いろいろ考えていたら時間がなくなっちゃったので、今日は簡単に生き方の雑記です。
「今学んだことが、10年後ぐらいにようやく理解できることもある」と分かると、気軽に好きなことに手を出せる、というお話です。
10年以上前に学んだことが、最近理解できてきた
最近の私は、よく感じることがあるんですよ。
それが、「10年以上前に学んだことが、最近になってようやく理解できてきた」ということですね。
ちなみに私が学生時代、いろんな本を読んでいました。
その中でも、「よく理解できないけど、なぜか面白い」という本があったんですよ。
例えば臨床心理士の河合隼雄氏とか、起業家の船井幸雄氏とか、宗教学者の梅原猛氏とか、言っていることがよく分からないんですよ(笑
でも、なぜだか面白くて、興味あって読んでいたんですが。
最近になってつながってきた
で、当時ももちろん楽しんで読んでいたんですが、最近になってようやく「そうか、あの人が言っていたのは、こういうことか」と理解できてきたわけです。
なんと言うか、バラバラだったピースが、少しずつつながってきた感覚です。
例えば河合隼雄氏とかは、「抑圧とはこういうものだ」という内容を、カウンセリングの実例を通して教えてくれていて。
それが最近になってつながって、自分の抑圧を解放できたし、ネガティブ療法としても体系立てられたわけです。
他にも、例えば船井幸雄氏は「アベノミクスは絶対に失敗する」と言っていたんですよ。
当時の私はそういう経済や金融の話は好きだったんですが、「そんなものか」程度でしか理解できなくて、よく分からなくて。
でも最近になって世の中の仕組みが理解できるようになると、「確かにこれはダメだ。問題の先送りでしかない」と分かって、理解できたように思います。
時間差で理解できることもある
こういう「時間差で理解できることもある」と分かると、気楽に好きなことができそうに思います。
私の中では、次のような3つの効果があるように思います。
- 「好きなことだけど、いまいち理解できないこと」でも、取り込みやすくなる。
- 「役に立ちそうにない」ということでも、取り組める。
- 「すぐに売れなくてもいい」と、自分の作品を出しやすくなる。
以下で、それぞれについて説明してみましょう。
「いまいち理解できない」でも触れていればいい
まずは1つめの「好きなことだけど、いまいち理解できないこと」でも、触れていれば取り込みやすくなることですね。
私たちは、「すぐに成果が出せないと、学ぶ意味がない」と感じやすいものです。
つまり、「短期的な成果」ばかりを欲してしまうと。
だから興味があったり、好きなことなのに、「自分はレベルが低いから」とか「時間がかかるから」、「周囲に評価されないから」で先送りにしやすいんですが。
でも、「10年後、20年後で役立つかもね」ぐらいで取りかかれると、「今すぐに役立つか、評価されるか」なんてどうでもよくなります。
実際に、「役に立たないし、よく理解できないけど、なんかやたらと面白い」と感じるものって、あるでしょ。
私の大学時代では、それが自己啓発だとか、成功法則、ストーリー法則、経済、金融だったりして。
人によっては、アニメが好きだったり、絵を描くのが好きだったり、地味に何かを作るのが好きだったりするかもしれません。
究極は、「来世で役に立つかもね」ぐらいのノリがいいように思います。
するとそういう積み重ねが土台になって、ある時ふいに「あの人の言っていたのは、こういうことだったのか」と理解できることもあるように思います。
「役に立ちそうにない」ということでも、取り組める
で、2つめの「役に立ちそうにない」ということでも、取り組めるのもいいですよね。
だいたい現状というのは、「役に立ちそうなこと」を最大限に生かした結果、できたものです。
なら、現状から出る可能性は、「役に立ちそうなこと」よりも外部にあると分かります。
それに、「役に立たない」というのは正確な表現ではなくて、「今の自分では、使い道が開拓されていないもの」です。
なら、何かを開拓していると、ふいに「あれが使えるかも」と思いつくことがあるわけです。
実際に、周囲から見ると「ガラクタの山」だけど、自分にとっては「お宝の山」ってこと、ありますよね。
それは、新境地を開拓している場合、「使えそうなもの」が意識に引っかかってくるんですよ。
そういう「使い道が開拓されていないけれども、可能性を感じられるもの」を集めると、「あれが使えるかも」とひらめきやすくなります。
なのでそういう風に、「新境地を開拓していると、使い道が見えることもある」と分かると、そういう「なぜか興味あるもの」を取り込みやすくなるかもしれません。
「すぐに売れなくてもいい」と、自分の作品を出しやすくなる
で、最後の3つめが「すぐに売れなくてもいい」と、自分の作品を出しやすくなることですね。
私たちが「10年後、20年後に理解できることもある」と分かると、「私たちが誰かに与えた知識や知恵も、すぐには理解されなくても、10年後、20年後に花開くこともある」と分かります。
なら、「今は種を与えていればいいや」とできて、気楽に自分の感性や価値観を出せるものです。
特に、生き方とか抽象的な概念って、相手の中で腑に落ちたり、花開くまでには時間がかかりますからね。
すると私たちの文章や作品に触れていた人が、10年後ぐらいに「あの人が言っていたのは、こういうことだったのか」と腑に落ちて、喜んでいるかもしれません。
まとめ
そんな風に、「10年以上前に学んだことが、今ようやく理解できることもある」と分かると、だいぶ気楽になれるように感じます。
「短期で成果を出さなきゃ」というしがらみがなくなれば、純粋に興味あることに着手できますからね。
特に新境地開拓をしていると、問題にぶつかるたびに「何か使えるものはないか」と意識を張り巡らせるようになります。
その場合、記憶の中にある「以前に好きで触ったもの」って、結構後になって出てくるものなんですよ。
だからすぐに役に立たなくても、長期で見ると、意外と「興味を持って触れたもの」は役立つことも多いように思います。
まぁ役に立たなくても、少なくとも楽しめますからね(笑
「来世で少しでも使えればいい」ぐらいのノリで、楽しむのでもいいかと思います。
これが分かると、気楽に興味あることに着手しやすくなるし、それが未来の飛躍を作るかもしれません。
ということで今日は、「今学んだことが、10年後ぐらいにようやく理解できることもある」と分かると、気軽に好きなことに手を出せる、というお話でした。
今日はここまで~。