今日は珍しく、健康のお話です。

「偏頭痛持ちの人は、マーガリンやファットスプレッドをやめてみると効果があるかも」、というお話をしてみましょう。

 

偏頭痛に襲われてました

おかげさまでここんとこ、もうずっと風邪を引くこともなく健康的に暮らせていたりします。

調子が悪かったら早めに寝るので、ここ3~5年ぐらいは、最悪でも半日もせずに回復できていて。

なので、私の家には風邪薬もなければ、体温計も氷枕も、体重計ですらなかったりします(笑

 

でも今週、いきなりすっごい偏頭痛が起きたんですよ。

私は元々頭痛とは縁のないタイプだったんですが、「これが頭痛か!」と、頭痛持ちの苦しみが分かったという。

そしてその原因も明白で、ファットスプレッド(マーガリンみたいなバター風味の塗る奴)が原因だったわけです。

ということで今日は、「偏頭痛持ちの人は、マーガリンやファットスプレッドをやめてみると効果があるかも」、というお話をしてみましょう。

 

偏頭痛持ちの人は、ファットスプレッドを避けてみるのもよさそう

以前にこのブログの読者さんから、「すごい偏頭痛持ちで、苦しいんです」と相談されたことがあったんですよ。

で、今回の私の経験から一つの解決策を提案するならば、それが「痛みやすい食材を、新鮮なうちに食べてみるのもいいでしょう」ということですね。

そして、もしパン食をしていて、マーガリンとかファットスプレッド(バター風味の塗り物)などをパンに塗っていた場合、それを1週間ぐらい完全に避けてみるのもいいでしょう。

すると、よくなるかもしれません。

 

これに気がついたのは、実際に私がファットスプレッドを口にして、その翌日からすごい頭痛になったからですね(笑

私は2年半ぐらい前に乳アレルギーが判明してからというもの、ずっと食事内容の記録を取っていたりします。

で、少しずつ自分自身の乳アレルギー許容量も見えてきて、「間隔を開ければ、少量を食べても大丈夫」と分かってきました。

まぁ私は乳アレルギーと言っても、ずっと気がつかなかった程度なので、少しぐらいなら大丈夫なんですよ(笑

 

で、「ファットスプレッドなら植物油+バター風味の香料だけだから、大丈夫そう」と判断して食べたと。

すると、12~16時間後ぐらいから、頭痛が起き始めたわけですね。

今回はたまたま「ローテーション食の中で、本を書く日常」という変化のない状態だったので、「あ、ファットスプレッドが原因だ」とすぐに原因を特定できました。

 

なぜ「酸化したもの」が悪いのか

じゃあなぜ、マーガリンとかファットスプレッドがよくないのか、そのメカニズムについて分かりやすく説明してみましょう。

すると、有象無象の説がある健康神話の中でも、本質が見えてくるかと思います。

 

よく「酸化したものはよくない」とか、「活性酸素が老化させる」とか言いますよね。

で、例えばマーガリンとかファットスプレッドでも、「水素添加された食用精製加工油脂が悪い」、「あれは食べるプラスチックだ」とか結構言われていて。

もうね、化学について知らない人にとっては原理が分かりにくくて、さっぱり意味不明でしょ(笑

 

実はこれの本質は、「物質として不安定かどうか」が大切なわけです。

なぜ私たちが食べるのかというと、それを原料にして、自分の体を作るためですよね。

すると、物質として「不安定」な方が、体内で加工して使いやすいと分かります。

というのも、不安定な方が分解、加工して、必要なものを作り出しやすいからですね。

 

逆に物質として安定しているほど、化学変化を起こせないので、加工しにくいと分かります。

例えば純粋な鉄(不安定な状態の鉄)であれば、クロムという別の物質を加えてステンレスにしたり、炭素を入れて強度を加えたり、ニッケルやモリブデンを加えることでさらに耐久性を持たせたりと、いろんな加工ができます。

でも、鉄でも、酸化した鉄(さびた鉄:安定した状態の鉄)は、ほとんど加工できないんですよね。

それとかステンレス(安定した状態の鉄)でもそうで、さびた鉄とは違った状態で安定させることで、さびにくくしているわけです。

 

安定したものを食べるのは、老廃物を食べるのと同じ

すなわち、安定した物質であるほど体の材料には使えないので、邪魔者(老廃物)になります

だから、そういう安定した物質が体内で増えていくのは、「体にゴミがたまる」とも言えて、それがいろいろ問題が起こすわけですね。

「酸化する」というのは、そういう「本来なら不安定な体内の物質が、安定した物質(=ゴミ)になってしまう」ということです。

体内の物質は、手頃に不安定な方が、変換・加工して使いやすいと。

 

で、マーガリンとかファットスプレッドに含まれるものに「食用精製加工油脂」というのがあります。

実はこれが、「前もって酸化させた油」なんですよ。

その方が長持ちするし、本来は液体の植物油脂が固体になるので、塗り物として使いやすくなるわけです。

でもそこには重大な問題があって、その油は「最初から老廃物」ということです。

すると、なんか体に問題が起きそうですよね。

 

私の場合、バター風味のファットスプレッドを通して、そんな「老廃物の塊を食べた」ということが、頭痛を引き起こしたんじゃないかと推測しています。

そりゃまぁ、老廃物を大量に食べると、頭痛ぐらい起きそうですよね(笑

 

なので、もし頭痛を持ちの場合、「傷みやすい食材を、ある程度新鮮なうちに食べる」というのをしてみるといいかと思います。

それは、不安定なものを食べられるからですね。

なんかとっても当たり前のようなことを言っている気もしますが、本質ってこれぐらい簡単なことのように思います。

 

まとめ

なので、偏頭痛持ちの人は、そういう「安定した物質の食材」を避けてみるのもいいでしょう。

これは裏を返すと、「傷みやすい食材を、新鮮なうちに食べましょう」ということですね。

 

賞味期限が長くない、野菜とか肉、魚を重点的に食べてみると。

そして、賞味期限の長いものを避けてみるといいでしょう。

そういう生活を1週間ぐらいやってみて、試してみるのもいいかもしれません。

私の場合、3日ほど元の食生活に戻すと、頭痛はきれいに消えました。

 

おそらく、こういうマーガリンとかファットスプレッドの遅延(食事から発症までの時間差)は、12~32時間ぐらいかかるんじゃないかと思います。

だから、こういう遅延があるものは、なかなか因果関係をつかみにくいんですよね。

原因となる食材を特定しにくいし、人は毎日違うことをするので、食事が原因か、別の行動が原因かも分かりにくくなります。

そういう遅延があることを前提に、いろいろ試してみて、絞り込んでみるのもいいかもしれません。

 

ということで今日は、「偏頭痛持ちの人は、マーガリンやファットスプレッドをやめてみると効果があるかも」、というお話でした。

今日はここまで~。

 

余談

もう一つ余談をすると、健康業界でさんざん悪者のように言われている人工甘味料「アスパルテーム」は、私は「少々なら大丈夫だろう」という判断をしています。

まぁいつかお話しするでしょうが、アミノ酸二つがメタノールでくっついたあの構造式の物質が、どう考えても人体に有害だとは思えないんですよ。

むしろ、「アメリカの砂糖業界が仕掛けたネガティブキャンペーン」という可能性の方が高いようにも感じたりします。

 

なので、私は自分の判断で、普通にパルスイートを使ってます(笑

ファットスプレッドのように体調が悪くなることもなく、糖質制限をしつつ甘いものを楽しめるので、ストレスもなくなって重宝していたりします。

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