今日は、時代の流れについてお話ししてみましょう。
「1万時間かければ一流になれる」が通用する業界と、そうでない業界、というお話です。
「1万時間かければ一流になれる」は本当か?
だいぶ前の記事ですが、ちょっとした記事を見つけたのでご紹介。
1万時間の練習で一流になれる「1万時間ルール」は万能でないという見解が登場(Gigazine)
内容はというと、よく「1万時間練習すれば、一流になれる」、「才能が花開くまでには、1万時間という長い時間の訓練・努力が必要である」って言いますよね。
1万時間というのは、まあ4~10年ぐらいでしょうか。
でも、それが通用しない分野がありますよ、というものです。
まあ、これは結局のところ、同じことを言っているように思います。
メジャーを目指すか、マイナーでニッチなものを目指すかで、この法則が当てはまるかどうかが決まるかなと。
メジャーを目指す人は、この1万時間ルールが特に当てはまるように思います。
メジャーを目指す場合、成功する道はほぼ決まってますからね。
だったら、クリエイティビティーはさほど必要ないので、後は努力と時間が問題になるわけです。
なので、メジャーを目指す人は、「頑張れ」、「死にものぐるいで努力しろ」、「他の人よりも少しでも努力しろ」、「血反吐を吐いても弱音を吐くな」ということが推奨されます。
メジャーを目指す人がいたら、私もそうアドバイスするでしょう。
実際に、「頑張れ」、「1万時間やれ」と言う人は、メジャーで活躍している人たちばかりだと思います。
ニッチを目指す場合、クリエイティブな発想が重要になる
ただ、一方でニッチを目指す人にとっては、むしろクリエイティブな発想が重要になるんですよ。
頑張ってアイデアが出るものではありませんからね。
ニッチというのは、「他の人とは違うこと」をすることです。
だから、「他の人と同じこと、他の人よりも多く頑張る」ではなくて、「他の人とは全く違ったことをして、試行錯誤する」が重要になると。
そもそも、その業界が生まれて間もなかったり、まだそんな業界すらない場合もあるわけで。
私の場合、勝手に「王道ストーリープロットの教材業界」とか作りましたが、できてまだ3年どころか1年も経ってませんから(笑
でも、他に競合がいないから、おそらく私がトップランナーだと思うんですよ。
まあ、私一人しか走っていないので、否が応でもトップランナーになるんですが(笑
既に1万時間を費やしている業界に入ればいい
で、この発想を少し変えてみると、「既に1万時間を費やしている業界に入ればいい」ってことですよね。
だったら、すぐにでも一流になれて、実力を発揮できると。
その分野というのが、「今まで好きでやってきたこと」です。
好きなことなんて、1万時間どころか、人によっては5万時間ぐらいやっているかもしれません。
そこで勝負すればいいだけなんですよ。
それなのに、多くの人が「今まで1時間もやったことがない業界」で1万時間を積み上げようとしてしまうと。
これって、なんかもったいないですよね。
まとめ
だから、「1万時間やれ」というのは、別にそれはそれでいいように思います。
メジャーを目指す人は、じゃんじゃん努力をして、人と同じことを人よりも多くの時間をかけて、頑張るといいでしょう。
一方でニッチでマイナーな方向を目指す場合、むしろクリエイティブになりましょうと。
私は「頑張る」とか、「競争する」、「蹴落とす」、「一つのパイを奪い合う」という体育会系なノリが苦手なタイプなので、クリエイティブな方向に走っているだけです。
で、見方を変えると、既に1万時間をこなしているような業界を見つければいいわけですね。
それが、以前にも話したような、「自分なりのスタイル」になります。
その「自分なりのスタイル」というのは、結局はニッチでマイナーな業界になると。
すると、別に頑張らなくてもすぐにでも一流になれて、大好きなことでお金を稼いで、自由に生きていくことができるわけです。
「1万時間をゼロから積み上げる」から、「既に1万時間を費やしている部分で勝負をする」という発想転換ができれば、スムーズにうまくいくかと思います。
さらに言うと、1万時間ではなく、5万時間、10万時間、20万時間を費やしているものを見つけると、もっと有利になって、もっと強みを発揮できるようになります。
究極ともなると、「500万年」という人類の歴史、もしくは「40億年」という生命の歴史という時間を考えれば、私たちが目指す「成功」なんてちっぽけなものに感じられるでしょう。
すると、「今生きているだけでも、奇跡のように素晴らしい」、「今抱えている悩みなんて、ちっぽけなものだ」と感じられて、1万時間をかけるのとは比にならないほどの最高の幸福感を、あっという間に得られるかと思います。
ってことで、今日は「1万時間かければ一流になれる」が通用する業界と、そうでない業界、というお話をしてみました。
今日はここまで~。