今日は考え方のお話です。

「自分で管理できるほど、豊かさを増やしやすくなる」というお話です。

 

これからの時代は、節約が重要になる

最近は節約にどっぷりはまっているんですが、これからの時代は節約が重要になると思うんですよ。

 

というのも、大金があっても、さして使い道がないんですよね。

コロナウイルスで旅行には出られないし、見栄を張っても見てくれる人もいなくて。

ほら、こういう災害時って、ブランドものを身につけていても周囲から反応がありませんよね。

災害時には見栄なんて必要なく、むしろ基礎的な安心や安全の方が、価値が高くなるわけです。

 

そして、これから少しずつ資源も不足していくかと思います。

今でも寒波で電気が危うい状態なのに、そこに電気自動車を普及させようとしているわけです。

その上、ソーラーパネルとか蓄電池に必要な銀も、今年中には値段が高騰しそうで。

すると、日本のような資源のない国だと、原発も作れないし、ソーラーパネルも増やせなくなって、少しずつ「電気がない、発展もできない」という状態に陥りやすくなると。

 

「うまく身の回りにある資源を使う」発想

すると、これからの時代は、「お金を元に豊かさを得る」よりも、「うまく身の回りにある資源を有効活用して、自分の心地よい状態を作る」というアプローチの方が、より幸せを作り出せるように感じます。

「節約」=「身の回りにあるものをうまく有効活用すること」ですからね。

まぁもちろん先日触れたように、収益作りも節約の延長にあるんですが、節約の方がより重要になりそうに思います。

 

じゃあどうすれば節約力を鍛えられるのかというと、その一つに「自分で管理する」という方法があるかなと思います。

自分の身の回りのものほど、自分で管理をするようになると、より豊かさを増やせると。

 

「自分で管理をする」とはどういうことか

例えば私たちは、スーパーでお肉とか野菜を買います。

で、1日おきに買う人よりも、1週間ごとに買う人の方が、「より自分で食物を管理できている」と言えます

それは、必要なものをまとめ買いしておくことで、1週間分の食事を計画できて、うまく処理できるからですね。

 

で、だいたいまとめ買いとか、まとめ処理する方が、低コストになるし、効率もいいんですよ。

それは、それだけ時間や移動費、作業量を効率化できるからで。

食べ物だって、作り置きしておいたり、少し多めに作っておいて、後日に弁当のおかずとか副菜に使えると、それだけ楽になりますからね。

 

管理には頭を使う

ただし、多くまとめ処理すればいい、ということではありません

買いすぎたり、処理しすぎると、いろんなリスクも出てきます。

例えば考えなしに食料を買いすぎた場合、逆に腐らせてしまって、余計なコストがかかってしまうものです。

それに、まとめ買いとか計画をすると、いろんなリスクを考える必要があります。

例えば「長期保存できるほどいい」と大型の冷凍庫を導入したとしても、もし停電があったら、中身は全部ダメになりますからね。

 

そんな風に、「どれぐらいの量をまとめ処理するのが、一番効率的だろうか」と考えるのが、節約です。

だから、とても頭を使うわけです。

でも、それだけ頭を使って計画、管理できるほど、それだけダイレクトに豊かさに響きます。

 

一方で、人は疲れるほど、そういう「自分の思考」を放棄しやすいんですよ。

毎日の食事だって、疲れるほど「そんなこと、考えるほどの気力も体力もない」となって、毎日スーパーで買うどころか、コンビニ弁当や外食で済ませたり。

すると、それだけで簡単に食費が1.5倍とか2倍にもなってしまうわけです。

食事だけでなく、住む場所も不動産屋任せ、健康も医者任せ、人生も周囲の流れ任せで、自分の思考を放棄して流されてしまうと。

そして、「自分は仕事に集中しなきゃ」と、社会の歯車に組み込まれてしまって、抜け出せなくなると。

 

社会の歯車になれる人ほど、思考を放棄する方が楽

実は、社会の歯車になれる人ほど、思考を放棄する方が楽なんですよ。

自分は一つの歯車に集中する方が、より楽になれて、利益も上げられます。

そして後は全部他の歯車に任せる方が、効率的ですからね。

大量に作る食堂で食べて、大量に作る日用品を使って、大人数が受ける検査を受ければ、わざわざ幅広い知識を得る必要もありません。

他の「大量生産職人」と同じように、自分も専門分野だけ深く知って、それを大勢に与えていればそれでいいわけです。

 

でも、社会の歯車になるのが苦しい人の場合、そういう「歯車で居続けること」は絶望でしかありませんからね。

自由が好きな人ほど、そういう歯車からは逃れたいと。

 

自分で管理できる方が、よりコストを下げられる

だから、自由が好きな人で、自分で作るのが好きな人にとっては、節約は喜びばかりになります。

というのも、自分で管理できる方が、よりコストを下げられるし、歯車から逃れられるからですね。

 

自分で料理をしたり、住む場所も調べて知識を得て、健康も学んで、生き方も考えて、自分にとって大切なことほど自分で判断するわけです。

それは、確かに頭を使うし、しんどいものです。

でも、自分好みにできるし、作る面白さも味わえると。

 

先述したような「歯車になれるタイプの人」ほど、節約よりも稼げる力が大切でしょう。

でも、自由が好きな人ほど、稼ぐ力よりも、節約の方が大切かなと思います。

 

「社会の歯車」がどんどん壊れていく時代

そして、これからの時代は、そういう「社会の歯車」がどんどん壊れていく時代です。

今でも、コロナウイルスで、旅行業界とか外食産業が壊れてきていますよね。

その上、金融緩和でこれからお金の価値が減っていくと、もっと大きなインパクトが出てくるでしょう。

 

そういう「歯車が壊れる時代」には、大金はほとんど無意味になってきます。

資源も奪い合いになるでしょうし、いろんな混乱が生まれて、「今まで楽に得られていたもの」が急に得られなくなることもあるでしょう。

マスクが急になくなったり、スーパーから商品が消えたり、停電したり、店の開店時間が減ったり、電車の本数が減るかもしれません。

なら、「うまく身の回りにある資源を有効活用して、自分の心地よい状態を作る」という力がある方が、より幸せを作れると分かります。

 

まとめ

なので、自分で管理できるほど、豊かさを増やしやすくなるかと思います。

それは頭を使うことですが、使えば使うほど生活コストを下げられて、自由に楽に生きられるようになります。

逆に思考を放棄するほど、これからの「歯車が壊れる時代」には、苦しくなるだろうな、と予想したりもします。

 

実際、貧しい人ほどその日暮らしですよね。

豊かな人ほど、長期的に考えて、一番「適度で無駄のない、おいしい計画」を立てることができます。

 

スーパーとか、不動産屋、医者みたいに専門家に管理を任せるのではなく、その管理を自分でしてゆくと。

そして、自分にとってコアな部分から、管理を取り戻すわけですね。

 

例えば電気自動車のテスラでも、パナソニックから「うちの電池を使わない? クオリティ高いよ?」と言われても、はねのけました。

それは当然で、電気自動車で成り上がろうとしている会社が、最も重要な中枢部分の蓄電池で、他の会社に任せることなんてしないでしょ(笑

 

なら、自分のコア部分は、自分で管理する方がいいですよね。

そして自由が好きな人ほど、その管理領域は広めにする方がいいと分かります。

で、歯車になるのが合うタイプでも、これからの時代は節約が重要になるかなと思います。

 

どのみちお金は、「お金以外の豊かさに変える道具」ですからね。

そう考えると、思考力を取り戻せるし、お金に左右されにくくなって、より「お金以外の実質的な豊かさ」を増やせそうに感じます。

 

ということで今日は、「自分で管理できるほど、豊かさを増やしやすくなる」というお話でした。

今日はここまで~。

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