今日は、子どもの頃のワクワクを思い出すようなお話をしてみましょうか。

 

「安定した道」を歩いていて、面白い?

今日、散歩をしていたら、学校帰りの小学生低学年ぐらいの子がいたんですよ。

で、道路と歩道を分けるブロックがありますよね。

その子は、その上をひたすら真剣に歩いていたんですよ。

「なんで広い歩道があるのに、わざわざそんな狭い、不安定な場所を歩くんだ!」とか思うでしょ(笑

でも、小学生にとっては、全くそんな感覚はありませんよね。

「広くて安定した道なんて、歩いていても、面白くもなんともない」わけです。

狭くて難しくて、たどりにくい道だから、わざとそっちを歩いているんですよ。

 

私たちはいつしか、こういう感覚を忘れちゃうものですよね。

そして、「安定している道がいい」と思ってしまうわけです。

旅行でも、「つつがなく計画したとおりに、全ての観光地を巡る方がいい」っていう感覚ですよね。

でも、子どもにはそんな感覚ありませんよね。

楽しいところがあったら、「もっとここにいたい!」ですから。

最後には泣きわめいたり、しがみついてまで、「ここで遊んでいたい」ですよね(笑

 

「未来のため」という人間の機能を確かめる

なぜ大人は、そういう感覚をなくしてしまうのか。

「計画通りが最高」だと思ってしまうのか。

それは、大人が「未来」を考えてしまうからだと思うんですよ。

大人は時間が連続していることを知っていて、「未来のために何かをする」という必要性を知っています。

この知識があるからこそ、台風の前に準備をしたり、リスクを回避できるんですよね。

でも、それを必要以上に強くしすぎると、未来に不安を抱えてしまうわけです。

未来に不安があると、「今」を犠牲にしてでも、「未来のため」に動くようになります

 

でも実は、人間の脳は、確率を理解できないという欠点があります。

1/10000と、1/3の確率の違いが理解できないんですよ。

それが起こるかどうかも分からないような、ごくわずかな問題でも、「リスクだ」と判断してしまいます

最近ではメディアが発達したので、もうどこもかしこも戦争やら争いやら病やら不景気やら苦しみの情報ばかりですよね。

すると、私たちの脳は、自然と「今」の比率を下げて、「未来のため」ばかりに動くようになってしまいます。

そうして、子どもの頃のワクワクを全て消し去ってしまった、面白みも何ともない「安定した道」を求めるようになってしまうわけです。

 

「あえて先のことを考えない」という方法

でも、実はそういう不安定な道をあえて歩いてみることで、「あれ? 別に危険でもなんでもないやん」って気づくこともあるんですよ。

すると、人生は広がってゆきます。

 

そのためにも、もし子どもの頃のワクワクを思い出して、楽しいことをどんどん熱中してやりたい場合、「先のことを考えずに動いてみる」ことをやってみるといいでしょう。

後先考えずに動く、ってことですね。

未来を考えるから、行動できなくなるわけです。

だったら、未来を考えずに動けば、簡単にワクワクに飛びつけますよね(笑

 

例えば、帰り際に何か興味があることがあったとしましょう。

「でも、寄り道したら、晩ご飯の準備が遅くなる」

そんな先のことを考えるから、ワクワクを逃しちゃうんですよね。

準備が遅くなってもいいから、そっちに行ってみるわけです。

「あ、たこ焼き美味しそう。でも、今食べたら、晩ご飯が入らなくなるかも」

「そんなこと知るか!」みたいなノリで、先のことをあえてやめて、食べてみるわけです。

 

すると、もちろん多くのものは「やっぱりこうなるよな……」と反省しますが、時々そうでないことが出てくるんですよ。

平日の会社帰りに、後先考えずに、気になったバスに乗ってみたりするわけです。

すると、適当な場所で降りたら、素敵なところだったり。

ただ、その日は寝るのが遅くなって、翌日は全然パフォーマンスを発揮できないかもしれません。

そこで、「お願い、この仕事、手伝ってくれないかな?」と他の人に相談せざるを得ないかもしれません。

でも、そこで初めて、相手が「いいよ!」と笑顔でやってくれたりして、上手く回ることもあるんですよ。

だったら、「あ、そんなに気合い入れて働かなくてもよかったんだ」と、好転することがあるわけです。

 

だったら、そこから新たな可能性が開けるわけですね。

つまり、安定ばかりじゃなくて、少し今までのパターンを崩すことで、可能性が見えるようになると。

すると、「安定した道だけが全てじゃないな」と感覚で分かって、あえて「不安定な方に行ってみよう」という感覚になれます。

言い換えると、子どもの頃のワクワクと同じで、「これやってみよっかな」と思えば、すぐに「やってみよう!」という行動力が得られると。

動き出せない人というのは、「未来に不安を持ちすぎている」、「不安定でも大丈夫だという慣れがない」と言えるかもしれません。

「不安定な道でも、結構いけるもんだな」と気づけば、どんどんワクワクに飛び込めるようになるんですよ。

 

まとめ

なので、毎日が面白くない場合、あえて後先を考えないと。

「そんなことしたら、こうなるよ」と分かっていても、あえてそれに突っ込むわけです。

そして、10回中9回は「やっぱりな」と反省してください(笑

でも、残りの1回が、すごいことをもたらすものです。

その「すごいこと」というのが、「ワクワク」という毎日ですね。

 

未来のために準備しすぎるのは、逆に頭でっかちで、頭が悪くなりますよ、ってことですね。

毎日に面白さがない場合、そういう「あえて先を考えない」感覚で生きると、面白いことがどんどんやってくるかと思います。

 

ってことで、今日は子どもの頃のワクワクを思い出すお話をしてみました。

今日はここまで~。

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