今日は、「世の中の仕組み」についてのお話です。

私が楽天の0円SIMを選ばなかった理由を語ってみることにしましょう。

 

初めてSIMを導入しました!

ちょっとしたニュース記事があったので、ご紹介。

「0円でずっと使われても困る」楽天モバイル三木谷氏の本音から漏れる内情(ITMediaビジネスOnline)

記事の内容は、楽天モバイルでは0円で使える携帯電話プランがあったんですが、それが1年近くで取りやめになった、というものです。

 

実は私は、先月ぐらいに初めてSIMを契約、導入したんですよ。

私のスマートフォン本体に、初めてSIMが挿入されたという!(笑

 

今までは、スマートフォンはWi-Fiのみで使っていたんですけどね。

でも、特に振込とかネット上のサービスを使う場合に、個人認証が必要になることが多くて。

それで「どうにも避けられないな」ということで、SMS付きの格安SIMを導入しました。

1ヶ月300円で使える奴です(笑

 

なぜ私は楽天系のサービスを使わないのか

楽天系のサービス群って、ポイントも高くて使い回せるので、多くの人が推薦しているように思います。

今回も、携帯電話SIM情報をいろいろ見て回ったんですが、どの比較サイトも「楽天が0円なのでいい!」と言っていて。

さらには世の中の情報系サイトでも、節約志向の人ほど「楽天系のサービスで固めた」という人は多いように感じます。

 

でも、私は最初から楽天系のサービスは除外していたんですよ。

私も質素さとか節約は大好きなんですが、私の場合は楽天モバイルだけでなく、楽天系サービスからも距離を取っています。

じゃあなぜ私は楽天系サービスから距離を取っているのか、今日はその理由を語ってみましょう。

 

とりあえず結論を先に言っておくと、「根拠のない安さを選ぶのではなく、根拠のある安さを選ぼう」ということです。

 

楽天系の安さが持つ「怖さ」

楽天系列はポイントとか無料枠が多くあって「安さ」ではいいんですが、私は「ちょっと怖いな」と感じるんですよ。

というのも、会社側はどこかでその経費を埋め合わせる必要があるわけで。

実際に、楽天系だけでなく、「0円でサービスを使える」とか「競合と比べても、はるかに安くできる」というものって、なんか不自然で怖いですよね。

 

そこで価格を下げられるほどの、納得できる技術革新があればいいんですよ。

でも、それがない場合は別の部分で利益を取っていることになると。

例えばGoogleだと個人の検索情報を広告に反映したり、証券会社ならスプレッド(売買の価格差)で収益を作っていたりするものです。

 

楽天系の「拡大を前提とした安さ」

で、楽天系のサービスを見ると、特に長期的には不安定になりやすいように感じます。

というのも、技術革新で安さが支えられているのではなくて、事業拡大で安さが支えられているからですね。

楽天はずっと事業を拡大していて、その事業規模で顧客を囲い込めるメリットを生かして、他のポイントとか無料枠を確保しているわけです。

 

ただ、そういう「拡大を前提とした優位性」というのは、事業がピークを打ったり、縮小をし始めると、一気に崩れる可能性があるわけで。

つまり、「目先のメリットばかりを見つめていると、長期でその前提がくつがえる場面が来ると、一気に崩壊する」ということですね。

 

長期では、必ず下落の場面は来る

国家でも会社でも個人の人生でも、「成長をして当たり前。成長がある上でのみ成り立つ運営」は、私の中では少し怖いように思います。

長期では必ず下落は来るし、それにも対応できるようにしておきたいと。

 

私はライフスタイルを柔軟に変えていくタイプですが、それは土台がしっかりしているから、表面をうまく変えられるんですよ。

収益にしろ生活費にしろ、「これ以上は落ちない」という安定した土台の上に立っているから、安心できるし、いろんな新たなことに挑戦してゆけると。

 

土台が安定しているから、大胆に新たなことができる

でも、土台が揺れたら、不安になって上に積み上げられなくなりますよね。

まぁ人によっては気にしないのかもしれませんが、私は土台の安定性を気にするタイプです。

 

例えば収益がたった数ヶ月でゼロになりうる場合、私は不安になって、大胆に新たなことをできなくなるわけです。

住む場所でも、「ここを出ることになっても、ここに住めば大丈夫」という別プランを持つことで、安心して挑戦できるようにしています。

 

だから私の場合、生活基盤で土台となる重要なものほど、目先の利益よりも「長期的に変更せずにすむように、質実剛健なものを」として選んでいます

もちろん維持費の安さも重要ですが、安定や安心、「変更する必要がないこと」も重要になるわけです。

土台はできるだけ変えないから、表面をうまく変えてゆける、ということです。

 

まとめ

なので私からすると、楽天系のサービスは、「短期ではよくても、長期では怖いな」と感じたりします。

実際に先月SIMを検討して、楽天を避けた直後に上記の「0円サービスは終了」というニュースが出たので、「楽天を選ばなくてよかった」とほっとしてます。

 

いや、もちろん楽天系サービスを使っている方は、そのままでいいかと思います。

楽天系列はポイントが高くて素晴らしいし、これからもどんどん発展してゆく可能性もありますからね。

それに、「楽天がダメになったら、こうする」と対策を取れているのであれば、それでいいかと思います。

ただ楽天の場合、事業拡大がピークを打つと、ポイント関連のメリットも失われてゆく可能性が高いので、その辺は注意しておくといいかと思います。

 

人生でも、「根拠のない安さ」を選ぶと、どこかでつじつまを合わせることが多くて。

なので「根拠のない安さ」ではなく、「根拠がある安さ」で選ぶといいかと思います。

最近の私がよく言う、「デメリットのないことを選ぶ」ではなく、「デメリットを理解した上で、自分の個性ではデメリットが気にならないことを選ぶ」と同じです。

 

すると、うまく豊かさを増やせそうに思います。

 

ということで今日は、私が楽天の0円SIMを選ばなかった理由を語ってみました。

今日はここまで~。

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