ここ最近、「劣等感を克服しよう」の重点期間をやっています。
今日もそんな内容で、あと数日ぐらいはそういう内容かなと思ったり。
ということで、これまでにも何度も紹介した記憶がありますが、再びこの動画をご紹介。
ほぼ日刊イトイ新聞、「お金のことを、あえて。」のダイジェストなんですが、最初の2分ぐらいで、38歳ぐらいの矢沢さんの話が印象的だったので、ご紹介。
「広島から東京に出てきて、ビッグスターになるのを夢見て、みんなと同じように僕も同じやり方を取ってきたわけだ。
サクセスをすると、全部が手に入ると思うわけよ。
全部物事は解決すると思うわけよ。
東京に行って成功したら、全部、今俺がトラブルを抱えていること、嫌なこと、寂しいこと、そんなことが、全部解決すると思ったわけよ。
全部手に入れたわけよ。
全部手に入れて、『あれ?』と思ったわけよ。
俺、全部手に入れてるのに、なんでこんなにハッピーじゃないんだと思って」
私もこれは何度も感じましたね~。
私は、夢を何度も叶えたわけです。
作りたいものをつくり、実現させたいものをどんどん現実にしてきたわけです。
でも、もちろん作っている時も楽しいですし、完成したら嬉しくて、その上感想ももらったらすっごく嬉しいんですが、根本的な「安らぎ」とは違ってたんですよね。
それは「嬉しさ、楽しさ」であって、なんと言うか、「生きていていいんだ」っていう受容感とは違っていたんですよ。
だから、自分の価値を証明するために、作って、稼いで、走り続けていたわけです。
でも、つい先週ぐらいに「なんか違うぞ」と感じて、「次に着手する前に、ちょっと今までとは違うことをしてみよう」としたわけです。
で、幼児的願望を満たして劣等感を解決したら、そこに答えがあったわけです。
「あ、価値なんかもう証明しなくていいんだ」と分かったわけですね。
何のことはない、ただ自分の内面を見つめて、解決すればよかったと。
こういうのは挫折を多くする人の方が、より早く分かるかなと思います。
そして、挫折した時が、変化するチャンスなんですよね。
私は今回の満たされた事件で、「あ、今までの挫折って意味があったんだ」と分かりましたからね。
あれらの挫折があったからこそ、ここまでたどり着けたんだと。
金銭的な成功は、(仕事を休止できる人にとっては)自由な時間をもたらしてくれるので大切なものですが、人の器については、挫折の回数ほど、人は成長するな……というのが実感です。
そういう点でも、挑戦している人を応援してます。
それにしても……矢沢さんみたいな、歳を取ってもこういうオッサンって、かっこいいですよね(笑