今日は、タイトルのようなお話をしてみましょうか。

相手の気持ちをいくら理解しても、「自分が何をしたいのか」が分からないと無駄、というお話です。

 

「空気を読む」っていうのは、日本人が好きな言葉ですよね。

「相手の気持ちを察する」とか、「本音と建前を使い分ける」いうのも、日本人が得意とするスキルなわけで。

でも、世界的に見ると、「日本人は曖昧に笑って、何を考えているのか分からない」とか言われるわけです。

それは、日本人が島国の農耕民族なので、和と現状維持を好むようになったからかなと思います。

 

農耕をしていると、「みんなが一緒」でないといけないじゃないですか。

みんなが協調して一斉に田植えをして、一斉に収穫をすることで、収穫量を上げられるわけです。

だから、「我田引水」という言葉があるように、一人だけ目立つ行動したら、叩かれるようになったんですよね。

ほら、小学校の国語でも、問題のほとんどは「主人公のこのときの気持ちを答えなさい」ですよね。

これがアメリカとかヨーロッパでは、「貴方ならどう思いますか? 意見を述べなさい」になるんですよ。

今の国語は分かりませんが、私たちが小学生だった頃は、ほぼ「気持ちを理解する」だけでしたよね。

すなわち、「一人一人の意見なんか、言うな!」っていう教育だったわけです。

 

でも、もうそういう「事なかれ主義」という時代は、終わりつつあるような気がします。

というのも、現状維持をしていても、何にもならないからですね。

世の中は、「何をしないか」ではなくて、「何をするか」ですよね。

自分の好き嫌いを知り、価値観を知り、使命を知ることで、為すことをそれぞれがしてゆく時代だと。

「みんなが一斉に田植えをする」という時代は終わっていて、一人一人が自主的に行動することが大切になったんですよね。

 

すなわち、「私はこれをしたい」、「私はこれが好き」っていうのが基本になる時代かなと思います。

好きなことは、効率もいいですし、元気になれますし、成果も出やすいですしね。

 

ってことで、今日は「相手の気持ち」をいくら理解しても、「自分が何をしたいのか」が分からないと無駄、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

この記事をシェア:
Share