今日はお金の話でもしてみましょうかね。
とりあえず最初に言っておくと、私はお金が大好きです!(笑
ってな具合でお金は好きなんですが、どうやったらクリエイティブにお金を増やすことができるのか、その一つの考え方を紹介してみようかと思います。
お金は「交換」するための道具
お金が持つ一つの機能として、「交換機能」があります。
これは、お金は「その額と同じような価値の物やサービス」と交換することができる、ということですね。
まぁ、お金に限らず、物々交換でも「同じような価値」と交換できるんですが。
そしてもう一つ重要なのが、「価値とは、人が決めるもの」ということです。
例えば一杯の水でも、その人がのどがカラカラなら「これは私にとって価値がある」となるでしょうし、逆に十分に満たされていれば「別にいらないよ。価値なんかないよ」となるものです。
でも、満たされていたとしても、悪い人が「将来、日本から水がなくなるかもしれませんよ。こういうデータがあるんです」みたいに脅すことで、「なら、価値があるな」と判断することもあります。
そんな風に、価値というのは、その人の判断で決まるものだということです。
「価値の高い物と交換する」という発想
もう十年近くも前になりますが、「One Red Paperclip」というお話があります。
知っている人もいるかとは思いますが、これはアメリカ人の青年が、一つの普通の「赤いクリップ」を、他のものに物々交換をしてゆく……という実話です。
最初は赤いクリップだったのが、次はペンと交換します。
次は、そのペンをドアノブと交換します。
なら、そのドアノブが、次はガスコンロになります。
そういう風にして交換していったら、14回目の交換で、ついに一軒家が手に入ったっていうんですよ。
まさに、アメリカ版「わらしべ長者」ですよね。
今持っているものより価値あるものと交換すれば、資産はどんどん増えてゆく
ここで重要なのが、「今持っているものよりも、価値があるものと交換する」ことですよね。
だったら後は簡単ですよね。
「今持っているものよりも、価値のあるものと交換し続けていけば、資産はどんどん増えていく」ってことですから。
少なくとも、私たちは一つの赤いクリップよりかは、価値のあるものや、もしくはお金、資産を持っているものですよね。
「価値を見抜く目」が大切!
でも、なぜかお金が減っていく。
資産も減っていく。
それはなぜか。
どうすれば、どんどん資産は増えていくのか。
そのために、「価値を見抜く能力」が重要になります。
価値を見抜ければ、それ以上の価値の物と交換できるんですから。
「お金を、額よりも価値のない物と交換する」という過ち
実は、私たちの多くが、「お金を、お金の額よりも価値がないもの」に交換してしまっているんですよ。
もちろん、生命維持のために、最低限の食費や生活費は必要でしょう。
これは「消費しなければならないもの」になるので、確かにこのために使うと、消えてしまうものです。
でも、それを考えたとしても、私たちのほとんどが、それ以上のお金やものを多く持っているものですよね。
注意! 「価値がある」と思わされているだけ!
ならなぜお金がなくなっていくのかというと、「価値がある」と思わされているからですね。
先に「将来、水が日本からなくなりますよ」とか脅して価値を認めさせるというたとえ話をしましたが、実はそれと同じようなことが世の中には至る所にあったりします。
学歴がなければ、大学を出ていなければダメですよ。そのために勉強しなければいけませんよ。
美しくなければいけませんよ。やせていなければいけませんよ。でも、これは美味しいので、食べることも大切ですよ。さあ食べましょう。さあやせましょう。
みんなこれを持っていますよ。バカにされないためには、これを買う必要がありますよ。
安心を得るには、この保険に入っておく必要がありますよ。
もう、ありとあらゆる「価値があると信じ込ませるメッセージ」に溢れているわけです。
そして、「実体よりも価値がないもの」にお金を使ってしまい、「自分が持っている価値(資産)」がどんどん減ってしまっているわけですね。
これらは全て、「価値を見抜けない」から起こるんですよ。
価値を見抜ければ、勝手にお金持ちになれる!
価値を見抜けさえすれば、後は楽なんですよ。
「これ、なんでこんなに大安売りしてるの?」みたいなものを見抜けるようになります。
「これ、あそこに持って行ったら、もっと高く売れるやん」みたいなものを、見つけられるようになります。
「こういうのを安く作ったら、多くの人が高く買ってくれるやん」と、アイデアが浮かびます。
だったら、後は交換すればいいだけですよね。
お金でより高い価値を買うこともできますし、物をより高いお金と交換することもできます。
そうすれば、後は勝手に資産持ち(お金持ち)になりますよね。
まとめ
ということで、「価値を見抜く目」というものを養うことをオススメします。
「これは、本当にその額ほどの価値があるんだろうか」
「もっと高い価値になる、安い価値になる、場所やタイミングはないだろうか」
そんな風に「価値の絶対値」ベースで物事を捉えられるようになると、変なマーケティングの誘惑にだまされたり、無駄なお金を使うこともなくなるんじゃないかと思います。
私の感覚では、「本」はだいたい額面よりも価値があるものが多いかなと思います。
特にビジネス書ですね。
その人の密度の高い経験を、そして体系化されたものを1500円で買えるとなると、これは安いかなと思います。
ということで、お金や資産を増やす方法について、語ってみました。