今日は精神的なお話で、「内向型の3つのタイプ」ということでお話してみましょう。

今日の内容は保存版です。

 

内向型の中にも違いがある

「内向型」と言っても、いろいろ違いがありますよね。

例えば、「自分の意思をなかなか表に出せない」というタイプの人。

「とにかく社会に合わないし、生きるのが苦しいばかり」というタイプの人。

「個性が強いのに、場の空気が分からない」というタイプの人とか。

 

そして世の中には「成功するにはこうしなさい、ああしなさい」とかいう教えがいろいろあるじゃないですか。

で、みんな同じ教えならいいんですが、結構みんな言っていることが違うわけです(笑

すると、「じゃあ私はどうしたらいいの!?」と感じることもあるわけで。

 

そういう場合、私の中では、「内向型の中にも違いがある」と分かると、自分の特性が分かりやすくなって、対応しやすくなるように感じます。

すなわち、内向型にもいくつかタイプがあるんだと。

そしてこのタイプの違いが分かると、「自分はこのタイプだ」と分かって、自分に合う行動ができるかなと思います。

今日の記事で紹介するのは、そういう私なりの分類方法ですよ、ということですね。

 

内向型の3つのタイプ

じゃあどういうタイプがあるのかというと、それが次の3つのタイプになります。

  • 高共感タイプ:思いやりが強く、自分の意思を出せないタイプ。社会ではそこそこ生きやすく、社会の歯車になれる。
  • HSPタイプ:思いやりも持つが、強い自分軸や好奇心を持つタイプ。社会の歯車になれないし、社会はとにかく苦しくなる。
  • 境地開拓タイプ:思いやりよりも、社会を動かす方が好きで、強い自分軸を持つタイプ。社会でもそこそこ生きられるけど、歯車にはなれない。

 

これは、次のような2つの軸で違いが作られます。

  • 共感性が高いかどうか:共感性が高いほど、思いやりを持つ。低いほど、社会を動かしたい傾向を持つ。
  • 境地開拓性が高いかどうか:境地開拓性が高いほど、自分軸を持つ。低いほど、社会に適応しやすくなる。

 

これを図で示すと、次のような関係になります。(上下の軸が共感性、左右の軸が境地開拓性です)

 

じゃあ、実際にそれぞれのタイプを説明してみましょう。

(ちなみに、「境地開拓型」と「境地開拓タイプ」は別物なので、注意しましょう)

 

高共感タイプ

1つ目の「高共感タイプ」は、思いやりがあって、だけど社会で生きていけるタイプです。

一言で言うと、「人に優しく、忍耐力を持つ人」ですね。

 

こういうタイプは、あまり自己主張をしません。

なので、自分の意思を出すことも少ないし、自分が苦境でも周囲を責めたりしないタイプです。

そして、自分が苦しくても「私は大丈夫ですから、みなさん頑張ってください」と、周囲に活躍を譲れるような人です。

そういう「社会での活躍」という点では、消極的ですし、競争心もなく、目立とうとはしないでしょう。

 

でも、誰かが困っている場合や、苦しんでいる場合、「放っておけない!」と積極的に助けます。

ある意味で、困っている人を助けることに、至上の喜びを感じるタイプです。

そして助けて喜んでもらうと、もう心から嬉しくなります。

そういう、普段はおとなしいけれども、「誰かを助けたいな」という気持ちが強い、という性質ですね。

 

高共感タイプは、歯車になれる

で、このタイプは、「社会でもそれなりに生きやすい」という性質を持ちます。

結婚願望もあるし、一人はさみしいし、誰かと一緒にいたいし、単調な仕事でもさほど苦にならない性質です。

それに、誰かに雇われたり、フリーランスのように「大きな組織の一部になる」ということもできます。

 

一方で、自分軸はあまり持たずに、孤独にも弱い性質を持ちます。

だから、「自分だけで、試行錯誤をして道を切り開く」というのは苦手で、メンターが必要だったり、組織に属したり、他者の教えを得ないとなかなか動けないと。

 

高共感タイプの有名人

この高共感タイプの有名人としては、次のような人がいるでしょう。

  • 宗教者:マザーテレサ、親鸞、瀬戸内寂聴(創始者よりも、教えを広げた人に高共感タイプが多い)
  • 作家:本田健、本田晃一
  • 心理学者:河合隼雄、加藤諦三(カウンセラーは高共感タイプが多い)
  • 経営者:松下幸之助、稲盛和夫、竹田和平
  • 俳優:木村拓哉、高倉健(俳優さんや声優さんは高共感タイプが多い)
  • 漫画やアニメキャラ:「フルーツバスケット」の主人公、「鬼滅の刃」の主人公、「僕のヒーローアカデミア」の主人公、「夏目友人帳」の主人公

 

ストーリーだと、人間ドラマでの主人公が、こういう高共感タイプになりやすいかなと思います。

あと、百合系の物語でも、こういう高共感タイプが片方になりやすいでしょう。

「誰かを押しのけて自分がのし上がることよりも、誰かを助ける方が好き。あんまり主張せず、だけど地道な努力ができる。そして、みんなと関わって生きたい」というタイプです。

 

HSPタイプ

2つ目の「HSPタイプ」は、思いやりはあるけれども、社会では生きにくいタイプです。

一言で言うと、「誰かを助けるために、独自に試行錯誤ができるタイプ」です。

 

ちなみに「HSP」とは、Highly Sensitive Person(とても繊細な人)という意味です。

いわゆる「英単語の頭文字短縮用語」は、見た目では意味不明だし、「それを知っている当事者しか理解できないもの」なので、私はあんまりこういう単語を使いたくないんですよね。

でも、これ以外にいい単語が思い浮かばなかったので、これを使うことにしましょう。

 

「自分軸で、自由に動きたい」という性質

このHSPタイプは、「思いやりを持つ」、「誰かを助けたいと思う」という点では、高共感タイプと同じです。

いわゆる、「あまり自分の意思を主張せずに、だけど誰かを助けることに喜びを持つ」タイプになります。

 

ですが、高共感タイプと大きく違うのは「自分軸で、自由に動きたい」という性質を持つことですね。

だから、社会のように自由にできない場所が、特に苦しみになります。

雇われるのも嫌だし、命令されるのも苦しいし、歯車になれないし、そもそも人混みが苦手で、自然に生きる方が好きだと。

実際に、一人でいることもさほど苦としませんし、結婚願望が少ないことも多いでしょう。

 

そして、いろんな好奇心を持つので、「好きなことをして生きていきたい」というタイプです。

工夫も試行錯誤もできるし、新しい発見ができると。

むしろ、そういう「発見をして生きることが、面白くてたまらない」ということもあるでしょう。

 

なので、「自分がいろいろ試して切り開いたことで、誰かが喜んでくれると、嬉しいな」という性質を持ちます。

 

ちなみにこのタイプは、とにかく「社会で生きること」が合わないんですよ(笑

そういうこともあって、このHSPタイプは「内向型の中の内向型」とも言えるでしょう。

 

HSPタイプの典型例

このHSPタイプは、以下のような人がいるでしょう。

  • 経営者:斉藤一人、ウォーレン・バフェット、チャーリー・マンガー(バフェットのビジネスパートナー)
  • 宗教者:釈迦、孔子、老子、荘子
  • アニメや漫画のキャラ:「ムーミン」のスナフキン、ブラック・ジャック、「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジと綾波レイ

 

HSPタイプはあまり目立たないので、有名人が少ないんですよね。

なので、バフェットがHSPタイプかというと、ちょっと怪しいところですが(笑

バフェットは「HSPタイプと、境地開拓タイプの中間」ぐらいと言ってもいいかなと。

 

HSPタイプは、何らかの「創始者」になりやすいタイプです。

で、会社を作ったとしても、自分ではあまり人員的に大きくしようとしないタイプです。

むしろ、死後に弟子が大きくすることが多いと。

 

ストーリーでは、こういうキャラが主人公になると、哲学っぽい内容になります。

というのも、「他者を助けたい、だけど自分も苦しみやすい。それに、社会の負の部分もよく見えるので、助けることにも意味を必要とする」という形になりやすくて。

なので、あんまりHSPタイプが主人公になることは少ないように感じます

 

境地開拓タイプ

最後となる3つ目が、「境地開拓タイプ」で、これは「新しいことで、社会を変えたい」と感じる人です。

 

共感性は低いので、時に苛烈だったり、冷徹にならなきゃいけないことでも、果敢に行動できることが多いものです。

すなわち、しっかりと主張できるし、「社会に大きな影響を与えたい。より社会を変えたい」という思いが強いタイプですね。

 

個性があり、好奇心も強くて、好きに生きたいタイプです。

そのため、好奇心に従って動くことで、新たなものを作り出したり、時に社会に大きな影響を与えるような大きな成果を出せます。

だけど、社会の歯車になれないので、リーダーになりやすいタイプですね。

革命家とか、ビジネスの革命児に多いタイプです。

 

境地開拓タイプの有名人

これは、実際に有名人の例を見ると分かりやすいでしょう。

  • 経営者:スティーブ・ジョブズ、イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス(Amazon創始者)、堀江貴文、ひろゆき
  • 革命家:織田信長、曹操、チェ・ゲバラ、土方歳三、吉田松陰
  • 宗教者:空海
  • アーティスト:岡本太郎(癖が強いアーティストは境地開拓タイプが多い)
  • 漫画やアニメキャラ:「デスノート」の主人公2人、「アカギ」(麻雀のやつ)

 

こういうタイプは、「炎上してなんぼ」というのが特徴です。

共感性が低いので、他者からの批判とかクレームに強いわけです。

むしろ、「炎上させれば、多くの人に注目されるからメリットばかり」ということで、わざと見下したような言葉を使ったり、きつい言い方をしやすいものです。

 

だけど、個としての能力は高いので、論理的に反論できたり、論戦ができます。

なので、「性格は嫌だけど、能力としてはすごい」というタイプの人が多いでしょう。

 

ストーリーでは、「常識外れの知恵で勝利する」、「積極的に無情な駆け引きを仕掛けるし、そういう駆け引きが得意」というキャラになりやすいでしょう。

BL系の攻めキャラはこの境地開拓タイプが多いかも。(予想ですが)

 

まとめ

こういう違いがあると分かると、自分に合う教えを選べそうに感じます。

高共感タイプは、きっと松下幸之助とか本田健氏の教えを受け入れやすいかなと。

 

一方で、HSPタイプは、高共感タイプの教えと、境地開拓タイプの教えの両方から、抜き取って学べると。

HSPタイプが好きな場合、老荘思想を学んでみると受け入れやすいかもしれません。

以前説明した陰と陽のお話も、元は老子の思想ですからね。

 

もちろん、これらは明快に区切られるものではありません。

「自分は高共感タイプと、HSPタイプの中間ぐらいかな」という人も、多くいるでしょう。

 

そして、こういうのが分かれば、無理に「違う自分」にならなくていいと分かります。

すなわち、自分に合う方向性で生きることもできると。

で、「そういう方向性での成功者もいる」と分かると、目指す方向が分かるかもしれません。

 

ということで今日は、私なりの「内向型の3つのタイプ」ということでお話してみました。

より詳しくは、最近リリースした電子書籍「高共感な人の生き方戦略」に記してあるので、共感性が高い人で興味がある方はぜひどうぞ。

今日はここまで~。

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