何かを作ったりしてゆく場合、ある種のポジティブさが必要になりますよね。
ネガティブな言葉や態度を使っていても、ものは生まれないというか。
まぁそういうクリエイターもいないではないですが、そういう人たちの多くは見ていて幸せそうではないので、あんまりオススメはできないかなと(笑
でも、「ポジティブに行こう!」と言っても、すぐにしぼんじゃう人もいますよね。
一方で、「ポジティブに」とは声に出さなくても、粘り強く、モチベーション高く、前向きに挑むことができる人もいるわけで。
何がその差を作るのかというと、その「ポジティブさ」っていうのは、ゴールから生まれると思うんですよ。
ゴールとは、まぁ目標とか目指すものですね。
例えば、離婚した母親が「この子を高校卒業するまでは、絶対に倒れられない」とかいうゴールを持っているとすると、何も持たずに「ポジティブに行こうよ!」と表面的に言っている人よりも、はるかに底力を発揮できるものですよね。
吉本工業社長の大崎さんの母親は、倒れたときには既に内蔵がドロドロになって、医者は「生きているのが不思議なぐらい」という状況になるぐらいだったんですよ。
それぐらいになっても、子どもたちを育てるためにいつも明るく振る舞い、泣き言一つ言わずにひたすら働くことができた……そんなパワーを発揮するものなんですよね。
ほら、よく「緊張感が途切れたら風邪を引いた」とかあるじゃないですか。
これは、目指すものに集中している時は、風邪も引かないしエネルギーもどんどん出てくるものなんですよ。
でも、ゴールを失ったとたんに、緊張の糸が途切れて免疫力も底力も落ちてしまうと。
そういう風に、ゴールを持つ人は、風邪を引かないし、エネルギーが出続けているものなんですよね。
ゴールは何でもいいと思います。「プロのシナリオライターになりたい」とか「理想の彼氏彼女を見つけるために、自分を磨く!」とかでもいいでしょうし、嫌な仕事に就いている人であれば「好きなことを仕事にして生きてゆく」というのもあるでしょう。
すると、そのゴールがポジティブさを生んでくれると。
だから、「ポジティブにならなきゃ」とか言う必要すらないんですよ。
というよりも、「ポジティブにならなきゃ」と言っている間は、本当のポジティブさは得られないわけです。
その前向きさは砂上の楼閣で、すぐに崩れてしまうものだということですね。
だから、「ポジティブになろう」よりも「ここを目指そう」というものを持つことですね。
それも、「本当にこれが欲しい」というゴールを。
すると、体のそこからパワーが出てきて、全力で生きられるようになるんじゃないかなと思います。
これからの時代は、過去のように「頑張る」ではなく「楽しむ」の時代になるので、大崎さんの母親のように内蔵をぼろぼろにしたり、体をぼろぼろにすることもなくなりますしね。
やればやるほど元気になる!ということで、やっぱりゴールを持つことが大切そうですね~。