今日は、才能を発掘する方法論についてのお話です。

自分の才能を発掘したい場合、物事の「解釈」を他者に与えてみるのもよさそう、というお話をしてみましょう。

 

「自分に何ができるのか、分からない」という問題

個性がある人ほど、「自分なりの収益を作りたい」、「自分の強みを使って生きたい」とか感じるかと思います。

でも、自分にどんな才能があるのか、何ができるのか、分からないことが多くて。

 

そういう場合、物事の「解釈」を他者に与えてみるのもいいように思います。

すると、自然と自分にとって得意なことで喜んでもらって、ファンもできやすくなるかもしれません。

 

私に起きた「解釈」による変化

その「解釈」とは何かを説明するために、最近あった私の経験談を少しお話ししてみましょう。

 

たまにニュースとかで、「日本政府がアフリカ諸国に、経済成長支援で何百億ドルもの資金投入を決定」みたいなものがありますよね。

すると、SNSでは「日本がひどい時に、海外にはそんな大金をばらまくのか!」とか、「首相は海外にはいい顔をしたくて、大盤振る舞いだ」みたいな声がよく出るんですが。

実際に私も、少し前までは「見栄だろうな」と思ってたんですよ。

 

でも最近金融を理解できるようになった私は、「あ、これは投資だ」と気づいたわけです。

投資というのは、成長が期待できる人や分野にお金を与えて、後で上乗せして返してもらうものです。

 

だから言うなればそれは、「短期(国内や票田へのばらまき)を犠牲にして、未来の収益を作っていた」と言えます。

実際に日本では、今ではそういう海外投資からの収益(いわゆる第一次所得収支)が大半になって、国家財政を大いに支えているぐらいです。

 

当然ドル建てなので、これから日本円の価値が落ちても問題なく、むしろ私の中では「日本のインフレ後には、大きな救いとなる収益になるだろうな」と分かってきて。

そしてアフリカ諸国からしても、中国からの投資に嫌気をさした国が、「中国以外から投資して欲しい」という欲求もあるわけで。

なのでマイナスばかりではなくて、しっかりとプラスもあるんだと。

 

解釈で考え方が変わる

こういう「解釈」があると、そのニュースに対する考え方も変わりますよね。

今までは「見栄だ! 悪い点しかない!」と思っていたのが、「単純に、トレードオフ(何かを犠牲にして、何かを得ること)だった」と分かるんですから。

 

すると、「そういう考え方もあるのか」とか、「悪いばかりではないのか」と、世の中を適切に把握できます。

そして、そういう「自分の価値観から見た側面や見方」が、「解釈」です。

「こうすべきだ」というような主張ではなく、「こう認識するといいですよ」という解釈ですね。

 

自分軸がない人ほど、解釈を欲している

で、実のところ、世の中ではこういう解釈を欲している人が多くいるように思います。

というのも、世の中は複雑だし、いろんな出来事があるので、「世の中や出来事をどう解釈したらいいのか、分からない」という人が多いからですね。

世の中だけでなく、映画や漫画などの作品1つ取っても、解釈を欲することもあるものです。

 

その場合、自分軸を持っている人で、興味がある分野ほど、しっかりとした解釈を与えることができます

自分軸を持つ人ほど、価値観がぶれずに物事を評価できますからね。

すると、「私たちよりも自分軸がない人たち」に対しては、同じ解釈なら安心を、違う解釈なら学びを与えられます。

 

私たちだって、何か事件とか大変化があった場合、「あの人はどうとらえるんだろう?」と知りたくなりますよね。

もしくは、アニメや漫画でも、印象深かったシーンがあると、コメントとか見たくなるじゃないですか。

それとか、Twitterでトレンドを見るときに、たいてい「他の人はどう評価しているんだろう?」と気になったり。

 

それは、「あの人の価値観からすると、どういう意味を持つのか」とか、「他の人は、どう解釈しているのか」を知ることで、私たちも安心できたり、新たな解釈で価値観を学んだり、同じ解釈で喜んだりできるわけです。

それを、自分の興味ある分野でやってみましょうよ、ということです。

 

解釈を出す方法

ならどうすればそういう「解釈」を出せるのかというと、SNSを利用するのも一つの手でしょう。

私たちがSNSを見ていると、「それは違うよ!」とツッコミを入れたくなるような認識があるものです。

すると、自分独自の価値観や観点、好きなジャンルが見えてきて、工夫や価値を作りやすくなるかと思います。

 

そういう解釈には、次のような3種類があるでしょう。

  • 「違う、それはいいことだよ!」と言いたくなること。
  • 「違う、それは悪いことだよ!」と言いたくなること。
  • 「これは、こういう意味を持っているんだよ」という詳しい解説。

 

解釈を見つけて語る例

例えば私の場合、SNSで誰かが「こういうことがあって、落ち込んだ。私はダメな奴だ」みたいに言っている人を見ると、励ましたくなるわけです。

すると、「違う、それはいいことだよ!」と新しい解釈を考えて与えることで、励ませますよね。

もちろん本人に言うのではなく、名前や詳細を伏せて、自分のブログや媒体で書くんですが。

 

すると、少しずつ「自分は誰かを励ますのが好きなのかもしれない」とか、「人間心理を知るのが好きなのかもしれない」と分かってきます。

だって、そういうことばかり書いているんですから、自然と分かってくるんですよ(笑

そしてそういう情報を発信していると、少しずつそういう内容や価値観を求める人が集まってきます。

 

他の例で言うと、例えばアニメが好きな人の場合、「あの場面の主人公の表情は、こういう意味があるんだ」みたいに、細かく詳しく語れるかもしれません。

「主人公は過去に、戦争で家族全員を失っているという隠れ設定がある。だから主人公は普段は冷徹なのに、あの場面でだけは、泣いてる小さな子に対してほほえんで、頭をなでたんだ」みたいな。

 

なら、そのアニメ作品が好きな人からすると、そういう解説を得るのはとても面白いでしょ。

だって、もっと深くその作品を楽しめるんですから。

だからそういう情報を求める人が集まってくるし、自分のスタイルも確立しやすいように思います。

 

まとめ

なので自分の才能を発掘したい場合、そういう物事の「解釈」を他者に与えてみるのもいいように思います。

 

そのために、SNSでも見ていて、「違う、それはいいことだよ!」、「それは悪いことだよ!」、「それには、こういう意味があるんだよ」みたいに言いたくなったことを集めてみるのもいいでしょう。

そこに、自分なりの価値観や観点、工夫があるものです。

 

で、それを自分の媒体で集中して出すことですね。

文章が得意ならブログとかTwitterで、しゃべるのが得意ならYouTubeみたいな動画や音声で、絵やデザインが得意ならイラストで、物語が得意ならストーリーで、みたいに。

 

すると、独自のものができて、才能を見つけられるし、その才能を発揮できるかもしれません。

こういう発掘方法も、一つの手かなと思います。

 

ということで今日は、自分の才能を発揮したい場合、物事の「解釈」を他者に与えてみるのもよさそう、というお話でした。

今日はここまで~。

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