本日、最新刊の電子書籍「ストーリー作家のネタ帳 イベント編4―緊迫・駆け引き・ミステリーの王道プロット15種」をリリースしました

 

作家向け教材「ストーリー作家のネタ帳」シリーズの最新刊ですね。

今回は、「緊迫・駆け引き・ミステリー」というくくりで説明しています。

まあ簡単に言うと、「知的な駆け引き」になります。

バトルをさせたかったり、敵(恋敵を含む)を作ったり、サスペンスやミステリー、知的な駆け引きをしたい場合に役立てられるかと思います。

あとは、伏線とか前振りをどうやって作ればいいのか分からない場合にも、役立てられるでしょう。

 

そんな王道プロットを、具体例を交えて15種類ほど紹介しています。

まあ、今までと同じような内容なので、今までのネタ帳を楽しんでいただけた方なら、今回も十分に楽しめるんじゃないかと思います。

 

あとがき

さて、長らくお待たせしました。

前作からおよそ4ヶ月もお待たせしちゃいましたが、ようやく第4巻のリリースです。

まあ去年の10月から2ヶ月ほどサイトの改装とかプロットインフォグラフィックに着手していたので、制作期間2ヶ月を考えると、まあ標準的な制作スピードなんですが。

今回は原稿用紙620枚ほどあるので、ちょうど前作の第3巻(人間ドラマ・人間関係編)と同じぐらいの分量になります。

 

前回は人間ドラマが中心でしたが、今回は「知的駆け引き」、すなわち「戦い」が主体になります。

人間ドラマってのは、葛藤を中心にしたところがあって、あまり「善悪」という基準はないですよね。

一方で知的駆け引きを用いる戦いってのは、「悪とどう戦うのか」みたいな、「悪」という存在がキーワードになるかと思います。

敵が悪になることもありますし、主人公が悪になることもあります。

 

例えば「敵の巣窟に入る」というイベントでは、主人公が悪のまっただ中で、単身取り残されてしまう……という流れになります。

最近の作品で言うと、「亜人」とか「東京喰種(トーキョーグール)」「進撃の巨人」などがこれに当てはまるでしょう。

 

一方で「弱みを握って支配する」というイベントになると、主人公が悪になって、恋人役とか相手を操っていくことになります。

ほら、恋人役の弱みを握って、主人公が高笑いするような物語ってありますよね。

私が思いつくところでは、エロゲの「ランス」シリーズ(アリスソフトのやつ)、少女漫画の「彼氏彼女の事情」「わたしに××しなさい」辺りでしょうか。

 

そして、バトルの組み方も説明しています。

「必殺技を頼りに敵と戦う」というイベントは、「BLEACH」、「はじめの一歩」、少し古い作品では「銀河英雄伝説」を始めとして、もうありとあらゆる必殺技を使うバトルもので使われています。

 

あとは、駆け引きとしては福本伸行氏の「カイジ」シリーズみたいに、特殊なゲームで戦うようなイベントの作り方もあります。

また、ミステリーでは「名探偵コナン」とか「金田一少年の事件簿」シリーズのような、王道ミステリーの作り方も説明しています。

 

まとめ

そんな風に、知的な駆け引きが求められたり、敵との戦いをするような物語で、今回の内容は重宝することでしょう。

もちろん、恋愛物語でも使うことができますし、恋愛要素を組み込むこともできます。

まあ、いつものような内容なので、3巻までの内容に満足できた方ならば、今回の内容も楽しんでいただけるかと思います。

興味がある方は、是非どうぞ。

 

最後になりますが、今回はチェックやら何やらで、しまこさん、吉谷さん、隣の飼いケルベロスさん、息耐者カールさんにお世話になりました。

この場を借りて、お礼とさせていただきます。

 

ということで、最新刊「ストーリー作家のネタ帳 イベント編4―緊迫・駆け引き・ミステリーの王道プロット15種」をよろしくお願いします。

今日はここまで~。

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