今日は日記的な、結構どうでもいいお話です。
「いろんな妄想でストーリーを楽しもう」、というお話をしてみましょう。
「打上花火」動画が面白かった
個人的によかった動画があったので、ご紹介。
今年の夏に公開された劇場用アニメ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のプロモーション動画です。
プロモーション動画と言いつつも、内容はアニメOP風なミュージックビデオなんですが。
若干男性向けなので、女性の方は性別を入れ替えて脳内補完すると楽しめるかも。
「今時、映画のプロモーション動画で4分オーバーなんて長すぎるやろ」とか思いつつ見ると、一瞬で4分が溶け去りました(笑
4分どころか、簡単に30分が溶け去ったぐらいで(笑
妄想できる余地があるから、楽しめる
こういう象徴的な場面を集めた予告編風動画って、とても妄想をかき立てられて楽しめますよね。
ストーリーが具体的に分からないからこそ、「自分ならこういう話にする」とイメージできて、実際のストーリー以上に楽しめるわけです。
ほら、映画の予告編とか、アニメのOPとかって、実際の物語が分からないからこそ、妄想できる余地があるじゃないですか。
すなわち、「完成された物語」を楽しむのではなくて、「物語の部品をもらって、自分で組み立てて楽しむ」という楽しみ方です。
言うなれば、フィギュアとプラモデルの関係と同じです。
フィギュアは「完成された造形」を楽しんで、プラモデルは「造形の部品をもらって、自分で組み立てて楽しむ」ですよね。
ストーリーを作るのが好きな人ほど、そういう「部品から作って楽しむ」ということができるわけです。
すると、こういう「象徴的な場面やイメージの断片」にも、十分に楽しめる要素があると分かります。
言い換えると、「具体的な物語でなくても、象徴的な場面やイメージの断片を商品にして、売ることもできる」ということですね。
それは、膨大でメジャーなアニメ市場と、小さくニッチなプラモデル市場の関係と同じです。
当然それだけニッチ向けになりますが、そこで自分なりのスタイルを確立することで、新たな楽しみ方を作って与えることもできると。
そうやって、自分の得意な部分に集中することもできるわけです。
「まんがの装丁屋さん」も面白かった
もう一つ、私がとても妄想で楽しめている作品をご紹介。
主人公の青年が、あこがれのデザイナーがいるデザイン事務所に入社して、そこで活躍していく……という流れだと思うんですが。
こちらも、どちらかというと若干男性向けな物語です。
これを是非、男性キャラと女性キャラの性別を全て入れ替えて、脳内補完して見てもらいたいんですよ!
「デザイナーがイケメン男子たちで、主人公が少女化したならどうするか」と置き換えて見ていくと。
すると、すっごい私好みな王道少女漫画になって、面白くなりますから。
いやまぁ、これは完全に私の趣味なので、他の人に合うかどうかは分かりませんが(笑
そんな風に、「登場キャラの性別を全て入れ替える」みたいな脳内補完も、妄想でストーリーを楽しむ一つのコツですよね。
主要キャラクターを全て性転換させると、場面ごとにキャラの反応が変わったり、既存のストーリーでは合わない部分が出てくるんですよ。
なので、その部分でいろいろ妄想を楽しむことができると。
いやもう、男性化・女性化とか、大好きですから(笑
こういう妄想もあるよ、という例
ついでなので、似たようなネタツイートがあったのでご紹介。
もし、ルパンがラピュタにいたら…ってネタ、前描いてた🤔✨
”掻っ攫え‼️” pic.twitter.com/1Dv5WbAr2q— 棘茸bot@単行本❸巻ルパン三世T発売中 (@togekinoko12) September 29, 2017
パズーの父と若いムスカが出会っていたらめっちゃ好みの男二人物語になっていた可能性があるな、と思った。かたや労働者で、空中都市の存在を熱弁して変わり者扱いされているが、いつかそこに行こうと夢見て夜な夜な自作の機会を作っている。かたや孤独なエリート軍人で、実は空中都市の王族の末裔
— どあのぶ (@doanob1) September 30, 2017
こういうのも、妄想できる余地があって、面白いですよね。
まとめ
そんな風に、ストーリーもいろんな楽しみ方ができるわけです。
それは、プラモデルと同じ感覚で、「部品から作る」みたいな楽しみ方ですね。
絵描きさんとか、音楽屋さんでも、絵や音楽で、これと似たような楽しみ方をしているんじゃないかな、と予想したりもします。
そういう妄想を利用することでも、一つのストーリーや絵、音楽から、大いに楽しむことができるかと思います。
すると、より世の中を楽しめて、楽しいことが見つかるようになるんじゃないかな、と思います。
ということで今日は、「いろんな妄想でストーリーを楽しもう」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。
蛇足
どうでもいいんですが、冒頭のようなアニメ動画の美しい背景絵を見ると、写真加工技術PhotoDramaticaのアプリ版を作りたくてしょうがなくなったり。
今は他に作りたいものがあるので見送っていますが、もしまだどこもそういうのをやっていないのなら、「やってもいいかな」と思えるものの一つではあります。
どのみちAI(ディープラーニング)を使うことになりそうなので、それなりに体力がいりそうな予感もしますが。