今日も今日とて、精神的なお話です。
混乱とは「一つの価値観や方法論が全体に通じない状況」である、というお話です。
最近って、怖くない?
最近って、なんだか怖いことが多いですよね。
コロナウイルスだけでなく、人の心もすさんできているし、いろんな不穏な空気が流れていて。
こういう場合、いろんなことに怖くなって、なかなか新しく動き出しにくくなるように感じます。
でも、「今までの生き方では、これからは通用しそうにない」ということも分かっていて。
だから、そういう「変化しなきゃ、でも動き出せない」という板挟みで悩むこともあるんじゃないかと思います。
そういう場合、「恐れすぎず、楽観視しすぎず、妥当なラインはどこだろう?」と考えてみるのもいいかと思います。
それは、今のような混乱した状況ほど、自分に合わせることが大切になるからですね。
混乱とは、「一つの価値観や方法論が全体に通じない状況」
実のところ、「混乱している状況」っていうのは、「一つの価値観や方法論が全体に通じない状況」を意味します。
すなわち、場や状況、人によって違いが大きいので、「自分に合わせて判断する」ことが必要なわけです。
混乱が少なければ、みんなが同じ価値基準で動けるし、一つの方法論が全体に通じます。
例えば日本全国が寒い場合、「みんなで寒さをしのごう。こうすれば寒さをしのげるよ」と方法論を提示すれば、みんなにそれが通用します。
だから、「みんなと同じ」で安心できるし、「こうすればいいよ」という安定した成功法則ができるし、その成功法則に従うことが「ポジティブである」となります。
一方で、混乱している状況では、その価値観や方法論が全体に通じなくなるわけです。
天候の例だと、「関東は寒いのに、関西はやたら暖かい。中四国では雨が続いている」みたいに、状況が違っていると。
すると、「みんなでこう寒さ対策しよう。こうすればいいよ」という価値観や方法論は、全体には通用しなくなると分かります。
それは当然で、暖かい地域とか、雨が降っている地域では、寒さ対策は全く通用しないどころか、いろんな無駄や逆効果を生むからです。
自分なりに判断できる人ほど、今の時期は上昇できる
今回のコロナウイルスによる混乱も、それと同じです。
旅行業界は寒いのに、通販業界やスーパーマーケット業界は暖かかったり、都会は雨が続くのに、田舎は日照りが続いていたり。
業界や場所だけでなく、年齢層とか、暮らし方、生き方でも大きく違いが出ると。
で、例えば今回のコロナウイルスでも、「結局私はどうすればいいの?」と、答えを政府とか周囲に求めている人が多いですよね。
でも、そういう「結局私はどうすればいいの?」という問いかけそのものが、今の時期では合わないと分かります。
それは、全く見当違いのことをしやすいからです。
そして、「自分なりに判断しよう。自分なりの生き方をしよう」という性格の人が、今の時期では上昇できると分かります。
それは、自分に合わせて考える方が、うまくいきやすいからで。
昨日の記事でも触れましたが、自分の頭で検討することが大切になります。
人は疲れるほど、頭を使えなくなる
でも、人は疲れるほど、「結局どっちにすればいいの? ゴーなの? ステイなの? しっかり決めてよ!」と、他者から得られる結論ばかりを求めるようになります。
それは、そういう「自分の頭を使うこと」は、ある種の気力や体力が必要になるからですね。
そして人は疲れるほど、そういう「自分の頭を使うこと」ができなくなります。
多くの人が今の状況に混乱して、考える気力を失ってしまったので、自分の進む方向とか、判断を他者にゆだねてしまっているように感じます。
だから、無意味に大きなブームが生まれやすいんですが。
そして混乱している状況で、人は疲れるほど、「自分の利害関係にしか当てはまらない、断片的な情報」にすがりつきやすくて。
その上、不安だからこそ「絶対にこうだ!」と断言して、自分が正解であることを正当化しようとする人も出てきて。
でも、こういう混乱した状況では、何が正解かは分からないし、多くの人に当てはまる正解は作りにくいんですよね。
だから、自分の頭で考える必要があるし、ブームにはあまり乗らない方がいいと。
まとめ
だから、「恐れすぎず、楽観視しすぎず、妥当なラインはどこだろう?」と考えてみるのもいいかなと思います。
それは、自分に合わせるための言葉だからですね。
恐れすぎると動けなくなるし、楽観視しすぎると痛い目に遭います。
でも、妥当なラインを模索すれば、「私はこれが欲しいために、こういう行動をする。リスクはこれだけあって、得られるものはこれぐらいある」と、目的に応じた思考ができます。
それによって、「なら、今は行動しよう」、「この程度のメリットしかないなら、リスクが高すぎる。やめとこう」、「こういうタイミングで動けばよさそう」と、いろんな基準で判断できるわけです。
こういうのが冷静な思考かな、と思ったりもします。
今はそういう「自分の目的に照らし合わせた判断が求められる状況だ」ということですね。
周囲に合わせて動くのではなく、自分の判断で動けばいいんだと。
すると、混乱から距離を取って、冷静に判断できるかなと思います。
ということで今日は、混乱とは「一つの価値観や方法論が全体に通じない状況」である、というお話でした。
今日はここまで~。