今日は昨日の記事の続きで、精神的なお話です。

「合わないタイプがあると分かると、嫌な人から離れやすくなる」というお話です。

 

内向型の3つのタイプ

昨日の記事で、内向型には「3つのタイプがある」って説明しましたよね。

少しおさらいしておくと、それは次のような3つです。(外向型も加えると、4つになります)

  • 高共感タイプ:思いやりが強く、自分の意思を出せないタイプ。社会ではそこそこ生きやすく、社会の歯車になれる。
  • HSPタイプ:思いやりも持つが、強い自分軸や好奇心を持つタイプ。社会の歯車になれないし、社会はとにかく苦しくなる。
  • 境地開拓タイプ:思いやりよりも、社会を動かす方が好きで、強い自分軸を持つタイプ。社会でもそこそこ生きられるけど、歯車にはなれない。
  • 外向型:思いやりよりも、社会を動かす方が好きで、自分軸を持たないタイプ。社会の歯車でなければ生きられない。

 

これは、次のような軸で分類されています。

 

合うタイプと合わないタイプ

で、この図を見たら、自分に合うタイプと合わないタイプがすぐに分かります

図では、「隣り合ったタイプ」と「対角線上にあるタイプ」がありますよね。

そして、以下のような性質を持ちます。

  • 隣り合うタイプ:自分に合いやすいタイプ(なじみやすく、わかり合いやすいタイプ)
  • 対角線上にあるタイプ:自分と合いにくいタイプ(水と油で、わかり合いにくいタイプ)

 

例えばHSPタイプにとっては、「高共感タイプ」と「境地開拓タイプ」が隣り合っています。

この両者は、比較的わかり合えるんですよ。

それは、部分的に同じ性質を持つからですね。

 

HSPタイプは、高共感タイプとは共感性という部分でわかり合えます。

だから、「誰かを助けたいよね。喜んでもらえると、嬉しいよね」という部分で共感できて、仲良く一緒に行動できると。

一方で境地開拓タイプとは、境地開拓という部分でわかり合えます。

この場合、「どんどん新しいことに挑戦できると、面白いし充実できるよね」という部分に共感できて、仲良くできると。

 

対角線上のタイプほど、苦手な相手

でも、対角線上にいる相手は、本当に苦手な相手なんですよ。

理解し合うことも難しいし、腹が立つし、恨みつらみも募(つの)りやすくて(笑

 

HSPタイプほど、外向型に対しては苦手意識とか、劣等感があるんじゃないかと思います。

例えば体育会系なノリで体育祭を仕切ろうとしている人と一緒にいることとか、「これが伝統だ」と無意味に酒を飲まされたり、大声で自己紹介させられたり、一発芸をしなきゃいけなかったりとか。

HSPタイプにとっては、そういう「刺激の強い無意味なことを強制させられて、みんなと一緒にいるだけの、時間を浪費するだけの状態」って、本当にうんざりでしょ。

それは、自分の性質と真逆だから、付き合いきれないんですよね。

 

HSPタイプほど「人生限りある時間で、意味あることをして、誰かに喜んでもらいたい」と感じるものです。

すると、そういう外向型のライフスタイルが苦しくなると。

 

いろんな「合わないタイプ」

同じように、高共感タイプほど、境地開拓タイプに対して苦手意識を持っているわけです。

高共感タイプほど、「みんな仲良くしようよ。それで、みんなで落ち着いて、今まで通りに生きようよ」という性質を持ちます。

でも、境地開拓タイプほど、好き放題やって場を乱すし、現状維持に安心する人をやたら攻撃することが多くて。

実際、高共感タイプほどホリエモン氏のような人は苦手とするんじゃないかと思うんですが。

これも、自分の性質とは真逆だから、付き合いきれないんだと。

 

実は反対側もそうで、外向型はHSPタイプが苦手で、境地開拓タイプは高共感タイプが苦手だったりします。

 

合わない相手とは、無理に一緒にいなくていい

で、合わない相手(対角線上のタイプ)とは、無理に一緒にいなくていいんですよ。

それは、離れていいタイプです。

HSPタイプは外向型と離れていいし、高共感タイプは境地開拓タイプと離れていい、そして境地開拓タイプは高共感タイプと離れていいと。

むしろ、ずっと一緒にいると、心が病んでいきます。

それは、自分とは違う価値観であることで、相手が優れていても劣っていても怒りを持つでしょうし、劣等感や羨望を持ちやすくなるからですね。

 

もちろん、対角線上のタイプは、役割分担がしっかりできれば、補完し合える最高のパートナーになりえます。

例えば、織田信長(境地開拓タイプ)とマザーテレサ(高共感タイプ)が一緒にいたとしましょうか(笑

なら、「戦で奪ってくるのは信長、貧困対策はマザーテレサ」みたいにすると、奪ってきた上で、分かち合うことができるので、最高に豊かになれるでしょう。

 

目上の相手が合わない相手だと、苦しくなる

でも、特に「目上の相手が自分とは対角線上のタイプ」の場合ほど、離れる方がいいでしょう。

親とか上司がそういうタイプだと、子や部下はとにかく苦しみます。

それは、目上側の価値観を強制されるので、子や部下は拒絶できないからですね。

 

実際、信長が上司で、マザーテレサがその部下になったら、マザーテレサは苦しみそうでしょ(笑

だって、信長は「弱い奴は、弱いからこそ悪い。自力で努力しなくてなんとする! 反逆者は殺戮だ、皆殺しだ!」と感じるし、マザーテレサは「奪うのはダメ! それは哀しみを生むだけ」と感じるからで。

でも、マザーテレサは信長に従わなければならないので、苦しくなると。

 

同じように、マザーテレサが上司で、信長がその部下になったら、信長は悲惨ですよね(笑

「なんで俺が慈善事業をせねばならんのだ!」みたいに、反乱を起こしそうで(笑

いやまぁ、ストーリーなら「修道院がマフィアから狙われて、撃退しなければならなくなる」とかで信長が活躍するかもしれませんが、実際ではそういうことはほぼありませんからね。

 

まとめ

なので、合わないタイプとは、離れていいんですよ。

特に目上の相手が合わないタイプだった場合、どんどん離れるといいでしょう。

その場に居続けると、自分の性質がゆがめられて、確実に病んでいきますからね。

 

そういう発想ができると、「あ、離れていいんだ」と分かって、行動しやすくなるかもしれません。

 

ということで今日は、「合わないタイプがあると分かると、嫌な人から離れやすくなる」というお話でした。

今日はここまで~。

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