今日は、電子書籍についてのお話でもしてみましょうか。
今年の1月から電子書籍をリリースし始めて、まあだいたい一年ということで、電子書籍はどんな感じなのか、感じたことを書いてみようかと思います。
電子書籍をリリースし始めての感想
時代の流れとしては、既に作家は出版社を介さずに、作品を直接読み手に伝えられるようになりました。
これは本だけでなく、映像でもそうですし、音楽もそうですよね。
映像ならYouTubeに置けば見てもらえますし、有料にしたいなら、iTunesみたいなところを利用すればいいわけで。
すると、ファンの人たちを自分で集められる、もしくはファンの人たちに新作リリースを直接伝えられるなら、出版社を通す理由はなくなるわけです。
で、電子書籍をリリースし始めての感想ですが。
ありがたいことに、おかげさまで多くの方に本を手にしていただいていて、感謝ですよ。
「今年一年は、本を書きまくる一年にする」と言いましたが、結果としてそうなっちゃってますし。
少なくとも「一度電子書籍でリリースしたら、全くノータッチでいい」というのはとても素晴らしいですね~。
いわゆる「不労所得」という形になって、販売に手をつける必要がなくて、他のやりたいことに時間を費やせるというのはすごくありがたいものです。
作家さんへのオススメ度
で、全ての作家さんにオススメできるかというと、いろいろ考えどころです。
まず確実にオススメできるのは、ブログやホームページなどで、既にある程度ファンがいて、読んでもらえる人ですね。
Amazonでの電子書籍は、基本は出版しても「ただ置くだけ」なので、お客さんに読んでもらうには、お客さんをそのページへと自分で導く必要があります。
なので、既にファンがいる人、ホームページなどを持っている人で、書くことが好きなら、電子書籍は普通にアリだと思います。
同人誌でも、紙媒体が売り切れたら、電子書籍で売ればいいかなと。
そうすれば、手のかからない副収入になるかと思います。
Amazonへのアカウント作成に多少時間はかかって、まる2~3日は情報を調べて書類を作ったりする必要がありますが、それさえ乗り越えれば後は楽です。
ただ、全くの無名でも、無料配布をすることで、広めることは可能かと思います。
Kindleでは無料配布キャンペーンとして、半年に最大5日間、無料で配ったり割引セールができます。
で、無料配布本は、「きんどるどうでしょう」みたいなサイトに補足されやすいんですよね。
だいたい、無料配布本は、少ない時は一日に4~6冊、多い時は15冊~20冊ぐらいなので、少ない時だとそれほど競合はありません。
無料配布をする人は、あんまりいないんですかね。
すると、結構読んでもらえるんじゃないかなと思います。
あと、これは私の推測なので、正確かどうかは分からないんですが、無料配布をすれば、いいこともあります。
無料配布の1ダウンロードは、Amazon内では「1つ購入」としてカウントされているんだと思います。
すると、多く配れば、「多く購入してもらえた」と判定されるようで、他の本でも「こちらもどうぞ」みたいなオススメにも表示されるようになるんですよ。
そこからより多くの人に見てもらえることもできます。
つまり、ブログとかホームページを全くやってなかったとしても、Amazonがオススメしてくれるので、売れるようになると。
私の前作「たった二日で、劣等感を解決して~」も、ありがたいことに今までよりもだいぶ多く売れてるんですが、おそらくそれは無料配布効果があったからかな、と予想しています。
いや、でも、小説「千の夏~」は無料配布をしてもそれほどなので、ひょっとすると、「たった二日で~」は、読んでくれた方が紹介してくださったのかもしれません。
その辺は、私もまだよく分かってません。
でもまあ、出した本を読んでもらえるというのは、嬉しいことですし、ありがたいことですね~。
ほんと、読んでくださって、そしてオススメしてくださって、感謝ですよ。
まとめ
いろいろテクニカルな話をしましたが、テクニックよりも、まずは「どんどん分かち合う」というマインドだと、うまくいくかと思います。
分かち合うマインドだと、必要なテクニックは自然と導き出されると。
本にしろ、音楽にしろ、映像にしろ、もう個人がどんどん全世界の人に見てもらえるようになったんですよね。
チャンスはいくらでもあると思います。
あとは、「自分なりの与えられるもの」ですかね。
それに気づきさえすれば、うまくいくんじゃないかと思います。
その「自分なりの与えられるもの」については、来週ぐらいにリリース&無料配布予定の新作本「大好きなことでお金を稼いで、独立する方法」に詳しく書きましたので、そちらをお楽しみに。
ということで、今日は電子書籍についてちょっとお話してみました。
今日はここまで~。