくなるんですよ。
そういう人の口癖は、「世の中は厳しい場所だ」、「そんな甘い考えで、世の中を生きられると思っているのか」、「甘えるな」、「食わなければ食われる」みたいなものですね。
武装していない人に対しては、「あいつは甘い」とか、「人生を甘く見ている」と言うわけです。
そしてその人は、もっと武装を強くすることに余念がないと。
でも、実は、ノーガードで生きている人は、ゆるーく生きられているんですよ。
それどころか、ノーガードの人の方が、みんなから好かれて、持ち上げられて、なーんにも努力せずとも、周囲の力添えで成功しているわけです。
これはなぜかというと、劣等感が強い人ほど武装しているから、周囲も自然と対抗するために武装しちゃうんですよ。
ナイフを抜き身で持って歩いている人がいたら、周囲もこわばって、傷つけられないように防衛手段を講じるものです。
しかも、そんなナイフを抜き身で持つような人なんか、誰も応援しようとはしないですよね。
つまり、「世の中は厳しい」という人って、その人自身が自分で世の中を厳しくしているわけです。
「全ての人を信じられない」から、優しさもなければ、信頼できる人を見抜く目も養われません。
でも、ノーガードでへらへらしていれば、周囲もつられて笑い出しちゃって、「一緒に楽しく何かしようか」みたいな話になるんですよ。
「世の中はいい場所だよ」って言う人は、その人自身が世の中を優しくしているわけです。
時に悪い奴にだまされることもあるでしょうが、そこから学んで、「ああいう人には近づかない方がいいな」と、ちゃんと人を見抜く目や、智恵も身につきます。
だから、優しさと智恵の両方が身につくと。
世の中が厳しいんじゃないんですよ。
その人が厳しいと思っているかどうかなんですよね。
武装解除をすると、世の中が優しくなる
だから、ゆるーく生きたければ、一度武装解除をしてみるといいでしょう。
表情を出してみたり、「ありがとう」や「ごめんなさい」を言ってみたりすることですね。
実際、人前で屈託なく笑えたり、悔し涙でも流せる人って、信頼されますよね。
そして、目の前で、哀しい時とか苦しい時に、素直に涙を流せる人がいたら、そういう人は応援したくなるでしょ。
それは、その人が「武装をしていない」って分かるから、応援したくなるわけです。
「ありがとう」や「ごめんなさい」という言葉も同じです。
別に高い能力がなくてもいいんですよ。
そして、「知識を出す」というのもいいでしょう。
例えば私の場合、写真加工技術とか、ストーリーライティング技術とか、今ではここで心理学とかを話してますよね。
これも、初めは「武装解除してみよう」って思ったことがきっかけだったんですよ。
「一度、全ての知識を出して、知識というゴミも捨ててみよう」と思ったことがあって、それを機に、武装していた知識を捨て始めたわけですね。
すると、これが不思議で、武装解除すればするほど楽になれるんですよ。
とげとげしさも減っていって、しかもその知識を喜んでくれる人まで出てきて。
私のブログとか本でもそうで、いろいろ心理学を語っていますが、これらは全部、私がそれまで蓄え続けた武装だったんですよね。
昔、劣等感をずっと持っていた私が、傷つかないようにするために得た武装だったんですよ。
でも、それらを捨て始めると、人に喜んでもらえて、応援されるようになったわけです。
しかもお金まで入ってきて、最高ですよね。
武装解除をするほど、自分が独占しないほど、分かち合うほど、実は豊かになるんですよ。
つまり、武装解除をしてありのままになるほど、豊かに生きられると。
逆に、知識や技術で武装をすればするほど、自分が自分で世の中を「厳しい世の中」にしてしまうわけです。
まとめ
だから、ゆるく生きたいとか、幸せを味わいたいと思っている場合、だまされたと思って、一度知識武装を解除してみるといいでしょう。
そのためにも、一度自分が持っている「とっておきの知識」を全て出してみるといいでしょう。
私の場合、当時は写真加工技術とストーリーライティング技術がそれでしたし、今では心理学とかその辺の知識ですね。
「これを出すと、私の武器がなくなる」という恐怖に打ち勝って、思い切って公開してみるといいでしょう。
すると、私の言っている「ありのままで生きる」という「本当の豊かさ」が実感できるかと思います。
だいたい、今抱えている知識とか、実はたいしたことないんですよ(笑
出したらすぐに、よりすごい技術が入ってくるので安心してください(笑
この「出したらすぐに、もっとすごいのが入ってくる」っていう実感も、昔の私はさっぱり信じられなかったので、理解できない気持ちは分かるんですが。
ま、これについても、いつかお話できればなと思います。
そんな感じで、今日は「武装解除をするほど、ゆるく生きられる」というお話をしてみました。
今日はここまで~。