今日は、考え方のお話です。

「メジャー向けの当たる、当たらないは、宝くじだと思えばいい」というお話です。

 

「なんでこんなレベルのものが売れているんだ」という不公平感

作品を作っている人なら、メジャー向けの作品を見ると、よく「なんでこんなレベルのものが売れているんだ」って感じることがあるんじゃないかと思います。

特に漫画とか小説とかでは、自分よりも文章や絵のレベルの低い人が投稿サイトのランキングに入っていたりしますよね。

それとか、作品のレベルが低いのに売れていたり、作者がメジャーな出版社からの支援を得ていたり。

他にも、自分と大差のないレベルの人がメジャーデビューしているのに、自分は鳴かず飛ばず、ということもあるかもしれません。

 

すると、「同じぐらいのレベルなのに、相手の方がレベルが低いぐらいなのに、なぜ自分の作品は売れていないんだ」と感じて、不公平感を持ったり、苦しくなるものです。

こういう感情に対して、どう対処すればいいのか、というお話ですね。

 

そこで、「メジャー向けの当たる、当たらないは、宝くじだと思えばいい」ということです。

 

メジャー向けは話題性があれば売れる

これは今までも結構触れていますが、実のところ、メジャー向けとニッチ向けでは、売るための戦略が変わります。

メジャー向けは話題性があれば売れて、ニッチはクオリティがあれば売れる、ということです。

 

まずはメジャー向けですが、メジャー向けは話題性があれば売れます

それは、世の中にいるほとんどの人が、さほどこだわりを持っておらずに、「作品そのものよりも、みんなと一緒に何かをすること」が好きだからですね。

多くの人は、恋愛物語も見れば、サスペンスも見るし、たまにはホラーやミステリーに触れたりして、作品そのものはさしてどうでもいいわけです。

 

むしろ、「みんなと映画の話で盛り上がる」とか、「一緒の話題に混じれる」ということの方が重要です。

なら、ランキングとか、今人気なものに触れることで、みんなとおしゃべりができて楽しめます。

 

メジャー向けでのクオリティは「話題性を作るための一要素」

多くの人がSNSのトレンドを見るのも、同じ構造です。

それは、多くの人がこれといったこだわりを持たずに、「みんなが話題にしていることに、自分も入りたい」から、トレンドを見ているわけです。

そして、それについてあーだこーだと語って、盛り上がりたいわけですね。

だから、メジャー向けになるほど、いろんな企業やメディアとタイアップして、みんなが話題にするようにしていると。

 

もちろんメジャー向けではクオリティも大切になりますが、メジャー向けにおいてクオリティは、「話題性を作るための一要素」でしかない、ということです。

あくまで、優先度は話題性、すなわち「多くの人が話題にして、触れられるような形にできているかどうか」です。

 

ニッチ向けほど、クオリティがあれば売れる

一方でニッチ向けほど、クオリティがあれば売れます

このニッチ向けというのは、こだわりを持っている人向けです。

「こういうジャンルが好き。もっと深く味わいたい」という風に、狭く深く味わうことを求めます。

だから、みんなと一緒にわいわいするよりも、自分が深く楽しめることを重視します。

 

なら、そういうニッチ向けほど、クオリティが重要になると分かります。

それは、こだわりを持っているので、クオリティが決定打になるからですね。

 

たまたま多く触れられたから、売れる上昇スパイラルに入る、という現象

すると、メジャー向けでは、自分よりもクオリティが低くても、売れることが多々あります。

それは、ちょっとしたタイミングによって、「たまたま多く触れられたから、売れる上昇スパイラルに入る」ということがありうるからです。

 

例えば小説投稿サイトでも、「最近読んでいた作品が、終わっちゃった。そろそろ新しいものを読もうかな」というお客は、常にある一定数はいるものです。

そして、そういう「そろそろ新しいものに触れようかな」という人は、日によってそれなりに数が増減します。

 

で、そういう「そろそろ何か、新しいものを」という人はよく、ランキングを見て判断するものです。

それは、「売れているものの方が、自分にも楽しめるだろう」という、それなりに合理的な判断基準があるからですね。

 

タイミングよく増えたことが、増える連鎖を作る

でも、たまたま最近連載を始めた作品で、たまたまそういう「そろそろ新しいものに」という人が増えた状態だと、たまたま読者数が増えます。

すると、メジャー向けほど、そういう風にタイミングよく読者数が増えることで、他の人も「読者数が増えているのか、なら読もう」と判断して、さらに読者数が増えるという、上昇スパイラルができます

 

だから、そういう作品がランキングにぽっと入って、人目につく場所にあるからこそ、さら人が入って、売れるようになると。

すなわち、クオリティよりも、タイミング的な要素が大きく影響することがあると。

 

もちろんクオリティが低ければ長期的には落ちていくでしょうが、ある程度のクオリティがあれば、それでぽーんと売れ続けることがあって。

だから、「同じぐらいのレベルなのに、むしろ相手の方がレベルが低いぐらいなのに、あの人の作品は売れている。でも、自分の作品は売れていない」という現象が起きます。

 

一発売れたのは、運の要素もそれなりにある

で、そういう「どのタイミングで参入するのが一番か」なんてものは、なかなか分かりにくいものです。

すると、メジャー向けでは「一発売れたのは、運の要素もそれなりにある」と分かるかなと思います。

 

私の中では、「一発売れるのは、運の要素もそれなりにある。だけど、売れ続けるには、クオリティが重要になる」かなと思ってます。

だから、一つの作品で判断するのではなくて、長期で判断すればいいかなと思います。

すると、メジャーでの一発ヒットは、「宝くじにでも当たったと思えばいい」と判断できて、他者への負の感情も手放せるかと思います。

 

一方で、もし純粋にクオリティ勝負をしたい場合、ニッチ向けを目指すといいでしょう。

ニッチ向けになるほど、純然としたクオリティ勝負になるので、クオリティを上げるほど結果が明快に出ます。

もしくは「話題性作りが苦手で、一発大きく売れることよりも、コンスタントに売れ続ける方がいい」としたい場合も、ニッチ向けでクオリティを確保するといいでしょう。

すると、一発はなくても、長期的に安定して収益を得られるかなと思います。

 

まとめ

なので、「メジャー向けの当たる、当たらないは、宝くじだと思えばいい」ということですね。

 

まぁ、もちろんメジャー向けでは、「この日はこういう大作の発売日だから、別の日にずらそう」とか、「この時期に出す方が、売れそうだな」とかいう戦略はあります。

でも、それも話題性を作るためのものでしかありません。

すなわち、メジャーでは話題性が重要で、クオリティはそれを実現する一つの手段でしかない、ということです。

 

すると、ニッチにはニッチの良さがあると分かります。

クオリティを確保するほど収益も安定するし、安定したファンもできるし、そういう仲のよいファンや仲間たちと一緒に楽しめます。

 

そういう風に、自分に合ったスタイルを選ぶと、よりうまくできるし、楽しめそうに思います。

 

ということで今日は、「メジャー向けの当たる、当たらないは、宝くじだと思えばいい」というお話でした。

今日はここまで~。

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