今日はちょっと一息ネタでいきましょうか。

しょーもない雑学です。

「なぜ成人男性の声は、女性や子どもに比べて低いのか」ってお話です。

 

なぜ男性の声は低いのか

これはよく言いますが、500万年から、人間は狩猟採集生活をしてきたんですよ。

農耕を始めたのは、たった1万年前からです。

その圧倒的に長い間、男性は狩猟をしていて、一方で女性は村で子育てをしたり、村の近くで木の実を拾っていたりしました。

で、男性は組織で狩猟をする必要がありますよね。

すると、比較的遠くから、声で合図をする必要があったわけです。

そこで、遠くまで聞こえるために、より「低い声」が必要になったんですよ。

 

ほら、車のカーステレオでも、ドン、ドンっていう重低音は、窓を閉め切っていても外まで漏れてくるじゃないですか。

でも、中音とか高音は、遠距離までは聞こえませんよね。

それと同じ原理で、低音であるほど、遠くまで、しかも障害物があっても聞こえるわけです。

だから、「声が低い」というのは、狩猟においては優れた才能の一つでもあったんですよ。

そういうこともあって、男性は低い声を求めたわけですね。

 

一方で女性や子どもは、村で暮らしていて、力もないので天敵からは身を隠す必要があります。

すると、あんまり遠くまで響かない高めの声が望まれると。

 

「進化」とは、「複雑にする」ということ

こういう風に考えると、声の高さや男女の違いも、ちゃんと理由があって、「うまくできてるな~」って思いますよね。

「進化」っていうのは、「違いを作る」、「複雑にする」ってことなんですよ。

進化するには、需要とエネルギーが必要ですからね。

もしそのまま生きられるのであれば、ずっと単細胞やアメーバの状態でいればいいわけです。

でも、単細胞では生き抜けないから、わざわざ機能を追加して、生物は生き延びたわけです。

 

同様に、私たちの体に起こる現象は、風邪であったり、うつであったりしても、ちゃんと個体を維持するために必要な機能なんですよね。

病の症状も、治すのに必要だからそういう症状が出てるわけです。

骨折してるのに痛くなかったら、すぐに死んじゃいますよね。

必要だから、わざわざ「苦しい」、「痛い」という機能を「作った」わけです。

 

そういう風に考えると、自分の体で起きている「苦しいこと」、「痛いこと」っていうのは、全て、生き延びるためのある種の機能だと思えばいいんじゃないかなと思います。

「痛み」や「苦しみ」が悪いのではありませんよ、と。

痛みや苦しみと闘っても、無駄ですよと。

それは、「問題があるから、対処しないといけないよ」という、ただのメッセンジャー(通知)でしかないんですよね。

すると、「病からのメッセージ」みたいなものを受け取って、正しい処置ができるんじゃないかなと思います。

 

まとめ

なんだか、男性の声から進化を語ってしまいましたが(笑

まあ、そんな雑学でした。

今日はここまで~。

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