今日は、精神的なお話をしてみましょう。
「世界中で自分にしかできないこと」を見つける方法、というお話です。
「世界中でも、自分にしかできないこと」を見つけるには?
「世界中でも、自分にしかできないこと」みたいなことがあると、なんかとてもやりがいがありそうですよね。
すると自尊心も得られて、「私はこのために生まれてきた」みたいな意味も感じられるようになるものです。
そしてエネルギーあふれた状態で活動できて、人々に喜んでもらえるようになると。
私はストーリー理論を作っていますが、最近、「このストーリー理論を仕上げるのは、今、世界中でも私にしかできないだろうな」と感じてきたんですよ。
すると、やっぱり自尊心も得られますし、エネルギーがわき出て、楽しくやりがいを持って活動できますからね。
「じゃあどうすればそうなれるの?」というのが、最近分かってきたので、お話ししてみましょう。
もう結論から言うと、「地図のない方向に行きなさい」ということですね。
「自分がいなくなっても、みんな上手くやっていけるし、必要とされていない」という人って、他の人が敷いたレールの上を歩いているんですよ。
そういう「道が既にできている方向」って、みんなが通るわけです。
その道は競争で走っているようなものなので、人を押しのけて進んだ人ほど勝利と居場所を得ます。
すると、優しい人ほど、こう感じるようになるんですよ。
「自分なんかいなくても、他の誰かが通るから、自分には意味がない。
むしろ、自分が歩くと他の人の席や場所を押しのけることになる。
他の人を押しのけると、その人が苦しむ。私は人を苦しめたくない。
だから、私はどこにもいられない」
切なくて、優しい思いですよね。
道のない道を歩くと、すぐに「自分にしかできないこと」が見つかる
じゃあ簡単な話で、そんな道をたどらなきゃいいんですよ。
すなわち、地図にない方向に向かうと。
すると、あっという間に「自分にしかできないこと」が見つかります。
というのも、「道のない場所に道を造る」というのは、まさに「自分にしかできないこと」だからですね。
この「地図にない方向」というのは、すぐに見つかります。
特に、不便な場所に入れば、それだけで簡単に見つかるものです。
都会とか便利な場所、成功への道が確定された場所ではなくて、未開の地に入ると。
誰も通ったことがないような境地に出たら、もう「誰もできずにいること」だらけなんですよ。
例えばアフリカにマラウイという小さな国があって、そこにウィリアム・カムクワンバという少年がいました。
国はひどい干ばつで、強風ばかりが吹いて畑も荒れた状況で。
そこで彼は、強風があるので風車を作って、手作りで発電施設を作ったわけです。
作り方は図書館で学んで、材料は全部ゴミ置き場から拾ってきたもので。
それでポンプを作ったり、電気を村に与えたら、もうみんな「奇跡が起きた」みたいなノリなんですよ。
そして彼はどんどん風車を作ってゆき、喜ばれて、英雄になっていくわけですが。
それぐらい、「不便な場所」っていうのは、貢献できる余地があるわけですね。
別の例で言うと、金城拓真さんという沖縄出身で、アフリカで50社以上の会社を経営して、一大ビジネス帝国を築いている人がいるんですよ。
彼は「自分が日本の大学には入れないような落ちこぼれだったから、うまくできた」と言っているわけです。
実際に、彼は韓国の三流語学大学に入って、卒論もGoogle翻訳したものを出してOKだった、みたいなノリで(笑
それぐらい落ちこぼれだったのが、アフリカで大成功できていると。
彼もやはり、こう言ってるんですよ。
「日本はほとんどルールができているから、切り開ける場所がない。
だったら、自分みたいな落ちこぼれだと、勝てない。
でもアフリカなら、誰もやってないことだらけだから、自分でルールを作れる。
日本人には、『自分で新たなルールを作る』という発想が乏しいんじゃないかな。
世界中でこういう場所はたくさんあるから、みんなもそうすればいいのに」
みたいな。
才能はなくていい、勇気さえあればいい
まさに、私と同じような考え方ですよね。
誰もやっていないような場所に行って、そこで新たな道を作ればいいと。
すると、才能なんかなくても、うまくいくんですよ。
だいたい、「才能」なんてものは、「他の人と比べた能力」ですよね。
誰もいない場所では、そんな「他にやる人」がいないから、必然的に、すぐにオンリーワン&ナンバーワンになるんですよ。
ただ、こういう話を聞くと、多くの人が「そんな道に入ると、危険がいっぱいで、生きていけなくなる」と思うかもしれません。
これは、「道を造りながら進んでゆく」と考えるいいでしょう。
すなわち、自分がうまくいった方法を、人に教えながら進むわけですね。
そうしていると、自分が進んだ後に、道ができて、道があるから人はついてくるんですよ。
だから、社会から完全に切り離されることはありませんし、道もあるのでちょっと歩けばすぐに戻れます。
崖があったり、危険な場所があれば、迂回ルートを取ることもできます。
後は、覚悟でしょうかね。
「あいつ、道のない方向に向かってる。アホだ。落伍者だ。落ちこぼれだ」と笑われる覚悟でしょうか。
そして、先の見えない場所を進む、勇気ですかね。
でも、それを進めていると、次第に「自分にしかできないこと」が分かってきます。
というよりも、「今、していること」が「自分にしかできないことなんだ」と気づき始めてきます。
そしてあるとき、ふと後ろを振り返ってみると、すごい道ができていると。
そのときに、その道を切り開いた人は、英雄だと言われるようになるわけですね。
まとめ
そんな風に、「地図のない方向」に行ってみるといいでしょう。
すると、すぐにでも、「何をやっても新しいことになる」という場所にたどり着きます。
俄然面白くなりますし、モチベーションも出てきます。
世界中自分にしかできないことなので、もう張り切ってできます。
そして人に喜ばれて、楽しく貢献していくことができると。
そういう道もありますよ、ということですね。
ということで、今日は「世界中で自分にしかできないこと」を見つける方法、ということでお話ししてみました。
今日はここまで~。