今日はスピリチュアルなお話でもしてみましょうかね~。
まさにタイトルのように、「精神的な貧しさというのは、十分にあるのに、『足りない』と思うこと」、というお話です。
物質的な貧しさは、やはり世の中にあるもの
「貧しさ」ってありますよね。
物質的な貧しさっていうのは、まぁだいたい分かりますよね。
例えばバングラデシュでは、1974年に大飢饉に見舞われたわけです。
それで、人がばたばたと死んでいって、街の往来にはいつでも餓死した死体が転がっていた……みたいな状況だったようで。
そこで、ひとりのバングラデシュで教えている大学教授が、自分の教えている経済学が全く世の中の役に立っていないと分かり、絶望するわけです。
そして「こんな机上の学問なんか捨ててしまおう。村に入り、ひとりひとりの話を聞いて、貧困を解決するための解決策を探しだそう」として、近所の貧しい村を調査し始めたわけです。
そして、そこにはわずかな「元手」を作れないことで、高利で借金をしなければ仕入れさえできないという悪循環を見つけるわけです。
たった1ドル(100円程度)のお金(材料を仕入れるお金)も手に入れることができないから、どんなに利益を上げても、全て利息として持って行かれてしまうと。
そこでその学者は、絶対貧困者に無担保で、たった数ドルという極めて小額なお金を貸し出すようにしたわけです。
そしてそれによって、500万人近くの人に貸し出し、半分ぐらいの人を絶対貧困層から脱出させたと。
この学者(ムハンマド・ユヌス)は、後のノーベル平和賞を受賞するわけですが。
精神的な貧しさは、思考で回避できそう
まぁそんな風に、物質的な貧しさについては、そういう社会システムが重要になるものですよね。
マズローの欲求階層説というのがあり、それは人間の欲求には階層があるというものです。
それは、「生命維持」、「安全」、「所属と愛情」、「自尊心」、「自己実現」と下の基本的な欲求が満たされて、初めて上の層が満たされるようになるという仕組みですね。
なので、貧しさを乗り越えるためには、まずはある程度の物質的な豊かさは必要なわけです。
ただ、もしそれらが十分にあるのに、「足りない」と思うことが、苦しみを生み出している……と思うんですよ。
少なくとも、「自尊心」という欲求の層は、これで対処できるかなと思います。
「貧困線」という定義があるんですが、これは一日1.25ドル以下で生活している人のラインになります。
で、そんな貧困線以下で生活している人は、だいたい約11億人いて、慢性的な飢餓状態にある人は、8億人以上いると。
つまりは、全人口の5人に1人は、生きていく上での最低限必要なラインに届いていないと。
日本平均で比べるのではなく、世界平均で比べると、豊かさが分かる
こういうのを知ると、「あ、実は今の自分って、結構特別で、豊かなんじゃないの?」って思えますよね。
日本では平均年収がどうとか、このラインが勝ちとか負けとか、なんかやたらに平均で比べたがりますよね。
私がオススメするのは、日本平均ではなくて、世界平均で比べてみることですね。
世界平均でなくとも、アフリカ平均とか、アジアならバングラデシュ平均、ラオス平均でもいいですし、ヨーロッパならアルバニア、モルドバ平均でもいいかなと思います(笑
もうね、そういう観点で見ると、私たちは誰もがうらやむような、超優雅な生活をしてますから(笑
面白いのは、ラオスはとっても経済的にはアジアの中でも相当貧しい国なんですが、農業国なので、餓死するような人はほとんどいないんですよ。
だから、「お金」というくくりで見ると貧しいんですが、食料はすっごいあって、餓死者とか物乞いはほとんどいないっていうんですよ。
そういう「貧しさゆえの豊かさ」を持つような国もあるんですよね。
まとめ:知識を持つことで、豊かさを得られる
そういう知識をちゃんと身につけてゆけば、「これが豊かさかな」っていうのが分かるかなと思います。
だって、上記の内容を知っただけで、「あ、自分は豊かなんだな」って豊かさを味わえますよね。
それは言い換えると、「知識によって豊かさを得た」わけです。
たった一瞬で、「豊かさ」を得たわけですね。
年収を上げなくても、人脈を作らなくても、美形な彼氏彼女を作らなくても、豊かさが得られると。
多くの人が、「年収が高い方が豊か」だとか、「人脈がある方が豊か」、「美形な彼氏彼女を持つのが豊か」とか、なんかそういう一般的な宣伝に振り回されているように思えるんですよね~。
なので、私の中での「精神的な貧しさ」への対処法の一つとして、「いい知識を身につけること」というのがあるかなと思います。
もちろん、他にもいろいろあるでしょうけどね。
私たちは、結構多くのものを持っているものなんですよね。
それに気づけると、運もよくなるし、使えるものも見つかって、チャンスも見つかって、人と比べて疲れることもなくなって、元気も出てくるんじゃないかなと思います。
ってことで、貧しさと豊かさについてお話してみました。
今日はここまで~。