今日は、ちょっぴり作家向けな日記です。

ディズニーアニメ「美女と野獣」をもう一度見てみた、というお話です。

 

「美女と野獣」をもう一度見てみました

今作っているもので少し必要になったので、ディズニーのアニメ「美女と野獣」を見たんですよ。

今回、DVDレンタルとかじゃなくて、初めてAmazonビデオという、いわゆるオンラインでレンタルできる形で見てみました。

いや~、Amazonビデオ、素晴らしいですね。

うちはADSLなんですが、それでも快適に見ることができました。

 

この快適さを味わうと、もう二度とDVDレンタルはしないかと思います(笑

近所のDVDレンタル屋さんが閉店した意味が、ほんと分かったり。

 

「美女と野獣」は以前(5年以上前)にも2度ぐらい見たことあるんですが、改めて見ると、すごい作品ですね~。

もう最初から最後まで、泣きながら見てました(笑

 

1992年の作品なので、ストーリー理論はまだ全然確立されていない時代の作品です。

クリストファー・ボグラーの「神話の法則(Writer’s journey)」初版が出たのが1992年で、ストーリープロット用ソフトウェア「Dramatica」がアメリカでリリースされたのが1994年ですからね。

そう考えると、シド・フィールドの三幕構成が1979年に出たというのは、画期的だったんだろうな~と思うんですが。

なので、今の技術から見れば、構成のツッコミどころは多々あるんですよ。

でも、そんなのどうでもいいように感じるほどの、魅力的な王道展開なんですよね。

 

展開として言うなれば、三幕構成というよりも、序破急構成に近い構成法ですね。

全編を通して歌劇を意識しているので、舞台的な構成法なのかもしれません。

1時間半の作品で、第一幕に55分もかけていたりだとか、第二幕前半が10分も経たずに終わるとか、もうすごいことになってます(笑

だから、野獣と少女が仲良くなり始めたら、その10分後にはもう愛の告白しようとしているわけです(笑

でも、それでもしっかりと展開していますし、面白いんですよね~。

 

そういえば、「黒子のバスケ」も、あの作者は第二幕前半をばっさりと省略するタイプの人ですよね。

第二幕前半は、普通はサブプロットを使って構成するものなんですが、逆にそれはだれやすいと。

だから、ばっさりと短く構成しても問題ないよ、といういい実例のように思います。

中だるみしそうであれば、むしろ潔く簡単に終わらせるのもいいですよね。

 

まとめ

やっぱり過去の名作は、構成こそ突っ込みどころがあっても、いい作品が多いですよね。

「美女と野獣」はまさに名作の一つだな~と思ったりもします。

 

この「美女と野獣」の内容は、プロットの作りや王道展開を分析したものを、近いうちにWebで公開予定です。

なので、お楽しみに。

 

ということで、今日は「美女と野獣」のお話でした。

今日はここまで~。

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