今日は、クリエイティブな考え方についてのお話です。
「情報の感度を上げる」とは「何でもそれに脳内変換してしまう」ということ、というお話です。
ネタが欲しい場合、どうすればいいのか
先日の記事(「ネタを得るのに情報量は関係ない、というお話」)でも触れましたが、制作をしていると、「ネタが欲しい」ってこと、よくあると思うんですよ。
それでいろいろ情報を探し回るんですが、なかなかいいネタが見つからないもので。
そういう場合、「情報の感度を上げる」というのもいいように思います。
そして「情報の感度を上げる」とは「何でもそれに脳内変換してしまうこと」だと分かると、ネタの作り方をイメージしやすくなるかもしれません。
「情報の感度を上げる」とは
たまに「何かを得たい場合、情報への感度を上げろ」とか、「脳内でアンテナを立てろ」とか言う人がいるじゃないですか。
ただ、これっていまいち分かりにくいし、イメージしにくいですよね。
「感度って何? アンテナって、どう立てるの?」みたいな。
そういう場合、「何でもそれに脳内変換してしまうこと」だと思うと、「情報の感度を上げる」の感覚がイメージしやすくなるように思います。
何でもカップリングに変換する
例えば漫画家がいて、カップリングを考えるのが好きだったとしましょうか。
なら、「情報の感度を上げる」とは、「何でもカップリングとして脳内変換してしまう」ということです。
すると町を歩いているだけでも、いろんな情報を利用できると分かります。
例えば私たちが小学校の横を通り過ぎたら、「あの2キャラが、今から小学校で時間を過ごすとしたら、どうなるだろう?」と、脳内変換してイメージできるかもしれません。
なら、その2キャラは机やイスの小ささにびっくりしたり、教科書の簡単さに感動したり、鉄棒の難しさや、当時は体力があったことに気づくかもしれません。
で、小学校から出る頃には、「俺たち、成長したんだな」と感慨深くなるかもしれません。
いろんなことで脳内変換して楽しむ
他にも、例えば私たちがバス停を通り過ぎたら、「あの2キャラがバス待ちをしたらどうなるだろう?」と、脳内変換してみるわけですね。
「2人で待ちつつ、バスがいつまでも来ない状況ならどうだろう?」
「2人でそろって遅刻して、バスを追いかけて、それでも間に合わなかった日はどうするだろう?」
「片方が財布を忘れた場合、もう片方はどうするだろう?」みたいな。
私たちが自販機を見かけたら、「あの2キャラなら、どうやりとりしながら買うだろう? 売り切れがあったらどうなるだろう?」と脳内変換したり。
もしくは、「自販機でなくて、片方が売店の売り子で、片方が買う側だったら、どうやりとりするだろう?」と脳内変換したり。
関係性や無機物も使える
これはシチュエーションでの脳内変換ですが、「関係性の脳内変換」というものもあります。
例えば小学校での関係を考えると、「教師と生徒」、「ガキ大将と子分」、「教師と保護者」みたいな関係性がありますよね。
なら、好きな2キャラで「片方が教師、片方が生徒の関係になったらどうだろう?」とか、「片方がリーダー、片方が子分になったら」、「片方が教師側、片方が保護者側になったら」とかイメージできるかもしれません。
無機物の関係を、有機物に当てはめることもできるでしょう。
「シャーペンと消しゴムって、片方は何かを世の中に残せるのに、片方は消すばかりだよね。これをキャラにしたらどうなるだろう?」とか考えられるかもしれません。
他にも、スーパーの買い物で悩んでいる人たち、遊んでいる子供たち、笑っている子、泣いている子、休憩する老人、いろんな人たちがいるものです。
車や自転車もあれば、意味不明な標識、読み方の分からない看板、入ったことのない店、何でもあるでしょう。
そんな風に、ありとあらゆることを、その好きなキャラで脳内変換して楽しむわけです。
私の場合、生き方に関連づけて考える
私の場合、どんなことでも生き方に関連づけてしまうんですよ。
特に、何らかの決断が必要なことだったり、悩んだり、迷ったことは、生き方に関連づけやすいように思います。
例えば「冷蔵庫の中に、いろんな残り物が出てきた。残り物だけで料理を作って、片付けたい」と思ったら、それを人生に当てはめて語るわけです。
そして「たまには人生で不要なものを処分する方が、身軽になれていいですよね」と語ったり。
他の例だと、スーパーで「この新商品を買ってみたいけど、値段が高いなぁ」と感じてためらう場合、それを人生で当てはめてみると。
なら、いろいろ発想できるものです。
「人生では、自力で作る方が早い時もある」
「未経験なら、一度は経験するのもいいよね。最初の体験は、価値が高い。人生でも同じ」
「理性が強くて我慢しがちな人は、楽しめる時に楽しむ方がいいよね。人生のステージで好みは変わって行くから、今の好みを味わえるのは、今だけだ」みたいに。
なら、結構どんなことでも「自分の好きなこと」に関連づけて脳内変換できると分かります。
ある意味、「脳内変換できさえすれば、何でもネタになる」ということです。
ならば必要なのは、多くの「情報」ではなく、1つの「脳内変換システム」だと分かります。
まとめ
なのでネタが欲しい場合、「何でも好きなことに脳内変換しちゃいましょうよ」ということです。
強引にでも関連づけて、好きなことをもっと楽しむと。
それが「情報の感度を高める」ということかなと思います。
これは好きなことに関連づけられるほど、幸せを味わえるのでおすすめです。
例えば「この2キャラのやりとりが好き」という場合、常に自分の周囲でその2キャラが生きて、勝手にいろんなネタを演じるなら、それって幸せそのものでしょ(笑
それぐらい好きなこと、興味のあることに関連づけまくって、「妄想が止められなくなる」ぐらいに楽しむわけです。
そういう「情報量ではなく、脳内変換システムを作ればいいだけだ」と分かると、身近なことから楽しくイメージできて、ネタも作れるかもしれません。
ということで今日は、「情報の感度を上げる」とは「何でもそれに脳内変換してしまう」ということ、というお話でした。
今日はここまで~。