今日は精神的なお話です。

「まじめな人は、どうすれば要領よく手を抜くことができるのか」、というお話です。

 

要領のいい米兵さんの光景

ちょっとした出来事があったので、ご紹介。

うちの窓から米軍基地の内部が見渡せるんですが、早朝にはよく米兵さんが列を作ってランニングしてるんですよ。

で、先日、たまたまその中で「この人は要領がいいな!」と思った人がいたんですよね。

 

それはどういう人なのかというと、12人ぐらいの分隊でランニングしていたんですが、だいぶゆっくりめのジョギングだったんですよ。

先頭を走っている隊長らしき人が何か語っていたので、ペースを落としながら、ありがた~い精神訓話でも話しながら走っていたんだろうと思います。

なんとなく、続いている隊員たちからは、うんざり系な雰囲気を感じられつつ(笑

 

で、その人は列の一番最後尾にいたんですが、その人は後ろに誰もいないことをいいことに、思いっきり歩いていたんですよ(笑

まさに、「やってられんわ」みたいなノリで(笑

 

そんな光景を見て、「この人は要領がいいな!」と思ったわけです(笑

誰も見てないから、歩いたって全然ばれないと。

もちろん、怒られない程度に、ですよ(笑

 

どうすれば、要領よく手を抜けるのか

嫌なこととか、「やってられんわ」みたいなことって、ありますよね。

そういう場合でも、私たちはついまじめに完璧にこなそうとしてしまうことがあるじゃないですか。

私がまさにそうなんですが、このブログを見ている人も、何でもまじめに完璧にこなそうとするタイプが多いかと思います。

先の米兵さんのように、なかなか「最後尾だから、歩く」ことができないタイプなんだと。

 

すると、嫌なことなのに頑張ってしまって、疲弊してしまうわけです。

さらにはそれで成果を出せなかったり、批判されたりしたら、もうがっくりきますよね。

嫌なことは、頑張れば頑張った分、ダメだった場合にはショックは大きくなるわけで。

じゃあ、どういう考え方をすれば、要領よく手を抜けられるのか、ということです。

 

手を抜くよりも、むしろ「自分なりの生き方」に真剣になる

結論から言うと、「自分なりの生き方」に対して真剣になればいいかと思います。

普通、要領よくしようとすると、「どうやって手を抜くか」ということを考えるものです。

でも、私たちみたいなまじめなタイプは、手を抜くことを考えると、「人生の質」が落ちやすいんですよね。

 

それならいっそ、もっとまじめになることで、要領をよくすればいいわけです。

それが、「自分なりの生き方」に真剣になる、ということです。

そうすれば、「他人が言うこと」よりも「自分の価値観」を大切にしますからね。

 

例えば私の場合でも、会社勤め時代、飲み会とかはほぼ全て断っていました。

それはのらりくらりとかわしていたのではなくて、むしろ「真剣に、ばっさりと切り捨てていた」という感覚です。

だって、当時の私は「独立して生きる」ということに真剣になっていたので、少々のことはばっさりと切り捨てられたんですよね。

同じように、今は「ただ『在る』だけの生き方」をしているので、「しんどいことはやめよう」と、ばっさり切り捨てることができていたりします。

 

まじめな人は、「世間の教え」は聞かなくていい

よく言うことですが、世の中には「他人を変えようとするタイプ」と「自分を変えようとするタイプ」が8:2ぐらいの割合で構成されています。

だから、世の中の教えは基本的に、メジャーな「他人を変えようとするタイプ」に向けたものなんですよ。

 

で、「自分を変えようとするタイプ(まじめなタイプ)」が、そういう「他人を変えようとするタイプ」向けの教えを受けると、全くの逆効果になることがほとんどです

例えば「まじめにやれ」とか「怠けるな」、「この会社でダメなら、他に行ってもどれもダメ」、「最低3年は頑張れ」、「本気でやれば何でも好きになる」とか言うじゃないですか。

でも、自分を変えようとするタイプは、常にまじめに取り組みますからね。

手を抜くことを知らずに、常に全力です。

 

「社会の教え」につぶされない

だから、そういう人が「頑張れ」とか言われると、極限まで自分をすり減らして適応しようとするんですよ。

このブログを見ている人は、まさにそういうタイプでしょ。

 

一方で、「他人を変えようとするタイプ」の人は、自分は何も変えずに、人を否定して変えようとするわけで。

なら、そういう「他人を変えようとするタイプ」の中で、一人だけ「自分を変えようとするタイプ」がいたら、もう地獄を見るのは目に見えています。

周囲からの(ほぼ無責任な)批判や要望に、真剣に自分を変えようとして、身が引き裂かれるような思いをしていくと。

それは会社であろうと、学校であろうと、家庭であろうと同じです。

 

まとめ

なので、まじめなタイプの人は、手を抜くよりもむしろ「自分なりの生き方」を考えれば、要領の良さは生まれてくるんじゃないかと思います。

要領よく生きようと思うと、どうしても「どうやって手を抜くか」を考えがちです。

でも、それだと自分の生き方に対するパフォーマンスが落ちるんですよね。

 

それならむしろ、むしろ「他の人の要望」よりも、「自分の生き方」に対してもっとまじめになることで、必要ないことはばっさりカットできるかと思います。

真剣になればなるほど、どうでもいいことは、ばっさりと切り捨てられます。

ダメでも納得できますし、立場が悪くなっても受け入れられます。

すると、だいぶ楽に生きられるようになるんじゃないかな、とも思います。

 

ということで、今日は「まじめな人は、どうすれば要領よく手を抜くことができるのか」、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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