今日は精神的なお話です。

「個性のある人ほど、普通になろうとするよりも、超一流になる方が楽にできる」というお話です。

 

Twitterで嘆き続けてばかりいる人

少し前に、Twitterで興味深い人を見かけたんですよ。

その人はこの状況で、朝から晩まで「コロナウイルスでこんなひどい世界なんて」と、嘆き続けているわけです。

こういう人を見ると、「なんか私と対照的だな」と感じて、興味深くなったんですよね。

 

そこでいろいろ「なんでそう考えるようになったんだろう?」と考えたわけです。

すると、結果として「個性のある人ほど、普通になろうとするよりも、超一流になる方が楽にできる」と感じたと。

じゃあなぜそういう風に考えるようになったのか、今日はその流れについてお話ししてみましょう。

 

「その性質は、当たり前ではない」ということ

先述したように、Twitterでずーっと嘆いてばかりいる人を見て、「なんか私とは対照的な人だな」と感じたわけです。

そこでふと考えると、私はこの状況で、それとは正反対のことばかり考えていたと気づいたんですよ。

私はこのコロナウイルスのある状況で、「これから未来はどう変わるだろう? どう対応すれば、生き残れるだろう。そして、うまくいく道を見つけられるだろう?」とばかり考えていたと。

ある意味で、自分とは対極の人と出会うことで、「今まで自然とそうするのが当たり前だと思っていたけど、実はその性質は当たり前ではなかった自分」に気がつけたわけです。

 

私の中では、変化している時代は、最低限生き抜く必要があるし、できればチャンスにしたかったりします

ひょっとすると、私は周囲が混乱した状況とか、未来が不確定な環境に身を置くほど、神経が冴え渡るし、元気になれるタイプなのかもしれません(笑

実際、「社会のレールの上」のように安定した場所ほどしんどくなって、自由にできる場ほど生き生きとできますからね。

 

可能性が欲しいのに、なぜ嘆くのか

そういう性質なので、「一日中Twitterで嘆いているよりも、学んだり、可能性を考えたり、好きなことをしたい」と感じるわけです。

だいたい、世の中にはいろんな可能性があるわけじゃないですか。

例えばYouTubeでも見れば、英語も学べるし、英語が理解できれば世界中の技術も考え方も、趣味についても、好きな世界観でも、多くの新たな可能性が得られるわけです。

別にYouTubeでなくとも、日本語でも、Twitterでも嘆き節のアカウントではなく、そういう可能性を教えてくれるアカウントをフォローすれば、可能性が得られるわけで。

しかも、どれも無料で。

 

なら、生き生きとできる方を選びたくなるものですよね。

それなのに、その人は嘆いてばかりいると。

 

自分を変えられる人、変えられない人

こういう「自分とは対極の人」を見ると、私の場合、「なぜそう考えるようになったんだろう?」と背後にあるメカニズムを考えてしまうんですよ。

いやまぁ、私はいろんなメカニズムというか、原理を考えるのが好きなので(笑

 

で、いろいろ要因はあるとは思うんですが、世の中には「自分を変えられない」というタイプの人もいるように感じます。

すなわち、環境が変化しても、自分を変えられないタイプの人がいると。

 

ですが、今までの安定した世の中や社会では、こういう性質の方が都合がよかったんですよ。

というのも、自分よりも周囲を変える方が、楽ですからね。

「周囲を変える」というのは、主張を重視することを意味します。

どんどん主張をできる人ほど、世の中では尊ばれたわけですから。

 

まじめな人ほど、苦しんでいた時代

一方で、「周囲よりも自分を先に変えようとする性質」のことを、「まじめな人」と呼びます

だから、まじめな人ほどあまり周囲を変えようとしないし、あまり主張もしないと。

そして自分を変えようとして、できなくて、苦しむことが多いんですが。

特に周囲が、好き勝手にいろんな要求を突きつけてくるような環境ほど、まじめな人は苦しくなるんですが。

 

そして、社会ほど「まじめな人はダメだ」って評価でしたよね。

今までは、「まじめな人」って、うつになりやすいとか、冗談が通じないとか、面白みに欠けるとか、さんざん言われてたじゃないですか(笑

で、まじめさで苦しんでいる人ほど、「もっとちゃらんぽらんにならなきゃ」とか、「いい加減を覚えなきゃ」、「少しは手を抜くことも覚えなきゃ」みたいに、「普通の人のようになろう」として努力をしていたんですが。

 

今はまじめなタイプの方が、未来を作れる時代

でも、こういう混乱した状況だと、逆にまじめなタイプの方が未来を作れるように感じます。

だって、今のような世の中が混乱した状況では、周囲を変えようとしてもほとんど変えられないわけです。

それは、みんなが不統一な主張ばかりをして、意見がまとまらないからですね。

だから、今のような混乱した状況ほど、周囲に期待せずに、個人の判断で動ける方が、より豊かさを得られます。

 

その場合、自分をうまく変えられる人ほど、状況に適応できてうまくいきやすくなると。

すなわち、「今のような時代は、自分を変えるタイプの方が、未来を切り開けるんだな」と分かったわけです。

 

ある意味、今までの「ちゃらんぽらんにならなきゃ、いい加減さを覚えなきゃ、手を抜くことをしなきゃ」という努力は、無意味だったと。

まぁ無意味とまでは言いませんが、「場や時代に合わないことをしていただけだった」と分かります。

だってそのまじめな性質は、今のような混乱した場や状況では、とても輝く長所になるんですから。

 

今まで悪いと思われていた性質が、長所になり得る

こういう「今まで悪いと思われていた性質が、長所になり得る」と分かると、ぐっと面白くなりますよね。

だって、今までは「ダメな自分」だったのが、一気に「すごい素質の自分」になるんですから。

特に、個性が強くて、「自分はダメな性質ばかりだ」と感じている人ほど、喜びが大きくなるんじゃないかと思います。

 

すると、いろんな「今までダメな性質だと思っていたけど、実は長所になりうるかも」と考えるようになります。

すなわち、発想を変えることを重視するわけですね。

で、「あ、こういう性質は、こういう状況ならうまく使える」と、いろんな発見ができるようになります。

 

前作の「内向型の生き方戦略」という本でもそうで、今までは「内向型」って、社会的には「いい性質ではない」と思われていました。

でも、それは場と状況に応じて有利にできると分かります。

近日リリース予定の新作本も同じで、これは「高い共感性」という性質に焦点を当てて、長所を説明しています。

自分が欠点だと思っていた部分も、状況に応じて長所にできるわけです。

 

無理に普通に生きなくてもいい

なら、そういう「才能を生かせる場」に移ればいいだけだと分かります。

無理に、普通に生きなくてもいいんですよ。

 

例えば投資家のウォーレン・バフェットなんて、「決算書を見るのが趣味」ですからね(笑

その性質だけで、明らかに社会不適合者でしょ(笑

普通のサラリーマンですら、なれないんじゃないかと思うんですが。

でも、彼はその性質を利用して、趣味を投資に生かすと、世界一の投資家になったと。

 

私の場合、いろんなメカニズムを考えるのが好きなんですよ。

でも、世の中って「そこにそれがあるのが当たり前だし、常識じゃない。なんでそんな無駄なことを考えるの? 常識を持つから便利なのに、なんで常識を疑うの?」って感じでしょ。

だから、常識を疑ってかかる私は、明らかに社会不適合者でしょう。

だけど、その性質を利用すれば、「今まで欠点だと思っていた部分を、長所にできる」、「常識とは違う生き方ができる」という力があると分かります。

 

場や状況が変われば、それは長所になりうる

このブログを読んでいる人は、個性が強い人が多いと思うんですよ。

そして、だからこそ「私はダメな奴だ」とか、「自分は社会のゴミだ」とか感じる人がいるかもしれません。

 

でもそうではなくて、それはただ単純に、「場や状況が変われば、それは長所になりうるものですよ」、ということです。

すると、一気に希望が見えますよね。

だって、昨日まで「ゴミだった自分」が、「輝ける自分」になるんですから。

そのきっかけが、ふとした「場や状況の変化」なわけです。

 

まとめ

なので、そう考えると、「自分の欠点が希望になりうる」と分かります。

それは排除するものではなくて、希望にできるものですよと。

 

すると、「普通の人のようになろう」と努力する必要はなくて、むしろ「とびきりの長所を持つ人」を目指す方が、楽に実現できそうだと分かります。

それは、価値観や発想、ものの見方や生き方を変えることで、実現できるからですね。

 

普通の人ほど、「当たり前のこともできない奴に、特別なことなどできやしない」という教えです。

でも個性のある人ほど、「普通になろうとするよりも、超一流になる方が楽に実現できる」ということです。

そういう常識からの脱却ができると、生き生きとできるし、苦しむこともなく、飛躍できるんじゃないかと思います。

 

ということで今日は、「個性のある人ほど、普通になろうとするよりも、超一流になる方が楽にできる」というお話でした。

今日はここまで~。

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