今日は、クリエイティブなお話です。
「常識の中で頑張るよりも、常識を拡張しよう」、というお話をしてみましょうか。
ブログに復帰したばかりなので、ちょっとこのブログの方向性を再度示しておきましょう。
このブログの方向性は、「大好きなことをして、自由に生きていこう」、「クリエイティビティーを発揮して、豊かに生きよう」というのが主旨です。
なので、そういうアイデアやヒント、考え方などを紹介しています。
「本当にそんなことができるのか、イメージできない」という問題
で、ブログを休止してしばらくした時、こういう質問があったんですよ。
大好きなことをすれば、本当にお金が入ってくるのでしょうか?
僕の周囲ではそういう人はいないので、イメージができません。
こういう感覚って、よくあるんじゃないかと思います。
「こんな風になりたいけど、本当にそんなことができるのかイメージできない」ってことですね。
私は「大好きなことをして生きていこうよ」とか言っていますが、むしろ質問者さんのような感覚が一般的じゃないかな、と思います。
だいたい、レジャーにしろ楽しみにしろ旅行にしろゲームにしろ、普通は「お金を払って楽しむもの」でしょ。
そんな常識の中で、私は「楽しいことをして、なおかつお金ももらおう」とか言っているわけです(笑
一般的なサラリーマンの常識からすると、明らかに常識から外れたことを言ってますよね。
でも、質問者さんは心の中で、「イメージできないけど、もしそういうことができたらすてきだな」と感じていると思うんですよ。
大好きなことで収益を上げられると、最高ですよね。
実際に、世の中ではそういう風にして収益を上げている人がいるものです。
じゃあ、そこでどう考えるのか。
それが、今日の本題である「常識の中で頑張るよりも、常識を拡張しよう」、というお話になります。
「自分の常識」から外れた人は、信じられないもの
「自分の常識」から外れた人って、いますよね。
世の中には、私たちが常識で考えている以上に、「こんなことをして生きている人がいるの?」ということがあるものです。
投資で収益を上げてハワイや南国の島国でゆったり暮らしている人もいれば、自らの意思でアフリカやインドの貧困地帯に出向いて医療活動をする人とか、険しく苦しいばかりの世界最高峰の登山をしたり、極寒の南極を冒険する人もいるんですよ。
他にも自給自足をして暮らしている人もいれば、托鉢(たくはつ)だけで生きている人もいます。
当然、小説やブログを書いて収益を上げている人とか、漫画を描いて暮らしている人もいると。
そんな「自分の常識」から外れた人を見たとき、よく「信じられない」とか「どうやって生きているのか、イメージできない」ってなるものです。
私自身、自分の知らなかったような「常識外れの人」を知った時、驚くものですし、すぐにイメージができないことが多いものです。
例えば普通のサラリーマンの人からすると、「投資で収益を上げる」とか、「山に登って収益を上げる」、「無料公開のブログで収益を上げる」、「漫画を無料公開して収益を上げる」とか、その発想とか考え方、ビジネスシステムは理解不能なんですよ。
多くの人が知っている(収益に関する)常識が、「雇われて朝から晩まで働き、月収を得る」だけなんですから。
「常識外れのこと」を常識に取り込む、という発想
でも、実はそれら「常識外れのこと」は、システムや考え方を知ることで身につけることができます。
すなわち、「常識外れのこと」を常識に取り込む、という発想ですね。
すると、新たな可能性が見えるようになります。
ほら、例えば私たちでも、幼い頃に初めて自転車の練習をした時、「こんなに難しい自転車に、あんなに簡単に乗れるなんて、信じられない」とか感じたんじゃないかと思います。
自転車の仕組みとか、最初は意味不明だったでしょ。
それでも何日か倒れつつ練習していたら、気がつくと乗れるようになりましたよね。
それは、自転車に触れることで「自転車はこう動く」、「進み方はこう、止まり方はこう、曲がり方はこう」、「こういう感覚で乗ればいい」と、そのシステムや考え方(感覚)を知ったことで、身についたわけです。
すなわち「楽に遠くに行きたい場合、自転車という方法がある」という常識が得られたと。
それを常識として取り込むかどうか
「大好きなことで生きていく」というのも、それと同じです。
「こうやって収益を上げている」という世の中の原理やビジネスシステムが分かって、「こう考えたり、こう対処することでうまくシステムを回している」と分かれば、身につけることができます。
すると、「こうやって生きることもできるんだ!」と、今までの「常識」が拡張されます。
こうして新たな可能性を得て、望む未来を実現しやすくなるわけです。
だから、常識が広ければ広い人ほど、可能性が大きくなるわけですね。
こういう常識が広い人の特徴は、好奇心があって、「こういうこともありうるのか」と現実を受け入れられることです。
逆に「ありえない」、「信じられない」と現実を拒絶すればするほど、今の常識に縛られて、可能性は見えなくなります。
「常識の中で頑張る」よりも、「常識を拡張する」という発想
実は私たちは、普段からかなり狭い常識の中で生きています。
そして現状を打ち破りたい場合、「常識の中で頑張る」よりも、「常識を拡張する」ことの方が効率的じゃないかと思います。
例えば私たちが幼い頃、「もっと楽に、遠くへ行きたいのに」と願ったとしましょうか。
そこで「常識の中で頑張る」というのは、「もっと頑張って走る」ということになるでしょう。
一方で「常識を拡張する」という場合、「自転車に乗れるようになれば、もっと楽に遠くに行ける」と発想することです。
その「自転車という手段もある」と知った時、「汗水垂らして走らなくても、自転車に乗れるようになれば、楽に遠くに行ける」と分かって、すっごいワクワクするでしょ。
「常識を拡張する」というのは、こういうことです。
今まで移動するには「歩く・走る」という常識だったのが、「自転車」という新たな世界(常識外れなこと)を常識に取り込むことで、移動できる距離を飛躍させることができるわけです。
ビジネスやお金になると、なぜか「もっと頑張ろう」になってしまう
それなのに、ビジネスとかお金になると、なぜかみんな「もっと頑張ろう」という一辺倒になってしまうんですよ。
「もっと頑張らなきゃ」
「もっとまじめに働かなきゃ」
「もっとうまくできるようにならなきゃ」
「目の前の『走る』ことすら人並みにできないのに、『自転車に乗る』なんてできっこない」
「目の前の仕事ですら人並みにできないのに、お金持ちになることなんてできっこない」
みたいな。
私が提案しているのは、そうじゃないんだと。
頑張らなくてもいいし、まじめにやらなくてもいい、うまくできるようにならなくてもいいと。
それは、クリエイティブな解決方法ではありませんよと。
それよりも、まずは常識を拡張しましょうと。
特に、苦しい時ほど「頑張ろう」としがちです。
突発的な問題は「頑張る」でいいんですが、将来的に先細りになる状況であるほど、「常識を拡張する」ということが大切になるように思います。
「頑張らなきゃ」と感じる時点で、既に状況として限界に来ている
私は、「頑張らなきゃ」と感じるようになった時点で、既に状況として限界に来ているように思います。
「頑張らなきゃ」っていうのは、だいたいできることをやり尽くした時に起きますからね。
可能性が見えている時は、「頑張らなきゃ」なんて思わずに、ワクワクしながら突っ走ることができますから。
そういう限界点に来ている時、必要なのは気になった「素人の分野」、「今までやったことがないけど、なんだかワクワクする分野」に入っていく、ということじゃないかと思います。
それが、「新たな常識」を獲得する、ということになります。
これは、よく「今までの実績を捨てる」という覚悟を必要とするんですが、参入したらすぐに「今までの経験を利用できる」と分かって、経験や実績を利用することができます。
こういうのは、参入した後から分かってくるものなんですよね。
こうして新たな常識を獲得すればするほど可能性が広がって、自転車を知り、車を知り、電車や新幹線、飛行機を知り、ずっとワクワクしっぱなしで、より楽に、より遠くに行けるようになるわけです。
まとめ
そんな風に、もし現状を打ち破りたい場合、「常識の中で頑張るよりも、常識を拡張する」というアプローチもアリかと思います。
うまくいかないときほど「自分に何ができるんだろう?」とか思いがちですが、それでまともな打開策が得られることはまずありません。
だいたいが「今までのことを頑張る」という、現状維持な内容になります。
そうじゃなくて、「常識外れ」に触れてみて、それを常識に取り込むわけですね。
そして世の中の原理やシステムを理解すればするほど、「自分にもできそう」となって、新たな道が開かれます。
だいたい、ワクワクした時点で、「こういう可能性がある」、「自分の常識に取り込めそう」と判断できているものなんですよね。
ワクワクしていれば普段の10倍は早く身につけられますし、短期間で飛躍できます。
すると、新しいことでも短期間でマスターできたりするんですよ。
そういう発想もいいんじゃないかな、と思います。
ということで、今日は「常識の中で頑張るよりも、常識を拡張しよう」、というお話でした。
今回の質問では、もう少し語れることがあるので、明日もちょっと違った角度からお話をしてみましょう。
今日はここまで~。