今日は精神的なお話です。
「平時は質素に、だけど逆境時は少し贅沢に」というスタイルもよさそう、というお話です。
コロナウイルス時、少し贅沢をしてました
私はどちらかというと、普段から質素に生きられるタイプなんですよ。
それはおそらく、未来をよく考えるタイプだからだろうとは思いますが。
で、今年前半でコロナウイルス騒動が起きた時、実はちょっと贅沢をしていたんですよね。
すなわち、「平時は質素に、だけど逆境時は少し贅沢に」という形にしていたと。
こういうのも、一つのスタイルかなと思います。
「人生、波があって当然」を基本とするスタイル
これはどちらかというと、「人生、波があって当然」を基本とするスタイルかなと思います。
ほら、よくあるでしょ、「調子のいい時は、油断しないように気を張れ。だけど調子が悪いときは、無理に気を張らずにゆったり動けばいい」みたいな教訓が。
それは、「人生では波があるから、波に合わせて生きればいい」という自然に合わせるスタイルかなと思います。
で、私の場合もそんな感じで、普段は質素にして、コロナウイルスが起きていたときはちょっと贅沢に過ごしてました。
それまでがっつり節約していたものをやめて、美味しいものを食べて、いろいろ投資したりして。
普通は、コロナウイルスで「やばい」と感じて、ぐっと引き締めたんじゃないかと思います。
すなわち、普通は「調子がいい時はガンガン進め。後は知るか」というスタイルなわけです。
でもその場合、勢いを作っているほど、一旦落ち始めると際限なく落ちるように感じます。
それは一時的な高得点を狙う場合はいいんですが、安定は作りにくいと。
だから、ガンガン借金して攻めていた絶好調の企業や人が、コロナウイルスで一気に破綻しまくっているわけです。
もちろん、落ちてもすぐに復帰できる程度の軽傷なら、じゃんじゃん攻める方がいいんですよ。
でも、安易に「大丈夫だろう、リスクなんて考えなくていいよ」みたいに身の丈を超えてやっていた場合、その反動は大きいと。
「逆境時に贅沢」は投資に向いている
で、こういう「平時は質素に、だけど逆境時は少し贅沢に」というスタイルは、投資に向いているように感じます。
普通の時、すなわち「みんなが調子がいい時」は、節約したり、資産をどんどん売ってスリムにしていくと。
そしてみんなの調子が悪くなった時は、お金をかけて、資産を買っていくわけです。
つまり、「高い時には売って、安い時に買う」と。
生活スタイルと投資スタイルがつながってるのが分かりますよね。
私はこういうやりくりが大好きなんですよ。
これはスーパーでの買い物でも同じで、野菜でも卵でも、安い時に買いたいと。
で、うまく保存しておいて、使う時にがっつり使って楽しむ、みたいな。
安い時にうまく買った例
それとか、以前に本で読んで、「安い時にうまく買った」という例で、印象深かった人がいました。
それはアメリカ人で、アメリカのニューヨークで同時多発テロが起きた時のことです。
その人は、ずっと「ニューヨークに一度行ってみたかった」という思いを抱えていました。
で、テロが起きた時、「これはチャンスだ」と思って、思い切ってニューヨークに旅行に行ったと。
なぜかというと、テロが起きて、当時は飛行機代もホテル代も、すっごく安くなっていたわけです。
そこでその人は、「警察もここまで警備していて、テロは何度も起きそうにない」と判断します。
それに、今回のようなコロナウイルスとは違って、「旅行しても安全だろう。むしろ警察が多くいるので、治安はより安全かもしれない」と分かったと。
そして旅行をすると、ホテルはお客がいないので大いに歓迎されて、無料で最高級の部屋にしてもらえて。
それとか、ブロードウェイのショーでも普段なら絶対に座れないような席に座れて、最高の満足を得られた、ということです。
これも、「うまく安い時に買う」という例かなと思います。
「見放された人を助ける」というスタイルと同じ
もっと言い換えると、これは「いつ人を助けるのが、もっともその人を救えるか」と考えるのと同じです。
多くの人が、「絶好調の人を助けよう」とするんですよ。
でも、絶好調の人を助けたところで、なかなか喜んでもらえませんよね。
それは、相手が有頂天で、困っていないからです。
でも、どん底に落ちた人に手を差し伸べると、少しのことで心から喜んでもらえるわけです。
だって、誰からも見放されて、孤独を感じて、泣いているんですから。
すると、そういう人を助ければ、ちょっとした優しさで大いに喜んでもらえます。
そしてその人が調子を取り戻して復帰すると、大きな謝礼が戻ってくると。
これも、生き方と投資がつながっていると分かります。
まとめ
なので、全部つながっているんですよ。
「平時は質素に、だけど逆境時は少し贅沢に」
「高い時には売って、安い時に買う」
「絶好調になった人からは離れて、どん底に落ちた人を救う」
全て、同じスタイルですよね。
で、私はこういうスタイルが好きなんだと。
だから、「スーパーでうまく買い物頻度を減らして、お金を節約するのが好き」とか、「質素なのも好き」、「人に喜んでもらうのが好き」という人ほど、長期投資が向いているんじゃないかと思ったりもするんですが。
無理にメジャーな流行について行かなくても、流行から外れることでも作れるものはあるんだと。
そして、誰かを助けることが好きな人ほど、こういうスタイルが合いそうにも感じたりもします。
もちろん、例えばコロナウイルスが広がっている時に「贅沢をしています」なんて言えないので、こういうのはこっそりやるといいかと思います。
ということで今日は、「平時は質素に、だけど逆境時は少し贅沢に」というスタイルもよさそう、というお話をしてみました。
今日はここまで~。