今日も、精神的なお話です。
「これは本当に、自分の人生にとって必要なことか」と問いかけると、余裕を作りやすくなる、というお話です。
長期を重視すると、短期は犠牲になることが多い
私はどちらかというと、短期よりも長期目線を重視する人だったりします。
「今がよければいい。未来なんて知ったことか」というよりも、「これから少しずつ人生がよくなっていく。だから未来が楽しみ」という状態の方が、エネルギーを出せるタイプですね。
で、「長期的に未来がよくなっていく」と実感できるほど、安心できて、無駄なストレスもなく、好きなことに集中できて、心地よく生きやすくなると。
このブログを読んでいる人でも、そういう「今が苦しくても、未来がよくなっていくと実感できる方が、幸せを感じる」という人も多いんじゃないかと思います。
ただ、長期的に上昇させようとすると、やっぱり短期目線では負担がかかることも多いわけです。
実際に、私が言っている考え方とか手段って、とてもアバウトで、分かりにくいじゃないですか。
それは、「自分なりのスタイルを見つける」とか、「自分の個性を生かす」なんてことは、試行錯誤する必要があって、多くの失敗を乗り越える必要があるからですね。
でも、その短期的負担を乗り越えると、その先に長期的な安泰があることが多いわけです。
いやまぁ、実際は困難の連続ってことも多いんですが(笑
自分の個性に根付く気づきは、積み重なる
それでも、自分の個性に根付く、気づいたこととか、経験してきたことは、積み重なるんですよね。
なので、そういう個性に根付く気づきや経験をするほど、少しずつ個性を利用できるようになって、「自分は成長している。だから長期ではよくなる」と実感できるようになります。
ある意味で、「自分に備わっている機能を知っていく」と言えるでしょう。
みんな、最初は「自分」という意味不明な人体システムを与えられるんですが、説明書がないので、みんな自分にどんな機能があるのか分かっていないんですよ。
まぁ、個性のない人なら、周囲と同じに生きればいいんですけどね。
でも、個性の強い人ほど、周囲のような機能がなくて、なんか意味不明な挙動をする機能がついているわけです(笑
その機能の使い方を知って、自分を知ることで、自分というシステムをうまく使えるようになってゆく、ということです。
マニュアル的な方法論ほど、すぐに使えなくなる
一方で、世の中の稼ぎ方ノウハウとか見れば、とても具体的で、マニュアル的なんですよ。
例えば、「ここでこういうアカウントを作って、ここで仕入れて、こう文面を作って、こう売れば売り上げを作れますよ」とか、「ここで学べば、ここで受注できますよ」とか。
実際にそのマニュアルに従って動けば、収益を作れるし、楽なわけです。
だって、具体的であるほど自分は何も考えなくてすみますし、ただ指示に従っていればいいんですから。
でも、具体的であればあるほど、すぐに陳腐化して使えなくなります。
というのも、マニュアルに従えば儲かるような作業は、利益が出るほどすぐに人がまねしますからね。
それに、「多くの人を雇って、それをさせればいい」みたいに、体力勝負で稼ごうとする人も出てくるので、競争になってしまうと。
で、こういう「マニュアルに従う」という発想だと、どうしても短期目線のスパイラルにはまってしまいます。
「もっといいマニュアルはないのか」と探して、ますます考えなくなって、高額な情報教材を買うようになって、短期の繰り返しをしてしまうと。
だから、具体的なマニュアルを求めるほど、自分の特性が見えないし、考えなくなります。
それはそれで一つの生き方でしょうが、未来を考えるタイプの人ほど、こういう生き方はしんどくなるだろうな、と予想したりします。
試行錯誤をするには、余裕がいる
なので、私自身は「今は試行錯誤しているけど、それが長期目線ではよくなることだ」として、いろいろ試すことを重視しているわけですね。
ただ、やっぱり試行錯誤をするには、余裕がいるんですよ。
それは当然で、何度も失敗するので、その失敗分の余裕を確保しておかなきゃいけないと。
収益だってすぐに作れるとは限りませんし、うまくいくとも限らないわけで。
「これは本当に、自分の人生にとって必要なことか」
そういう場合、「これは本当に、自分の人生にとって必要なことか」と問いかけると、無駄なものを切り捨てられて、余裕を作りやすくなるように感じます。
例えば生活レベルを落としてお金を節約するのでも、時間を確保するのでも、「これは本当に、自分の人生にとって必要なことか」と問いかけてみるわけです。
すると、自分にとって優先度が低いことほど、手放すことを検討できます。
私の場合、見栄とか無駄な贅沢は、私にとってはさして重要ではありませんでした。
だから、ある時期から私は「立派に見られなくていいや」、「無駄な付き合いも減らそう」、「無駄な持ち物も、いらないや」と吹っ切れて、シンプルに生きるようになったり。
すると、生き方がシンプルになればなるほど余裕ができて、その余裕をやりたいこととか、試行錯誤、挑戦することに集中投入できたと。
「何なら手放してもいいだろう」と考える
言うなれば、「何なら手放してもいいだろう」と考えることで、現状を打開するための余裕を作れる、ということです。
裏を返すと、「何も失いたくない」と感じると、何も手放せなくなって、現状から出られなくなると。
あ、もちろん、作った余裕を短期目線のために使ったら元も子もありませんからね(笑
作った余裕は、試行錯誤のために使うと。
で、試行錯誤のためだから、できるだけ最初は低コストで試して、可能性が見えたら少しずつコストをかけていくわけです。
まとめ
そういう風に、「これは本当に、自分の人生にとって必要なことか」と問いかけると、余裕を作りやすくなるかと思います。
私たちは、個性が強いほど、自分の機能を理解できていないものです。
「周囲と同じようにしても、幸せを実感できない。ただ苦しいだけ」という場合、自分で考えて機能の使い方を知る必要がある、ということです。
確かにそういう試行錯誤とか「自分を知ること」って、短期的には負担だし、利益になりにくいものです。
個性のない人からすると、「そんなことするだけ無駄だろう。他の人と同じようにすればいいのに」と感じるでしょう。
それは、個性がないので、そういう模索をする必要がないからですね。
でも、個性の強い人からすると、そんな「周囲と同じように」では幸せになれないわけです。
だから、自分を少しずつ理解してゆくと、積み重なってゆくし、長期的にはよくなるんじゃないかと思います。
で、それが分かると、「試行錯誤するほど、自分を理解できて、未来は少しずつよくなっていく」と実感できて、エネルギーが出てくるかなと思います。
ということで今日は、「これは本当に、自分の人生にとって必要なことか」と問いかけると、余裕を作りやすくなる、というお話でした。
今日はここまで~。