今日は、クリエイティブなお話です。
「○○家になりたい」よりも「好きなことをしよう」と考える方が、今の時代はうまくいきそう、というお話です。
「何の仕事をしているのか、一言では言えない職種」が増えている時代
昨日紹介したハシバナオキさんの記事、見ていて「こういう記事って、いいな」と感じていたり。
でも、「なぜそこをもっと突っ込んで書いてくれないんだ!」とかあって、不満もあるんですよね。
う~む、これは「なければ自分がやれってことなのか?」とか感じたり(笑
私も身近な漫画家さんとかに、こういうのを訊いてみたいかも(笑
まぁそれはさておき、ああいうフリースタイルで収入を得ている人を見ると、もはや「何の仕事をしているのか、一言では言えない」という職種ですよね。
例えば昨日紹介したうすき友美さんでも、スキンケア商品を研究開発している人でもあり、美容を教えている人でもあり、通販をしている人でもあるわけで。
また、こちらも昨日紹介したマミ山本さんの場合でも、フラワーアレンジメントを作って納品したり、フラワーアレンジメントの教室も持っていますし、通販もやっていて、ブログも書いていると。
もっと極端な例で言うと、小林ベイカー央子さんの場合、もう「何の仕事か分からない」っていうぐらい、いろんなことをやってるわけです。
実際に私も、作家と言えば作家かもしれませんし、写真加工技術などの研究者なのかもしれませんし、ブログを書いているのでブロガーかもしれませんし、クリエイターとも言えるかもしれません。
もちろん、無理にでも「私は作家です」とか「漫画家です」みたいに、「○○家です」と当てはめられないこともないんですが、最近はもうそんな区切りすら分からなくなってきているんですよね。
すなわち、そういう「職種」が定義できなくなるほど、収入を得る方法がたくさんできちゃったと。
「○○家」という職種ではない場所に、チャンスがある
だからある意味、今は「○○家」という職種ではない場所に、チャンスがあると言えるでしょう。
というのも、ほとんどの人が将来の働き方を考える場合、「職種」で考えますよね。
だから、ほとんどの人が「規定の職種」に向かいます。
でも、今は「職種で定義できない働き方」が生まれているので、ほとんどの人がここには参入しないんですよ。
すると、自然と「○○家」という既存の職種の競争率が上がって、逆に「職種で定義できない働き方」の競争率が下がると。
すると、スモールビジネスで稼ぎたい場合、今はフリースタイルの方が稼ぎやすい、と言えるんじゃないかなと思います。
「職種で定義できない働き方」イコール「時代に合わせた、より柔軟なビジネスモデル」と言えますからね。
今はフリースタイルの方が安定する
実際に、今のような変化が激しい時代には、そういうフリースタイルでいくつもの収入源を持っている方がいいようにも思います。
というのも、今は既に、会社の寿命や業界の寿命よりも、人の寿命の方がはるかに長くなった時代です。
昔あった呉服屋は98%ほど閉店していて、レンタルビデオ屋もなくなり、近所の八百屋や魚屋もなくなり、街角のたばこ屋も自販機に変わり、今では本屋すらなくなってきています。
技術分野でも、ポケベルショップはなくなり、PHSショップもなくなり、携帯電話ショップもなくなり、今では大手の通信会社だけですよね。
パソコンショップもなくなり、おもちゃ屋もなくなり、駄菓子屋もなくなり、町の景色はどんどん様変わりしてきました。
すると、たった3~5年ぐらいでその店や業種がなくなってしまう、ということすらあり得るわけです。
そのライフサイクルが、どんどん短くなってきたわけですね。
その上、流行であったり、メジャー向けなものほど寿命は短いので、もっとすぐに衰退することでしょう。
ニッチなものは、比較的長く続くんですけどね。
安定が欲しい場合、今は「長く続くもの」とか「いくつもの収入源がある」というスタイルの方がいい
ある程度の安定が欲しい場合、今は「長く続くもの」とか「いくつもの収入源がある」というスタイルの方がいいでしょう。
すなわち、ニッチな分野で、いくつもの収入源を持つ、というフリースタイルですね。
こういうのは「あなたの職種は何?」と言われても、よく分かりません。
「美容家のような、化粧品の研究者のような」とか、「フラワーアレンジメントアーティストのような、教師のような」とか、そんな風にうまく言えなくなっちゃうと。
で、うまく言えない人ほど、収入源が分散されているので、安定しているわけですね。
どーんと稼げる場所は、数年後にどーんと落ちるので、結構危ないんですよ。
多くの人が、どーんと上がると「ずっとこの好調が続く」と思いがちです。
で、ブームが去ったらどーんと落ちて、都落ちしていく……という悲劇が待っているんですが。
まあ、それもそれで一つの生き方なので、面白いとは思うんですが。
まとめ
そういう風に、スモールビジネスで独立してやっていきたい場合、「○○家」を目指さない方が、今の時代はうまくいくように思います。
それよりも、好きなことを有機的につなぎ合わせて、収益源をいくつも確保する、というスタイルですね。
美容が好きなら、教えてもいいし、商品を作って売ってもいいと。
花が好きなら、アレンジメントを作ってもいいし、アートとして展示してもいいし、教室を開いても、通販をしても、写真を撮ってブログで公開してもいいと。
もはや、収入の得る方法は、自由に組み合わせていいんですよね。
インターネットが登場する前までは、「多角化はダメだ。本業に専念しろ」が主流でした。
実際に、そっちの方が成長して、安定していました。
でも、これぐらい変化が大きくなった時代では、だんだんと「時代の流れに合わせて、身軽になった方がいいですよ」となってきたと。
そういう風に考えると、うまく自分なりのビジネスを作れるかもしれません。
ということで、今日は「○○家になりたい」よりも「好きなことをしよう」と考える方が、今の時代はうまくいきそう、というお話をしてみました。
今日はここまで~。