今日は、ファンづきあいのお話です。
「ファンには、ちょっと冷たいぐらいでちょうどいい」、というお話をしてみましょう。
ファンに対して、どれぐらい対応すればいいのか
自分なりの価値を追求していると、少しずつ反響が出てきて、フォロワーとか閲覧者数が伸びてきますよね。
すると、ファンができたり、感想とか応援メッセージをもらったりするようになるものです。
そのとき、ファンに対して、どれぐらい対応すればいいのか分からないことが多いじゃないですか。
例えば、感想メールにどれぐらいレスを書けばいいのかとか、どれぐらい早めにレスしないといけないのかとか、いろいろ迷いますよね。
で、丁寧な人ほど、「早めにお礼をしなきゃ」とか思って、すぐに、とても丁寧なレスをしたりするんですが。
私もずっとその辺を考えていたんですが、最近ようやく気楽なバランスが分かってくるようになりました。
それが、「ファンには、ちょっと冷たいぐらいでちょうどいい」ということですね。
今日はそんなお話をしてみましょう。
丁寧にしすぎると、ファンは困ってしまう
実際のところ、ファンにはあんまり丁寧にしすぎないぐらいでいいように思います。
余計に丁寧に与えてしまうと、逆にファンは困ってしまうものなんですよね。
というのも、ファンにとっては、「普段の作品を提供してくれるだけで、十分に満足です!」という感覚です。
それなのに、それ以上を特別自分に与えてもらうと、感激を通り越して、困ってしまうんですよ。
そして「ああ、自分は十分に何もお返しできないのに、こんなに与えてもらってどうしよう」と、プレッシャーになってしまうわけです。
特に、相手が普通の人であればあるほど、丁寧すぎるお礼はプレッシャーになるように思います。
例えば私たちが絵を描けないとして、それでもすっごいあこがれの絵描きさんがいたとしましょうか。
で、そんなすごい絵描きさんから、特別なイベントでもないのに、「君だけにあげるよ」特別にオリジナルの絵をもらったりすると、どうでしょう。
なんだか、嬉しいのを通り越して困りますよね。
「ああ、どうかその絵をTwitterなりPixivで公開してください。私だけもらうのは、他のファンに対しても申し訳ない!」みたいな感情を持つものです。
「お礼のお礼」に力をかける必要はない
だから、個別のファンサービスとか、しんどいならあんまりしなくていいように思います。
そもそもファンからのメッセージというのは、「作品のお礼」ですからね。
お礼のお礼で、それ以上を返す必要はないと分かります。
むしろ、お礼のお礼は、喜びつつもただ受け取るぐらいでちょうどいいと。
それに、作品作りに集中することが、ファンに対する最高のファンサービスでもあります。
なので、感想メールや応援メールとかでも、私は3行ぐらいのメッセージで返すことが多くなりました。
「感想ありがとうございます。 ○○の部分を気に入ってくれて嬉しいです。感謝です!」みたいに、相手のメッセージを少し引用して受け取ったことを語りつつ、感謝を伝える、みたいな。
すると、相手も喜んで、自分も制作に集中できますからね。
ちなみに制作仲間とは、がっつりやりとりするのもいいでしょう。
例えばTwitterでも、「プロ同士が会話しているのを見るのが面白い!」みたいなことって、ありますよね。
好きなクリエイター同士が会話しているところを見られると、なんか専門用語が飛び交って意味不明でも、「これが現場の会話なのか!」と興奮できますからね。
私も、制作仲間にはついつい長文メールになっちゃいますし(笑
そういうのは、普通にやりとりを楽しみながら、周囲に価値を提供してゆけばいいかと思います。
まとめ
そんな風に、ファンへの対応は、少し冷たいぐらいでちょうどいいように思います。
あんまり丁寧に返す必要もないし、すぐにレスをする必要もないと。
確かにレスがあれば嬉しいですが、内容は短くて十分ですし、すぐに返事がこなくても十分だと。
ファンにとっては、忘れた頃に短いレスがあるだけでも、十分に喜べますからね。
それよりも、作品のクオリティを上げていくことが、一番喜ばれることじゃないかな、とも思います。
そう考えると、気楽な距離感で、ファンとやりとりできるんじゃないかと思います。
ということで、今日は「ファンには、ちょっと冷たいぐらいでちょうどいい」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。