「あやえもさんのスピリチュアルなお話が好きです!」と言われて嬉しかったので、今日は、風水についてお話してみましょうか(笑
スピリチュアルと言っていいかどうかは分かりませんが、「風水」ってありますよね。
テレビや雑誌でも、よく「運気」とか「今日の運がよくなる方角」、「今日のハッピーカラー」とか、ありますよね。
そんな風水の、基本を説明してみましょう。
「風水」とは、「気」のこと
風水っていうのは、難しいものでも何でもなく、誰にでも「感じて分かる」ものです。
で、いきなり核心から言いますが、「風水」で一番重要なのは、「気」です。
「気の流れ」とか「気功」とか言いますよね。
もっと私たちに近いところでは、「元気」、「やる気」、「勇気」とかも全部「気」です。
そして、「病気」というのも、「気が病む」という意味の、東洋的な考え方です。
気が病むから、体に変調が出る、ということですね。
風水ではそういう「気」が一番重要で、ちょっと乱暴に言うと、これさえ分かっていればいいようなものなんですよ。
方角とか色とか、鏡とか、小物の場所とか、そういうのは重要度は低いものなんですよね。
で、その「気」とは何か。
私たちには、「気持ちがいい」と感じる場所と、「気持ちがよくない」と感じる場所がありますよね。
例えば、綺麗なリゾート地とか、砂浜とか、川辺とか、すがすがしくて気持ちがいいですよね。
神社とかでも、静かで美しい場所とかは、気持ちがいいものです。
でも一方で、例えば路地裏の狭い道とか、じめじめしていて、一昨日降った雨がまだしめっているような、そんな陰気な場所がありますよね。
それを分けるのが、「気」です。
「気」は、風のように流れるものと考えるといいでしょう。
例えば家の中では、玄関から風が入ってきて、部屋を移動して、反対側の窓か勝手口から出て行く流れになりますよね。
それが「気の流れ」です。
そういう「気が流れる部屋」って、空気が入れ替わるから、心地よいものですよね。
でも、例えば入り口が一つだけで、窓のないような物置みたいな、そういう気(空気)が流れない場所って、空気がよどんでいて、しけっていて、「陰気」になりますよね。
つまり、「気が適度に、うまく流れる場所ほど心地よくなる、いい場所」と言えるわけです。
気が流れないほど、じめっとしていて、陰気な路地裏みたいな居心地の悪い場所になると。
もう少し大きな視点で見てみましょう。
「気」というのは、風のように流れるものですが、少しだけ水のように重さも持っているようなものです。
ドライアイスよりも、もう少し軽いぐらいですかね。
だから、大きな視点で見ると、山の頂上から出た気は、尾根を伝って、麓へと流れ降りてくるように感じるものです。
家の中でも、例えば神棚とかは、気の流れのいい場所の、上の方に置きますよね。
「神棚からいい気が出ている」っていうのは、その気はなんかドライアイスのように、少しだけ重みを持って流れ出る、そんなイメージでしょ。
でも、窓があったりして風が吹けば、ふわっと舞い上がって窓から出て行くと。
風のように流れつつも、少しだけ水のように重さも持っている。
「気」とは、そんな「風」と「水」の性質を表したもの、だから「風水」と言うわけです。
風水とは、気のことなんですよ。
私たちは、無意識に「気」を感じている
で、私たちでも「なんかここ気持ちいい」っていう場所と、「ちょっとここ変」っていう場所の違いが分かりますよね。
家の中でも、町中でも、海辺でも、そういう場所は感じられるものです。
慣れると感覚が麻痺してしまうんですが、新しく入ったり、久しぶりに通ると、分かるものです。
大抵の家では、リビングは気持ちよくてくつろげますが、逆に日が差さないような物置はじめっとしていて、長時間いたくはないですよね。
他にも、ほんと微妙な違いも分かるものです。
海岸とかでは、ぱっと見でほとんど変わらないのに、なぜか実際に少し移動したら、「なんかちょっと変」って感じる場所もありますよね。
実際、海水浴場とかプールでもそういう場所はあって、「ちょっと変」、「ちょっと陰気」という場所は、ちゃんと人は少なくて、人口密度は低いんですよ。
で、逆に「気分がいいな」って感じる開けた場所、すなわち陽気な場所に、人は集まってますから。
そんな風に、私たちは無意識に「気」を感じてるものなんですよね。
そんな「気」の仕組みや考え方を言語化して体系化したのが、風水というわけです。
で、例えば家でも、気の流れのいい場所に建てましょうと。
家の中も、気の流れをよくしましょうと。
すると、陰気になることもなく、気分よく過ごせるので、元気になる、ということですね。
家の中で、気の流れをよくする方法
まあ今回は簡単に、家の中の気の流れをよくする方法を一つご紹介しましょう。
これをすることで、より元気になります。
その方法とは、「気の流れを妨げない」ということです。
玄関から風みたいな「気」が入ってきますよね。
で、その気がどんな経路で部屋を流れて、出て行くでしょうか。
玄関から入って、部屋を通り、開け放たれたドアを通り、反対側の窓から出て行く。
そういう流れを考えて、その気(風)の通り道には障害物を置かない、ということです。
その気の流れを妨げると、よどみができて、そこから陰気が生まれますよ、ということですね。
まあこれは直感で分かりますよね。
だいたい、家の中で「気が流れる道」っていうのは、「人が自然と移動する経路」ですから。
そんな人が移動する経路に、大きな障害物を置いたら、そもそも邪魔すし、遠回りをしないといけませんよね(笑
だから、そういう場所にはものを置かないと。
人間が自然と移動できるだけでも、動きやすくて活動的になりますよね。
すると、いい気分になると。
すっごく単純で、分かりやすいでしょ。
「整理整頓しなさい」ってことですから(笑
風水とか、なんか難しそうに見えますが、単純なことです。
テレビとかでは、なんか「八卦(はっけ)を使って方位を読み解く」とかパフォーマンスをしますが、あれはそうしないと見栄えが出ないからなんですよ。
それに、「風水師」って演出をするには、なんか難しそうなことを言っていた方が、「専門家だ」みたいに演出できますよね。
でもあれ、ただの演出ですから(笑
まとめ
本当の風水っていうのは、とてもシンプルで、私たちでもすぐに分かるものです。
「気の流れをよくしましょう」、「陰気な部分をなくしましょう」、「そのために、ものを置く場所を考えたり、場所を変えたりしましょう」ってことです。
その「気」を感じて、場を整える、ということですね。
だから、風水は占いとかではなくて、「心地よい場や環境を作り出すための体系」だと思えばいいでしょう。
風水では「気」が重要ですよ、と。
ほら、運でも、普通は「運勢(運の勢い)」と言いますが、風水では「運気(気の運び)」って言いますよね。
「気の流れ」を感じられるようになったら、風水は分かったようなものです。
で、その気の流れは、無意識では感じているものです。
なので、意識すればすぐに感覚で分かるものなんですよね。
ってことで、今日は簡単に風水についてお話ししてみました。
機会があれば、もう少し詳しく気についてお話しましょう。
今日はここまで~。