今日も、精神的なお話です。
「十分なお金が入ってくるまでの期間」よりも、「希望を見いだすまでの期間」が重要、というお話です。
十分なお金が入ってくるまでには、どれぐらい時間がかかるか
先日、こういう質問があったのでご紹介。
あやえもさん流の独立方法で、独立するのに十分なお金が入るようになるにはどのくらいの期間がかかるのでしょうか?
これもかなり個人差があって答えにくいでしょうが、身近な方の例を教えてもらえるとありがたいです。
確かに、こういうのを知りたい方は多そうですよね。
まずは何も深く考えない、単純な質問の答えを書いておきます。
例えばうちの元スタッフさんの例で言うと、ある作家さんは趣味で小説を書いていました。
で、うちのゲーム(同人)でシナリオ担当を募集した時に、その方が応募してきたので、採用しました。
それまでは数本の短編を書いていた程度で、その方はゲームシナリオどころか、他の人と協力して作ったこともない程度でした。
そしてうちでシナリオを1本担当して、その後に準商業の同人(商業資本が入った同人)を1本担当して、その後にプロのシナリオライターになりました。
うちで執筆活動をしたのは、準備も含めて3~4ヶ月ぐらいでしょうかね。
うちでの活動開始からプロになるまでに、2~3年ぐらいでしょうか。
他の元スタッフさんで言うと、同じく未経験の状態でうちのゲームシナリオ担当に応募してきて、採用となりました。
うちでゲームシナリオを2本担当して、その成果を持って商業に売り込むことで、プロに移行しました。
その方は当時大学生だったんですが、商業での採用を機に「大学にいる意味がなくなった」と大学を中退して、ゲームシナリオ専門の開発チームに所属することになりました。
うちで採用してからプロになるまで、3年ぐらいでしょうかね。
私の友人では、ニッチな趣味ブログを立ち上げたら、1ヶ月ぐらいでGoogleの上位ランクに入るようになった人がいます。
で、アフィリエイトをすることで、その1ヶ月ぐらいでそれなりの収益を得られるようになったようです。
その数年後ぐらいに株式会社化して、社長になってます。
うちでデバッグを担当してくださった元スタッフさんは、ゲーム制作が好きで、スマホ用のゲームを開発して、それが売れました。
そこから株式会社を立ち上げて、スマホ向けゲーム開発会社の社長になってます。
開発期間を考えると、おそらく2~3年程度での独立になるかと思います。
新人賞に受かった人で言うと、うちのゲーム制作で協力してくださったとある作家さんは、3~4度目ぐらいの挑戦で大手出版社の賞をもらいました。
最初は2次選考ぐらいでの落選でしたが、次第に3次選考、最終選考まで残れるようになったようです。(ありがたいことに、その報告をわざわざ私まで送ってくださってました)
そこからデビューして、プロの作家として活動しています。
挑戦回数を考えると、2~3年ぐらいでしょうか。
ちなみに私の場合、ご存じの方も多いでしょうが、趣味でゲームを作って売っていました。
で、「独立しよう」と決意してから、運がいいことにすぐにヒット作を出せて、1年9ヶ月で独立できました。
「十分なお金が入ってくるまでの期間」よりも、「希望を見いだすまでの期間」が重要
……とまあ、私の周辺での期間を説明してみましたが、こういう期間を気にする必要はないように思います。
で、私なりに言うと、「十分なお金が入ってくるまでの期間」よりも、「希望を見いだすまでの期間」が重要かなと思います。
そもそもなぜ質問者さんが、「十分なお金が入るようになるには、どのくらいの期間がかかるのか?」と知りたいと感じるのでしょうか。
その背景には、「今の自分では、独立できる見込みが立っていないから」とか、「十分なお金が入ってくる未来が見えないから」というような動機があるように思います。
すなわち、「自分が何を売ればいいのかが分からない。そして自分の強みが見えないから、他の人の平均を知りたい」、みたいに感じているのではないでしょうか。
そういう恐怖が見え隠れしているように感じます。
希望が見えれば、現状のストレスは消える
実は、希望さえ見つけることができれば、毎日のストレスはなくなります。
お金が十分に得られていない状態でも、夢を実現したのと同じように、気持ちよく生きられるようになります。
例えば「この家は嫌だ。引っ越ししたい」という願いを持っていたとしましょうか。
そんな状態でも、「来月には引っ越しできる」とか、「こうすれば、来月までに引っ越しを実現できる」と分かっていれば、しんどくてもストレスではなくなりますよね。
それは、自分が何をすればいいのか、分かっているからです。
それどころか、「どうせ引っ越しするなら、今いる場所のいい点を、十分に味わっておこう」と、今の環境のいい点に目を向けることができるようになります。
すなわち、希望が見えて、「自分はそうなれる」と自信を持っていれば、毎日を充実して過ごせるようになる、ということです。
実際にそういう状態にならなくても、夢を叶えたのと同じぐらいの幸せな状況になれます。
だから、「十分なお金が入ってくるまでの期間」よりも、「希望を見いだすまでの期間」が重要になるわけです。
希望を見いだすまでの期間を、できるだけ短縮しましょうと。
それが、一番幸せを実感しやすい道になるかと思います。
ちなみに「希望を見いだす」ことに必要な時間なんて、工夫次第でいくらでも短縮できます。
もし早く成功したいのであれば、恐怖を手放して、楽しいことに集中することです。
「私はいつ独立できるだろう……」とか眉間にしわを寄せて考えるよりも、BL本とか百合本を読みながら「うぎゃあああああ! このカップリング、最高じゃああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」ともだえる方が、早く成功できます(笑
「私の強みは何だろう……」と悩むよりも、「なんで世の中にはこれがないねん! ありえへんやろ!」というものを、妄想でも、下手な技術でも実現する方が、早く成功できます。
そんな風に不安や恐怖を手放して、自分軸での欲求をクリエイティブに実現しようとする方が、うまくいくかと思います。
まとめ
だから、私の方法論では、「どれだけ早く、自分の価値と可能性に気づけるか」が重要になります。
そして、これは心の持ち方次第で、そして気づき次第で、大きく時間短縮できるものです。
自分の価値に気づくことができれば、自分が提供できるものが分かりますからね。
このブログでは、自分の価値に気づくための精神的な話をよくしていますが、全てその「気づき」を得るためのものです。
その気づきさえ得ることができれば、「自分にもできる!」と、世界が変わります。
これは、本当に一瞬で世界が変わります。
私自身、会社への就職が決まった時には、「このまま一生、雇われで生きなきゃいけないのか」と思って落ち込んでいたんですよ。
でも、あるときふと「私には、ゲーム制作の能力がある!」、「その売り上げを10倍にすればいいだけやん!」と気づいたわけです。
その瞬間、爆発的なエネルギーが出てきて、不安も迷いもなくなりましたからね。
誰もがそういう能力を持っていて、ただ単純に気づいていないだけです。
自分が持つ能力に気づけば、お金にもなりますし、夢を実現したのと同じぐらいの幸福感をすぐに得られます。
だから、「希望を見いだすまで」の期間が重要になる、ということですね。
ということで、「十分なお金が入ってくるまでの期間」よりも、「希望を見いだすまでの期間」が重要だ、というお話をしてみました。
今日はここまで~。