最近、「女性向けのネタを書く→女性からのフォロワーさんが増える→女性向けの話題に触れるようになる→実例が女性向けになる→(以下繰り返し)」という謎のサイクルが生まれているんですが(笑
ってことで、今日も精神的なお話をしてみましょう。
「天職と出会ったときの話」って面白いですよね、というお話をしてみましょう。
「この作品と出会って、自分の人生が変わった」という例:チンさんの例
「この作品と出会って、自分の人生が変わった」っていうことって、あるじゃないですか。
そういうネタがいくつか見つかったので、いくつかご紹介してみましょう。
まずは最初の例。
シンガポールのオタク漫画家、日本をめざす(ComicWalker)
Webコミックなんですが、第5話がその「天職と出会った」というお話になります。
簡単にその過程を説明すると、作者であるチンさん(シンガポール人)は、幼い頃から本とか物語が好きだったと。
でも、典型的な「刺激に敏感な性質」で、幼い頃から人づきあいなんか全くできません。
人と向き合うだけで、緊張で頭が真っ白になってしまうわけですね。
ろくにしゃべることもできなくて、しゃべるときは単語で話すぐらいでしかできないと。
だから、幼い頃から友達は一人もいなくて、いつも一人でいたわけです。
でも、そういう「緊張で人と直接話せない」という人でも、「メールなら緊張しないので、書ける」ということは多いんですよ。
だから、デザイン学校に通っている時にインターネットと出会って、アメリカの作家さんとメールでやりとりをすることで、一つのコミック作品を仕上げます。
その後、チンさんは通っているデザイン学校で、クラスメイトに「これを見に行け!」と連れられて、ある映画を見ます。
それが、映画版「AKIRA」だったわけですね。
そして、初めて見たアニメに大感動して、「『AKIRA』のことで頭がいっぱいになって、帰り道の記憶がありません」というほどで。
そこから日本のアニメ(というかAKIRA)に興味を持って、日本に興味を持って、友人を頼りに日本に訪れて、そして漫画家へと向かってゆく……という流れになるんですが。
こういう、「その作品を見た後、帰り道の記憶がないほどにはまったこと」って素晴らしいですよね。
それは、ちょっとした友人の誘いから出会ったもので。
まさにこういうのが、人生を変えちゃうものなんですよね。
美容家、うすき友美さんの例
次の例も、ご紹介。
女性向けサイトのライターさんなんですが、この方の記事は「自由な働き方をする女性」というテーマで書かれていて、面白かったです。
その中から、特に印象深かった例を2つほどご紹介しましょう。
まずは、うすき友美さんの例を、ざっくりと。
なんとなくOLをしていたうすきさんは、あるとき、父親が沖縄からもらって帰った「月桃」というエッセンシャルオイルと出会います。
それを自分で使ってみて、そして友人にもプレゼントしてみると、敏感肌に困っていた友人から「これ欲しい! 商品じゃない? なら商品化して欲しい!」と感激されます。
そこで、うすきさんが思うわけですね。
「商品化されてない。でも、このオイルはとってもいい。じゃあ、どうするのか」
そこで行き着いた答えが。
「どうしよう、自分でやってみる……?」だったわけですね。
そうやって動き出して、今では「月桃」を元にした「ムーンピーチ」という商品を開発して、美容家としてその使い方を教えている……という流れになります。(実際にうすきさんの作ったビジネスがこちら)
そういう風に、「ちょっとした誰かからのプレゼント」から、道が開けることもあるわけです。
友人にプレゼントしたら喜ばれたけど、商品化されてない。
ここで、「なら、私がやる?」と行くところが素晴らしいですよね。
「誰もやっていない。だからダメだ」になるか、「誰もやっていない。なら、自分がやっちゃう?」になるか。
そこから、未来が開けていくということですね。
フラワーアレンジメントアーティスト、マミ山本さんの例
もう一つ、ハシバさんの記事から、マミ山本さんの例を、ざっくりと。
マミさんは親類がバラ園をしていて、幼い頃からバラに触れていたと。
でも、別にバラ関係の仕事をするわけでもなく、普通のOLになります。
そんなあるとき、ふと帰りに立ち寄ったフラワーショップで、「アフタヌーンティー」というバラを見て、衝撃を受けます。
そのシックな雰囲気に、「こんなバラが存在するなんて!」と驚いたと。
そして、「私は花が好きなんだ!」と気づくわけですね。
そこから、花に触れていたがために、そのフラワーショップに「無償でいいから働かせてください!」と申し出ます。
そして、「花ってすてき!」という情熱のまま突っ走って、「フラワーアレンジメントをする」という道を進み始めます。
こうして、フラワーアレンジメントを主柱とする、「花に関するビジネス」を仕上げていくことになったと。(実際にマミ山本さんが作ったビジネスはこちら)
こんな風に、「幼い頃に日常的に触れていたけど、忘れていたもの」が、大人になってふいによみがえることもあるんですよね。
そこから、未来が開けてゆくんだと。
まとめ
こういう事例に触れると、いつどこで「自分の人生を変えるもの」と出会うのか、分からないものですよね。
それはちょっとした誰かの誘いだったり、身近な人のお土産だったり、会社帰りの寄り道だったりするわけです。
実は、そういう人生を変えうるものというのは、意外と身近なところにあるように思います。
すると、その一瞬から、がらりと世界が変わっちゃうと。
これが分かれば、未来なんて結構簡単に変わっちゃうんだと分かって、希望を持てるんじゃないかと思います。
ということで、今日は「天職と出会ったときの話」って面白いですよね、というお話をしてみました。
今日はここまで~。