昨日今日と、台風でしたね~。
台風がらみでふと思い出したことがあるので、今日はそれをお話ししてみましょうか。
土砂災害の危険度は、「水の流れ」を見れば分かる、というお話です。
災害は水と共に起こる
この時期、台風とか大雨がよくありますよね。
すると、土砂災害が気になったりするじゃないですか。
山が近くにある場合とか、特に不安に思う人もいるかもしれません。
そんなとき、どういう基準で考えればいいのか、ということですね。
これは、これから引っ越しをする場合、どういう場所に住めば安全なのか、とかあるので、知っておくといいかもしれません。
「多くの災害は、水と共に起こる」と覚えておくといいでしょう。
例えば洪水は水そのものが流れてくるものですし、土砂災害も、地面に水が含みすぎて、山が崩れることになりますよね。
地震も、地盤が弱い場所、すなわち水を多く含む場所ほど、震度は強くなって、揺れも長くなる傾向にあります。
だから、「水の流れ」を見ることが重要なんですよ。
住んでいる土地を大きな視点で見ると、山の谷間になっている部分に水が集まってきて、低い方に水が流れますよね。
洪水も土砂災害も、その「水の流れ」がある場所で起こりやすいんですよ。
すなわち、谷間になっている部分が集まって平野に流れていくわけですが、その「谷間」と「水が流れていく傾斜」が危ないと。
これらは水が流れて集まる場所で、しかも山々が削られていく場所ですからね。
なので、自分の家が「谷間」の延長線上にあって、自分の家に向かって川や水が流れてきている場合、そこは危険度が高い、ということです。
水が集まりやすくて、地盤も緩くなりやすいからですね。
山の「尾根沿い」が安全
逆に、山の「尾根沿い」のラインは安全なことが多いものです。
尾根って、一番水が集まらない場所でしょ。
だから、地盤が固くて、しっかりしていると。
この「尾根沿いのライン」のことを、風水では「龍脈」と言います。
この龍脈が、地盤が固くてしっかりとした安全地帯になるわけですね。
で、「尾根沿いのラインが平野に落ちて当たったところ」を「龍穴(りゅうけつ)」と言います。
ここが、一番安全で、しかも平野なので使い勝手もいいという、よい立地になります。
実際、古い神社とかは、だいたいこの安全地帯に建てられているものなんですよ。
地元で有名な神社って、水が集まる谷間にはありませんよね。
必ず尾根沿いの、少し高い場所にあるものです。
それは、長期的に残したいから、そういう場所に建てられたわけですね。
まとめ
そんな風に、「水の流れ」を見ると、危険度の参考にできるんじゃないかな~と思います。
水が自分の方向に向かってきている場合、注意しましょうと。
その「水が集まってくる角度」が多ければ多いほど、注意が必要でしょう。
で、町名とかに「津」とか「沼」とか「浜」、「池」みたいに、さんずいがついていたりとか、水を意味する地名の場合、そこは水が集まる場所であることが多いと。
逆に、「丘」、「岡」、「台」みたいな地名がある場所や団地は、水が少ないので、安全な場所になりやすいと。
そういうのも一つの基準にできるかなと思います。
ってことで、今日は土砂災害の危険度についてお話ししてみました。
今日はここまで~。