今日は精神的なお話です。

「今するちょっとの試行錯誤」が未来に影響する総量で考えてみよう、というお話です。

 

「未来を考えてしまう」は、時間の概念が強い人

最近はよくこのネタについて語っていますが、「未来をつい考えてしまう」ってタイプがいると思います。

「今がいいかどうか」よりも、「未来に希望を持つ方が、エネルギーが出る」というタイプですね。

そういう人の場合、たとえ今が逆境だとしても、「未来は着実によくなっていく」と実感できれば、元気が出るタイプです。

 

こういう「未来をつい考えてしまう」というのは、時間の概念が強い人だろうと思います。

これは、「未来の心情や感情をありありとイメージできるので、その状態をリアルに実感できる」とも言えるでしょう。

 

実際にそういう未来を考える人って、休日そのものよりも、休日の前日が一番嬉しかったりするんですよ。

それは、今がしんどくても、「明日は休日だ」と思えると、もううきうき気分になれるわけで。

逆に、休日の午後とか夕方ぐらいになると、「ああ、休日が終わっちゃう」と感じて、今は休みで心地よい状態なのに、気分が落ち込んだりして(笑

だから、そういうタイプの人ほど、今の状態に関係なく「未来がよくなる」と実感できる方が嬉しくなると。

 

休日だけでなく、例えば好きな旅でも旅行でも、旅行そのものよりも、準備をしている段階の方が楽しかったり。

発売日よりも、発売日前日の方がわくわくしたり。

他にも、本当に大好きな物語に対しては、「最終回を見ると、『もう味わえなくなる』と感じて落ち込むから、好きな作品ほど最終回を見られない」ということもあるかもしれません。

 

「未来への危機感を持てない人」もいる

一方で、未来への危機感を持てないタイプの人もいます。

それは、時間の概念が弱いので、「未来はこうなりうる」と分かっていても、危機感を持てません。

 

実際に、「給料日まで後10日もあるのに、給料を使い切ってしまった」みたいな人がいるものです。

それとか、台風が来ているのに、直前まで準備をしなかったりする人もいますよね。

 

それは、時間の概念が乏しいので、理屈では分かっていても、その恐怖を感情として体験できません。

だから、つい「今を生きてしまう」わけです。

 

未来を考えられない人は、激動時に苦しむ

これは、安定期にはこういうタイプで通用するんですよ。

だから、そういう人は安定期ほど「今を生きようよ」と言います。

そしてその方が、悩まずに生きられます。

 

でも実際は、彼らは「未来を考えることができない」なんですよね。

だから、そういう「未来を考えられない人」ほど、今回のコロナウイルスみたいにいろんな変化が起きても、全然未来への準備できずに、振り回されます。

混乱するし、人がどーっと動き出すと「自分も動かなきゃまずい!」と目先の状況に左右されて、ブームに乗ってしまうわけです。

準備ができない上に、パニック的な動きに巻き込まれやすくなってしまい、疲弊しやすくなります。

 

「今するちょっとの試行錯誤」が未来に影響する

まぁそんな風に、私たちは「時間の概念」に対して、違いがあるわけですね。

だから、変化する時代でも、安定した時代でも、人間は生き延びやすくなったんだと言えるでしょう。

 

なので未来を考えられる人ほど、「今するちょっとの試行錯誤」が、どれだけ未来に影響するかで考えてみるのもいいかと思います。

これが分かると、ちょっとした目先のしんどいことでも行動できて、長期的に楽にしてゆけるかもしれません。

 

水耕栽培で、「種から発芽させるかどうか」問題

例えば私は最近、水耕栽培を試していたりします。

まぁ、最近はこのブログでもちまちまと取り上げているんですが、ついに着手しちゃったと(笑

で、原始的なものから試し始めているんですが。

 

その中で、「種から発芽させるかどうか」という悩みがあったんですよ。

苗を買ってくればすぐにできるし、確実なんですが、種を自分で発芽させて育てれば、圧倒的に安くできるわけです。

苗は1本60~100円ぐらいしますが、種からなら100円分で何十本、何百本と苗を作れます。

なので、種を発芽させることができれば、圧倒的に低コストですよね。

 

以前に失敗した、苦い経験

ただ、私は以前に土で畑作りをしていた時、種からの発芽で失敗した苦い経験があるわけです。

大根とか育てやすいものなら大丈夫なんですが、トマトみたいな暖かい場所で発芽する種は、もう全滅で、「発芽って、難しいな」と実感して。

そういう苦い経験があったので、「アブラナ科(大根とか小松菜とか)以外の種は、なんか種からの発芽は嫌だな」という抵抗感があったりしたんですが。

 

でも、「もし試行錯誤して種からの発芽できれば、未来にはずーっとその恩恵を受けられる」と分かると、メリットが明らかにありますよね。

なので、「過去に苦い経験はあるけど、少し種からの発芽を試してみよう」と実行できて。

 

一度でもうまくいくと、大きな可能性になる

それでやってみて、今朝見ると、種からちっちゃい芽が出ているんですよ!

「うわーっ、芽が出てる!」みたいな。

もうね、それだけで幸せな気持ちになれたり(笑

 

ちっちゃい芽って、なんかかわいいですよね。

私は手元にあった食品用のタッパーを使って、キッチンペーパーを敷いて水を加えて発芽させているんですが、もう嬉しくて何度も見たくなるほどだったり(笑

そして「自分の意思に関係なく、育っていく」という姿を見ると、なんだか「こんなに小さくても、生きてるんだな」という不思議な感動があったりして。

 

そして、こういう経験があると、もうすっごい自信になるし、希望も出てくるわけです。

それは、未来にぐっと可能性が広がったからですね。

「これで、苗を買わずにすむ」と分かるし、「他にも、いろんな新しいことができるかも」と、自分の可能性が広がって、いろいろできそうだと分かって。

 

まとめ

なので未来を考える人ほど、そういう「ちょっと新しいことの試行錯誤」をして、そこで一つの成功体験ができると、ぐっと面白くなるように感じます。

それは、未来の可能性が広がるので、元気が出るし、希望を持てるからですね。

 

そういう「未来をよくしていく」という長期的な楽しみを持てるのが、未来を考える人の長所かな、と思ったりもします。

いやまぁ正直言うと、この「芽が出た!」という感動を伝えたいがために、ここまで長く語ってしまったんですが(笑

 

でもほんと、水耕栽培は面白いですね~。

育つまで時間がかかるので、メインの作業をしつつ、片手間にできますし。

作るばかりだと「長時間作業するほど効率的」ですが、こういう「育てること」って、「時間や作業を投資して、育つのを待つ」という投資マインドになるんですよね。

そういう「待つことが豊かさを作る」という学びとしても、いい経験のように感じます。

 

ということで今日は、「今するちょっとの試行錯誤」が未来に影響する総量で考えてみよう、というお話でした。

今日はここまで~。

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