今日は、精神的なお話です。

雇われマインドと自立マインドの、「お金に対する考え方の違い」について語ってみましょう。

 

「お金をもらわなきゃやってられない」という発想

とあるところで、こういうツイートがあったんですよ。

それが、「これだけ作業しているんだから、これぐらいのお金をもらわなきゃやってられない」という内容でした。

 

こういう愚痴って、よくありますよね。

私の中では、商業系のイラストレーターでよく見かけるような印象があるんですが。

 

こういうメッセージを見ると、「雇われマインドか、自立マインドかが分かるよな」と感じたりもします。

 

雇われマインドの人は、仕事を「させられる」

雇われマインドの人って、「発注する相手」が起点になっていて、自分は「相手から仕事をさせられる側」という考え方なんですよね。

「自分が仕事をしている」ではなくて、「相手から仕事をさせられている」というとらえ方なんだと。

 

だから、相手の要求に従わなきゃいけないし、ストレスもたまります。

なので、そういう「こんなにもやって、なんでこれぐらいの給料なんだ」と愚痴も言いたくなるんだろうと思います。

ある意味、「私は正しいことをしているのに、正当な報酬を得られない、被害者側だ」という被害者意識が強い、とも言えるでしょう。

 

自立マインドの人は、「相手がクオリティを選ぶ」

一方で自立マインドの人は、「自分」が起点になっていて、「相手がこのクオリティで買うかどうかを判断している」という発想です。

あくまで「自分のクオリティ」が起点になっていて、「それを相手に分かち合っている」というとらえ方ですね。

 

だから、自分のやりたいこととか、方向性、クオリティは、自分で決められるんですよ。

それを、「相手が評価して買うかどうか」なので、買うかどうかは相手の基準になるわけです。

そして、自分のクオリティが高ければ相手も買うし、クオリティが低ければ買わない、というだけの話です。

 

すると、「売れるかどうかは、自分のクオリティ次第だ」と感じるようになって、自分の実力を磨くようになります

だから着実にレベルを上げてゆけるし、フィードバックを得てゆけて、結果として売れるようになるように思います。

 

雇われマインドは、奴隷と同じ

私の中では、雇われマインドというのは「奴隷と同じだな」と思っていたりします。

それは、言われたことしかできないからですね。

 

そしてそういう人は、「正しくやって、正当な報酬を得る」ということにこだわります。

というのも、自分にとっての貴重な時間や労働力を提供することで、自分は基本的に損失を得ているわけです。

すなわち、雇われマインドの場合、「労働」=「自分の大切なものを犠牲にして、犠牲に相応する対価を得ること」という感覚です。

 

だから、正当な報酬が得られないと「損をした」と感じるし、愚痴ります。

嫌なことをやって稼いでいると、やっぱりこういう感覚になるんですよね。

 

自立マインドは、「意味あること」をする

逆に自立マインドの人は、「自分や社会にとって、意味あることをやろう」と思っているように感じます。

「意味がある」とは、「価値がある」とも言い換えられるでしょう。

 

だから、「意味や価値を実現すること」が目的なので、手段は柔軟に選べます

すなわち、「正しくやる」という必要なんてないし、そもそも「正しい道筋」なんてないわけです。

ある意味、成果が大切になる、ということですね。

 

だから工夫して、挑戦できる

すると、どんどん工夫ができます

「無駄なことは、できるだけ効率化する方がいいよな」

「安価なものでうまく代用できるなら、そっちの方がいいよな」

そんな風に、いろいろと自分から考えて、改善できるようになるわけですね。

 

さらには、意味あることができるので、「労働をさせられる」というよりも、「挑戦する」という姿勢になります

それは、もしそれを実現できれば、自分にとって、もしくは社会にとって大きな意味ができるからですね。

 

だからこそ、失敗しても、リターンが得られなくても、愚痴ることはありません

それは、自分の意思でやったことだし、何より失敗しても、学べることがあるからですね。

「その手段はよくなかった」とか、「タイミングが悪かった」みたいに学べることで、次にはよりフィードバックを得た状態で挑めます。

すなわち、他人のせいにはしないと。

 

まとめ

そういう風に、雇われマインドと自立マインドとで、大きな差が出るように思います。

そして、私の中では、自立マインドの方が好きだったりします。

 

まぁ、もちろん「雇われマインドの方が好き」という人は、多いんですよ。

多いどころか、世の中の7~8割ぐらいの人は、そういう「自分で考えたくない。責任なんて持ちたくない。言われたことだけをしていたい」という人たちですからね。

 

それに、自立マインドになるには、自立する必要があるわけで、多少しんどいわけです。

「そんな自立なんて、しんどくて嫌だ。私は人形のように、何も考えずに踊らされて生きたいんだ」という人も、いるものです。

それはそれで、ひとつの生き方だろうと思います。

 

ただ、踊らされるのが嫌な場合とか、「これをしろ、あれをしろ」と押しつけられて苦しい場合は、自立する方がいいように感じます。

で、私は自立する生き方を選んだ、ということですね。

 

なのでそういう自由とか自立が好きな人ほど、そういう自立マインドを選べると、より気楽になれるし、うまく豊かさを作ってゆけるかもしれません。

 

ということで今日は、雇われマインドと自立マインドの、「お金に対する考え方の違い」について語ってみました。

今日はここまで~。

この記事をシェア:
Share