ここ最近はずっと、シナリオ教材の新サイトを作っているんですが、それで一つ大きなことに気がついたので、ここで書いてみようかなと思います。

それは、「モチベーションを保ったまま能力を高めるコツ」です。

やっぱり、実力を伸ばすのに、学ぶことは重要ですよね。
でも、何もなければ「勉強するのは面倒だな~」って思うものじゃないですか。

でも、どうすればモチベーションを保ったまま、短期間で学んで、能力を高めることができるのか。
それを、私のつい最近の経験から説明してみようかと思います。

そのために必要なコツは、以下の二つですかね。

  • 「当事者」になる。
  • とにかく数を見まくる。

以下で説明してみましょう。

 

1.「当事者」になる。

この最初がまずは大切ですよね。

とにかく、その「当事者」になるわけです。
言い換えると、「傍観者」から抜け出すと。

例えば私の場合、今回は「新しいシナリオ教材サイトを作る」という目的があって、それを実現するために、いろんなサイトを見て回りました。
すると、今まで漠然と見ていたサイトでも、急に「あ、これはこういうことだったのか!」と気がつくようになったんですよ。

ほら、「妻が妊娠すると、急に町には妊婦が増えたように感じる」って言いますよね。
他にも、例えば普段は意識せずに町を歩いていても、例えば飲み会の幹事を任されたりすると、急に居酒屋が目に入ってくるようになるじゃないですか。

これは、実際にその当事者になったら、どんどんその情報が入ってくるようになるんですよ。
逆を言うと、傍観者であり続ける限り、まともな情報は入ってこないと。

だから、例えば小説やシナリオを書きたい場合、「何となくシナリオを書きたいな」という程度では、まだ傍観者なんですよ。
そういう場合、教材で学ぼうと思っても、内容はすぐに、すーっと頭から抜け出してしまうわけです。
それに、書こうと思っていても、なかなかモチベーションが上がらないと。

でも、「1ヶ月後にこの地方紙に、2ページほど掲載される。そのための文章を書かなきゃいけない」って状況になったら、もう学習効率もスピードも、身になる量も、全然違いそうですよね。

絵本作家のきむらゆういち氏が、「僕は掲載されるかどうか分からないような応募とかは、一切しなかった。だってモチベーションわかないでしょ。でも、絶対に掲載されると分かっていれば、どんなものでもやる気が出てくる」って言っていましたが、まさにそれと同じで。

一流の賞でなくとも、地方紙の片隅でいいので、「当事者」になると、がぜん「必要」になりますよね。
すると、モチベーションも、集中具合も全然違ってくるわけですね。

掲載されるかどうか分からないものよりも、確実に掲載されるものを書く。
見てもらえるかどうか分からないものよりも、読み手は一人でもいいので、確実に見てもらえるものを書く。

それは言い換えると、「言い逃れができない状況に身を置く」とも言えるかもしれません。
応募なら締め切りに遅れようが、質の悪いものだろうが、掲載されなかったら言い逃れはできるわけです。
でも、実際に作品として期限を区切って、掲載されるものであれば、言い逃れはできませんよね。
だって、人は作者の都合なんか知らなくて、「作品」だけを評価するんですから。

そんな賞賛も批判も浴びるという、「言い逃れができない状況」に身を置くということですね。

そんな風に、「当事者」になるような環境に身を置くわけです。
すると、もう後には引けないのえ、全く違う勢いで成長が始まるわけです。

 

2.とにかく数を見まくる。

2番目が、「とにかく数を見まくる」ですね。

今回、サイト作りをする上で、「とりあえず、良質なページを100サイトほど見て研究しよう」と決めたんですよ。
これが結構骨の折れる作業で、もう大変で大変で。

でも、見れば見るほど、次第に私は愕然とし始めたんですよ。
というのも、今までの私が、どれほどサイト作りに関して「何も考えていなかったのか」が分かって。

10サイトぐらい見たら、「こういうノウハウもあるのか」と思って。
20サイトぐらい見たら、「今まで何も考えてなかった」と思って。
30サイトほど見た時には、「もう今までの自分がありえない」というほどで。

ちなみに50サイトも見た時は、もう全部忘れちゃってましたが(笑

まぁでも、たった数日間で、その「二日前の自分」を見て愕然とするほど成長したってことですよね。
それぐらい、急激に成長できるものなんですよ。

だから、とにかく数を見まくる。

シナリオで冒頭が書けないのなら、図書館に行って冒頭だけを100冊見てみればいいでしょう。
タイトルが思い浮かばないのなら、本屋やレンタルビデオ屋に行って、100冊気に入ったタイトルをメモすればいいでしょう。
キャラクターの性格が作れないのなら、今まで読んだ漫画や小説のキャラクターを100キャラ分書き出して、研究してみる。

最初はこれがすっごいきつい作業なんですよ。
もう精神的にかなりきて、忍耐力もいるし、我慢強さが必要になる体育会系なノリで。

でも、数日が過ぎた頃には、飛躍的に能力がUPしているって実感できるものなんですよ。
これは間違いなく、どんどん新たな発見が見つかりますから。
なので、少々きつくても、次第に「やってやるか」というモチベーションが出てきたと。

 

そういうこともあって、モチベーションを保ったままで能力を高めたい場合、「当事者になる」ことと、「数をこなす」という二つのことをオススメします。

この二つが重なったら、ぐっと自分の能力が上がってゆくのが実感できるかなと思います。
今回の私も、ちょっと驚くほどの学びになりましたからね~。

参考にしてくださいませ。

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