今日は、結構どうでもいい日記です。

「字がきれいな人は、記号的認識力が強いのではないか」、という仮説のお話です。

 

超絶美麗な絵を描くのに、字がすっごい下手な絵師さん

少し前に、ある絵師さんの本を見たんですよ。

それがもう、超絶美麗な絵で、「よくこんなにも描けるな」とかため息をついたりして。

でも、その本の後書きに絵師さんの直筆コメントが書かれてあって、そこで衝撃を受けたんですよ。

それが、「字がすっごい下手」だったんですよね(笑

 

「いやいや、あんたはあんなにも美麗な絵を描くのに、なんでそんなに字が下手なの!?」みたいな(笑

「同じ指先を使うのに、そのギャップは何やねん!?」みたいに思うでしょ!(笑

で、調べてみると、「絵描きなのに、字が下手」という現象は結構あるようで。

 

絵と文字とでは、使う脳が違う、という予想

きっと、絵と文字とでは、脳の使う部分が違うんじゃないかと予想したりします。

絵を認識するのは頭頂葉(感覚脳)で、記号を認識するのは前頭葉(思考脳)ですからね。

感覚脳が強い人ほど絵などの感覚的な扱いがうまくて、思考脳が強い人ほど記号的認識力(論理を作ったり説明したりすること)がうまい形になります。

で、感覚脳が優れているけれども、思考脳がそれほどでもない場合、「絵が超絶美麗で、なのに字が下手」っていうことが起こりうるんじゃないかと思います。

 

実際に、漫画家さんの字は、整っていることが多いように感じます。

それは、ストーリー部分という目に見えない論理を組み立てる必要があるから、思考力が必要になるんですよね。

一方で、純粋な絵描きさんほど、字がきれいではない場合が多いようにも感じます。

いや、純粋な絵描きさんの文字を見る機会はきわめて乏しいので、私の想像でもありますが。

 

ちなみに私は論理を扱っているんですが、やっぱり字はきれいなタイプです。

思い返せば、小学校とか中学校でも、字がきれいだった人は成績がよかった人ばかりでした。

それは、思考力(記号的認識力)と直結しているから、「字がきれいな人は、成績がいい」という相関性が生まれるんじゃないかな、と予想したりします。

プログラマーが書く字と、プロレスラーが書く字とを比べてみると、きれいさでは結構違いが生まれるんじゃないかと思ったり。

 

私は高校時代から、ぐっと変わってきました

ちなみに私の小学、中学時代は、字が汚いタイプでした。

でも、高校時代からなぜかぐっときれいに書けるようになって、同時にそのあたりから成績もよくなったんですよね。

で、高校入学直後は下位1/3という落ちこぼれ状態から、卒業時には市内一の進学校で校内ナンバーワンになるぐらい、成績が飛躍したという。

 

思い返せば、確かにその高校時代から、世の中の現象とか人間心理が見抜けるようになってきました。

高校3年生の頃とか、周囲の友人やクラスメイトから問いかけられて、池上彰さんのように解説をしていましたから(笑

「なんであの人はこういう行動をしたの?」とか「なんであの人はこう言ったの?」、「あの人は、どういう意図があったの?」とか相談されて、(今思えばつたないながらも)その原理を解説すると。

それも、あの時期から私は記号的認識力が高まったんじゃないかな、とも思います。

 

どの年代でも、「脳が飛躍する」ことがある

この「才能の飛躍」は、高校時代だけでなく、どの年代でも起きます。

で、その脳をしっかり使えば、感覚脳も思考脳も発展するんじゃないかな、と思ったりもします。

私の高校時代は、相当勉強した時期でもあります。

そこで思考脳が鍛えられて、ぐっと世の中の論理が理解できるようになりました。

 

思考を続けていたら、あるとき「全てが一つにつながる瞬間」ってのがあるんですよ。

絵を描いている方とか、楽器を弾いている方なら分かると思うんですが、「今までできなかったことが、あるとき急にできるようになる」みたいな、コツをつかむ瞬間がありますよね。

あれがまさに、脳の回路がつながって、一気に飛躍する瞬間です。

私は思考において、高校時代にそれが一度あり、独立後も何度かあって、最近でもプロット理論がつながるという経験がありました。

 

絵描きさんも、そういう「ぐっと描けるようになった瞬間」っていうのがあるんじゃないかと思います。

そんな風に、年代にかかわらず、ぐっと飛躍する時がある、ということですね。

だから少しぐらい下手でも、続けていたら急に飛躍することもあると。

 

まとめ

そんな風に、字のきれいさと記号的認識力は、相関性があるんじゃないかな、とも思ったりもします。

まあこれは私の仮説なので、あんまり信じないようにお願いします(笑

 

こういうのも、考えてみると面白いですよね。

アーティストやクリエイターにも、感覚脳タイプと、思考脳タイプの人がいそうだと分かりますし。

自分がどちらのタイプかを考えてみるのも、面白いかもしれません。

 

ということで、今日は「字がきれいな人は、記号的認識力が強いのではないか」という仮説のお話でした。

今日はここまで~。

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