今日は、情報との付き合い方について語ってみましょうか。
暇つぶしのための情報に、精神力を消耗させないようにしよう、というお話です。
人の神経を逆なでするような記事やリツイート
SNSだと、よく人の神経を逆なでするようなタイトルの記事やリツイートがあるじゃないですか。
ああいうのって、共感性が高い人にとっては感情を揺さぶられやすくて、しんどいですよね。
でも、そういう人の神経を逆なでするような情報ほど、人は「重要だ」と錯覚して、拡散しやすいように感じます。
というのも、怒りは強い行動をうながしますからね。
なので、うまく「人を怒らせる情報」を作れるほど、記事が拡散するし、人に見てもらいやすくなると。
そういう記事には、重要なものは何もない
ただ、最近の私は、そういう人の神経を逆なでするような情報には、重要なものは何もないんじゃないか、と思うようになりました。
というのも、そういう記事ほど、「暇つぶしをしたい人向けの記事」になるからですね。
私たちがスマホやネットを使う場合、主に2つの用途があります。
一つが「必要とする情報を受発信すること」で、もう一つが「暇つぶし」です。
元々すべての技術は、何らかの目的を持って生まれます。
スマホや携帯電話、インターネットに限らず、テレビやラジオでも、最初は「必要な情報を得たり、情報を処理するため」という目的で生まれました。
暇つぶしほど、刺激的な内容になる
でも、それが便利になって一般大衆に広がると、それを「暇つぶし向け」に使われるようになります。
というのも、一般の「社会を維持すればいい」という大勢の人たちは、手軽な暇つぶしを求めているからです。
だから技術が浸透するほど、新技術を使った暇つぶしの使い方が出てきます。
その場合、暇つぶしは刺激的な内容である方が楽しいものです。
だって、「暇=刺激がない」だからですね。
そして、目的を持たない人ほど、感覚がニブい傾向にあります。
だから暇つぶし向けの記事ほど、刺激が強く、人の神経を逆なでするようなタイトルが増えると。
暇つぶし向けに、内容はない
でも、暇つぶし向けの記事だから、中身はほとんど意味がないんですよ(笑
「あなたにもこういう危機が迫っている。いつ起きるか分からない」みたいに言っていますが、冷静に考えてみると、全然そんなことはありません。
些末な出来事とか、何百万分の一のような滅多に起きないことを、あたかもいつでも誰にでも当てはまるように、重要な風に語っているだけですから。
つまり、「本当に重要なこと」と、「重要であるかのように見せかけたこと」は違うわけです。
これをごっちゃにしてしまうから、「暇つぶし向けのどうでもいい記事」を「重要だ」と錯覚してしまうように思います。
自分のビジョンや方向性に関連するかどうか
この両者を見分けるコツは、「自分のビジョンや方向性に関連するかどうか」でしょう。
「本当に重要なこと」というのは、「自分のビジョンや方向性に関連すること」です。
「これを実現したい」という場合に、この先にどういう問題や可能性があって、どういう対処をすればいいのか、という内容です。
そしてそういう重要な情報は、趣味や同業者でつながっている人が少しでもいれば、重要なものほどたいていは流れてきます。
だって、そういう同業者ほど、本当に重要な業界問題は周囲に広げますからね。
そしてその場合、「人の神経を逆なでする」ような形で書く必要はありません。
「これを使っている人は、こう変わるので注意しましょう」みたいに、事実がメインに出てきます。
もしくは、「こういう誰かを救うチャンスがある」という場合、チャンスや可能性という形で情報が来るでしょう。
どちらにしても、必然的に「タイトルを見て、神経を逆なでされる」ということはないと。
まとめ
この特性が分かると、人の神経を逆なでするような情報には、まず「自分にとって価値あるものがない」と分かるんじゃないかと思います。
それは、自分の方向性にも関連しないし、できることが何もないようなことばかりですからね。
「自分にできること、得意なこと」であれば、チャンスや可能性としてやってきます。
「できないこと、得意でもないこと」は、それが得意な人に信頼して任せればよくて、自分は自分が貢献できる部分に集中すればいいと。
どちらにしても、神経を逆なでする必要はありません。
ある意味、そういう「恐怖をあおり立てて、人を行動させよう」とするスタンスって、なんだか操られているようで嫌でしょ。
人を操ろうとする人ほど、恐怖をあおって、恐怖を元に人を動かそうとしますからね。
私の場合、安心を元に、できることとか、可能性を広げてゆきたいわけで。
なら、そういう「暇つぶし向けの情報は、得ても意味がない。むしろ目的を持って生きるタイプの人には、時間の無駄だ」と分かるんじゃないかと思います。
すると、うまく無駄な情報から距離を取れて、自分のできることに集中できるかもしれません。
ということで今日は、暇つぶしのための情報に、精神力を消耗させないようにしよう、というお話でした。
今日はここまで~。