今日も、作家さん向けのページ記事から抜粋してご紹介~。
今回のお話は、「能力がなかったとしても、売れる作家になる方法」です。
(いろいろ切り貼りして説明不足は多いので、分かりにくいところはご容赦ください)
売れることと、能力の高さはあまり関係がない!?
私は以前に「売れるかどうか」と「能力が高いかどうか」はあまり関係はないと説明しました。
もちろん、能力が高い方が売れる傾向にあるのは間違いありませんが、能力が低かったとしても、ファンを得ることもできますし、それなりの収入を得ることもできます。
そして「プロではない貴方」であったとしても、その魅力を使って、短期間で成功できるのです。
なぜそうなのか、以下で説明してみましょう。
「楽しむ方法」を教えれば、短期間で広がってゆく
「読んでくれる人が増えない」、「読んでもらっても、『面白い』となかなか言ってもらえない」という人は多いと思います。それは、人への作品の渡し方に問題があるのです。
多くの作家志望の人が、どのように楽しむのか、何が面白いのかを教えずに、「私の作品を読んでください」と「作品だけ」を渡してしまっています。
これは、たとえて言うならゲームのルールを教えずに、バトミントンの素人にバトミントンの「道具だけ」を渡して「楽しんでください」と言っているようなものです。
それでは楽しんでもらえるはずがありません。
貴方の周囲には、楽しみ方を知らない人ばかりです。
相手に楽しんでもらうには、まずは楽しむコツであるルールを教えることが重要です。
素人にも分かるように、「貴方の作品の楽しみ方を教える」ことが大切なのです。
最初は少しだけ手間ですが、一人でも楽しみ方を知る人が出てくると、その楽しみはどんどん伝染して、広がってゆくものです。
すると、貴方の物語は、信じられないほどのスピードで周囲に広がり、貴方は短期間で劇的に成長し、成功を手にしてゆくのです。
力がなくても応援される、ハヤブサのお話
ハヤブサというプロレスラーがいました。彼は空中技が得意で、リングのポストから華麗な空中技を披露することで、観客に大いに喜ばれていました。
ですが、試合中の事故で頸椎を損傷してしまい、全身不随になってしまいます。
体が全てだったプロレスラーが、全身不随です。
自分が命をかけてきた「これまでの全て」が否定されたようなものです。
彼は何度も自殺を考えたと言います。
でも、彼は立ち直り、リハビリを遂げて車椅子で動けるようになりました。
ド下手な彼は、こうして喜んでもらっている
彼は今、講演をしていたり、歌を歌って収入を得ています。
例えばその歌というのは、豪華なホールやライブハウスなどではなく、普通の居酒屋でセッティングをしてもらって歌うというものです。
そして彼の歌唱力は、控えめに言っても「ド下手」なのです!(笑)
今までプロレスをしていたので、当然と言えば当然かもしれません。
ですが、彼には多くのファンがいます。
彼の歌は前向きで、希望が出るような歌詞なのです。
彼が車椅子で歌っている姿に、人々は勇気を得て、ファンになるのです。
下手でも楽しめる
単純に考えてみましょう。
もし、彼の「歌」だけを聞いていれば、「なにこの歌手、下手すぎ!」と誰にも受け入れられないでしょう。
ですが、彼の歌の「楽しみ方」をまず教えるのです。
ハヤブサという元プロレスラーがいて、全身不随になった。でも、そこから這い上がって、歌えるようになった。そんな希望溢れる歌だと。
そして彼は、いつかまたプロレスのリングに上がることを夢見て、挑戦し続けているのだと。
そう言われると、人々ははっとなって、「これは逆境から実際に這い上がってきて、今も逆境のさなかから挑戦を続けている男が歌う、希望溢れる歌詞の歌なんだ」と、その楽しみ方を知るのです。
どんなに下手でも、汗を流しながら真剣に希望を歌うその姿に、心打たれるのです。
これは、「ド下手な歌」のレベルそのものが変わったのではありません。人々が「楽しみ方」を知ったのです。
レベルが低くても、好きなことを語って、ファンを得られる!
ここまで読んでくださったら、きっと分かるでしょう。
「売れるかどうか」と「能力が高いかどうか」はあまり関係がないことに。
もちろん能力が高いにこしたことはありませんが、必要なのは「ド素人よりも貴方の方が情熱も知識も技術も持っている」ことです。
新人賞を取るようなレベルでなかったとしても、十分に人に影響を与えて、収入を得られるぐらいのファンを作ることができるのです。
肝心なのは、「どれだけ面白さを味わえる方法」を上手く伝えられるか、です。
貴方の作品を楽しむ方法さえ教えられれば、貴方の作品は一気に広がります。
たったこの一手間が、貴方を一気に高みに持ち上げてくれるのです。
(引用ここまで)
だいぶ言葉足らずなので、「ほんまかいな」と思う場所は多いかなと思いますが、詳しくは今月中には公開できると思う、作家向けページの公開をお待ちくださいませ。
ってことで、がしがしと進めてます。