今日は精神的なお話です。
「ものがよければ、後はファンが支えてくれる」、というお話をしてみましょう。
誤字脱字だらけの中華料理メニュー
今日も今日とて、興味深いツイートを見つけたので、ご紹介。
チヤーヘンで死んだ笑 pic.twitter.com/btRUCzYUwd
— やす☆ (@yw0009) October 25, 2017
新規にオープンした中華料理店のメニューなんですが、誤字脱字だらけで面白いですよね。
ラーメンが「うーメン」になっていたり、ビールが「ビーノレ」になっていたり、チャーハンが「チャーヘン」になっていたり(笑
私は一番下の「すぐ帰れ」で思わず笑ってしまったんですが(笑
おそらく、自動翻訳を使わずに、店の人が手作業で翻訳、入力したんだろうと思います。
自動翻訳なら、少なくとも奇抜な誤字脱字はなくなりますからね。
いいものを提供していれば、後はファンが支えてくれる
でも、海外進出とか新たな進出をする場合って、こういうノリの方がいいようにも思います。
すなわち、最初は言語がボロボロでも、いいものを提供していれば、後はファンが支えてくれるんですよね。
この店の人をイメージしてみると、おそらく日本語のバックアップがほとんどない状態で、中国から日本にやってきて、店を開いたことが予想できます。
もちろん、開店までは同業の人に手伝ってもらったのかもしれません。
でも、その手続き以降は、日本語がほとんど分からない中で、全部自力でやらなきゃいけないわけで。
ひらがなとカタカナの区別も分からない状態なので、日本語はほとんど分からないと思っていいでしょう。
それで、この店の人は、PCの扱い方もよく分からない人だろうと推測できます。
もし分かっていれば、自動翻訳を使ったり、写真を追加することで見やすいメニューを作れますからね。
でも、メニューはMSゴシックで、ごく簡単な体裁だけでメニューを作っている程度で。
おそらく自分で辞書を引いて、見よう見まねでワープロソフトを使って、印刷したんじゃないかと。
最初は最低限だけ通じればいい
でも、こういうのは最低限だけ通じればいいんですよ(笑
私たちでも、こんな不完全な日本語を見せられたとしても、なんとなく内容は分かりますよね。
もしメニューに画像とか図を使っていれば、もっと通じることでしょう。
なら、少なくとも注文を受けることができますし、たいていは好奇心を持った人が注文してくれるんですよ。
で、そこでしっかりとしたクオリティのものを提供できれば、必ず一定量の固定客やファンができます。
すると、後はファンの人が支えてくれるようになるんですよ。
それは、ファンになるほど「こんなにもおいしいのに、このメニューはもったいない」と感じるようになります。
そして、「ここはこうすればよくなるよ」、「ここはこうやると、正しい日本語になるよ」と、親切心で教えてくれるわけです。
そうしてフィードバックを重ねて、メニューとか環境をよくしていけるわけですね。
それに、そういうツッコミを入れてくれる人って、たいていが自分でメニュー作成ができる人なんですよ。
だから、「ラーメンの無料券5枚差し上げますので、作ってもらえませんか?」とかお願いもできるわけで。
すると、その店のファンであるほど、「自分もこの店のよさに貢献できる」と分かって、喜んでやってくれます。
私たちが「中華料理店の店主側」になる
なら、今度は私たちが、そういう「中華料理店の店主側」になる、ということもできるわけです。
中国はここ数年、どんどん国内消費が限界に来ている状態です。
なので、やはり行動力がある人ほど、積極的に外に出て切り開くことができるんですよね。
私たちも、そういう勇気とか姿勢は、どんどん参考にしていいように思います。
これからは、今まで以上にグローバルな時代になっていきます。
なら、海外とか異文化の方向に出る場合、「伝わればいい」と割り切るのでいいように思います。
最初から正確性なんか必要なくて、それは走りながらフィードバックしてゆけばいいと。
むしろ、この中華料理店の店主のように、思い切って外に出るぐらいの勇気とか行動力の方が、重要な要素になるようにも思います。
まとめ
そんな風に、「私はこれで、他者を感動させられる」というコアさえあれば、後はどうにでもなるように思います。
最初はボロボロな言語でも、伝わりさえすればいいんだと。
で、自分のコアとなるもので感動させさえすれば、ファンができます。
後は、ファンが喜んでフィードバックしてくれたり、協力してくれるんですよね。
これは海外に出る場合だけでなく、他業界に進出する場合でも、新たなスタイルを試す場合でも同じです。
最初は見よう見まねでいいんだと。
で、その中で、自分なりの世界観や味わいを提供すればいい、ということですね。
すると、じゃんじゃん新たな世界、新たな分野、新たなスタイルで行動できるようになります。
これが分かれば、どんな分野でも、どんなスタイルでも、着実にファンを作って、利益を出せるようになるかと思います。
ということで今日は、「ものがよければ、後はファンが支えてくれる」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。