今日は、精神的なお話です。
「一流でも結構失敗をしている」、というお話をしてみましょう。
一流の人でも、結構失敗をしている
少し前に、途中からトーンダウンした作品情報を募集して、いろいろ教えてもらったんですよ。
で、気がついたんですが、結構いろんなジャンルで、しかも幅広い場所で、失敗をしていたり打ち切りを食らっていたりするんですね。
例えば、私は週刊少年ジャンプと週刊サンデーは、週刊誌の頂点にあると思ってるんですよ。
そこの漫画家さんとかは、月刊誌とかで成果を出した人がたどり着く場所なので、才能がないわけではないんですよね。
それでも結構な打ち切りがあるようで。
他にも、アニメでも各界の一流スタッフをかき集めて作ったような作品があります。
そんな作品でも、設定ミスとか展開ミス、開発スタッフの人選ミスが往々にしてあって。
そういうスタッフは全員経験豊富なプロで、新人だったとしても、ちゃんとベテランによるサポートがあるはずですよね。
それでも、ストーリーをうまく展開できなかったりすることも多いと。
失敗は当たり前、という考え方
よくよく考えると、結構いろんなジャンルで、一流も失敗しているものですよね。
例えばF1とかでも、車体のクラッシュなんて、1回クラッシュするだけで何千万円という額のお金が吹っ飛ぶわけです。
で、クラッシュやりまくりでしょ(笑
映画業界でも、衣装デザインでも、ミュージシャンでも、失敗作は結構あるもので。
そう考えると、「失敗して当たり前だな」って思えますよね。
一流でもそれぐらい失敗しているんですから、ハイアマチュアが失敗なしにできるわけがないと。
失敗を立て直す人と、立て直せない人の違い
で、失敗しても立て直す人と、立て直せない人がいるのも事実のように思います。
そういう「失敗しても立て直す人」というのは、倒れた後の立て直し方がうまいんですよね。
柔道の受け身と同じで、倒されたとしても致命的なダメージは受けないと。
そういう失敗するリスクを織り込んだ上で、挑戦をしているんですよね。
逆に「失敗してはいけない」という風に完璧主義になる人ほど、失敗するリスクを織り込まないように思います。
投資の世界では、「お金持ちほど損切りがうまくて、お金を失う人ほど損切りができない」という言葉があります。
それは、受け身ができないので、一度の失敗で致命的なダメージを受けてしまい、再起できなくなるわけですね。
「失敗してはいけない」というほど、リスク管理なしに挑戦してしまうわけです。
時々、経営不振に陥った大企業の社長が、「不退転の思いで」とか「背水の陣で」とか言いますよね。
これは、最終的には必ずクラッシュする運命になります。
なぜかというと、もし失敗したら、その時点でアウトです。
で、もし成功したとしても、「危機的状況になれば、背水の陣で挑めば成功する」という、間違った思い込みが生まれます。
会社の経営や施策で100%うまくいくことはありえないので、いつか必ずうまくいかない時が訪れます。
こうして、必ずクラッシュする運命になってしまうわけですね。
まとめ
だから、「失敗してはいけないようにする」よりも、「失敗しても立て直せるように、リスク対策をしておく」方が、永続的に成果を出せる考え方かなと思います。
少年ジャンプとかF1、アニメ会社のいいところは、失敗があったとしても、ちゃんと余裕があって立て直せるところですよね。
そうやっていろいろ冒険をしつつ、収益を立てるところではしっかりと稼ぐと。
そもそも、何のために生きるのか、という話ですよね。
それは、豊かになって、豊かさを周囲に分かち合うためじゃないかと思います。
完璧にすることは、豊かさを実現するための一つの手段であって、それが目的ではないと。
「豊かさを分かち合うこと」を目的とすれば、他にもいろいろ手段はあると分かるものです。
だいたい、大好きなことなら手を抜くことはありえませんからね。
大好きなことをして、それにリスク管理が加わったとき、失敗を恐れずに安心して活動ができるようになるんじゃないかと思います。
ということで、今日は「一流でも結構失敗をしている」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。