以前も少し紹介したが、「はんだくん」という漫画がある。(リンク先サイトで、第1話と第6話を試し読み可)
この主人公、半田君のネガティブシンキングがとても面白い。
周囲の人たちは、半田君の才能や性格にあこがれていて、輝かしく見ているのに、当の半田君本人が、「自分は嫌われ者だ」と勘違いしている。
そして、周囲の言の葉を上手く拾って、さらに「嫌われ者なんだ」という思い込みを強化して、落ち込んでいく。
その姿が哀しくも孤高で、つい笑ってしまう。
実のところ、劣等感を持っている人の思考というのは、まさにこれなんだ。
私たちは、まさに「半田君」だということに、気づいてみよう。
周囲が「すごい」と思っている才能を、自分だけが才能だと思っていない。
むしろ、自分だけが「それに逃げている」などと、ネガティブに思い込んでいたりする。
周囲が「素敵」と思っている魅力を、自分だけが「嫌われている」、「役に立たない」などと思っている。
そして褒め言葉さえも、否定形で受け取ってしまう。
周囲の言の葉を上手く拾って、「やっぱり自分はダメなんだ」と思い込む。
自分の「信念」を強化する言葉だけを見事に都合よく選び出して、補強してゆく。
落ち込んだ時、「あれ? もしかして私、半田君と同じじゃない?」と気づいてみよう。
勝手に自分が自分に与えた、「私は嫌われている」という「信念」を強化しているだけではないだろうか。
すると、ふっと楽に、自分の魅力に気づくこともできるだろう。
(補足)
です/ます調と、だ/である調が最近入り交じってますが、読みにくいですかね?
だ/である調のポエム形式だと、10分とか15分で1記事を書けるので、楽なんですよね(笑
そもそも、小説を書いていると、どうしても「だ/である調」に慣れてしまって、ですます調で書きにくかったんですよ。
だから、だ/である調は小説の影響なんですよね(笑
小説が終わると、急に「だ/である調」が少なくなってきているので、違和感が出そうで、どうしようかな~とか考え中。