「余命○ヶ月です」と言われて、本当の人生を歩み始める人がいる。
ある人は、残り半年しか生きられないと知って、自分がいかにどうでもいい毎日を送っていたかに気がついた。
そして彼は、Twitterをやめて、ムダなネットサーフィンもやめた。テレビも見なくなった。
その代わりに、人と出会い、直接話すようになった。
インスタント食品やファストフードをやめて、栄養のあるものを、よく噛んで、美味しく食べるようになった。
人々の悪い点を見つけて見下すのをやめて、人々のよい点を見て、優しくするようになった。
遠くの人にあこがれ、認めてもらおうとするのではなく、近くの人を認め、許すようになった。
「時間どろぼう」と付き合うことはやめて、豊かさを分かち合える人と付き合うようになった。
ないものを嘆くより、あるものに感謝するようになった。
これは、「余命半年である」という、「死に至る病」を持つことで、初めて気がついたことなのだ。
しかし、人はすべからく、「死に至る病」を持っている。
それは、「生」という病だ。その死亡率は、100%。
残り半年になって気がつくか、1年になって気がつくか、10年になって気がつくか、それとも、「今」気がつくか、なのだ。
他人の価値観に操られる生き方を、手放してみよう。
そして自分の軸で、動いてみよう。
「自分の軸で動く」ということは、自分が「自らを満たす」という行為に他ならない。
私たちは、いつか必ず死ぬ。
何をためらう必要があるだろう。
さあ、「本当に満たされること」をしよう。
それが、「生きる」ということなのだから。